カフェイン中毒の大半は眠気防止薬錠剤!市販薬を使う時の注意点は

日本でカフェイン中毒の死者が初めて出た2015年にdrink_energyエナジードリンク

カフェイン中毒と摂取量の関係は?死なないための注意点

という記事を書いたのですが、最近のニュースで
「カフェイン中毒」の国内での救急搬送が、2013
年度以降急増しているというのです。

日本中毒学会の調査によると、2011年度からの
5年間で救急搬送された101人のうち7人が心停止、
うち3人が死亡したとのこと。

この中の1人は2015年に初めて死亡した人ですね。
それ以後2人死亡したことになります。

これらはデータに含まれていない施設や、現場で
すでに死亡していた症例は含まれていないので、
氷山の一角だと言います。

カフェイン中毒の大半は眠気防止薬の錠剤が原因
で市販薬を使用する人は十分注意するようにと
書かれていました。

どのように注意したらいいのかと思い、調べてみました。

(ソース:眠気防止薬に注意!「カフェイン中毒」治療は血液透析で濃度改善
2017.7.13 zakzak夕刊フジ)

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◆眠気防止剤とは

どうしても眠ってはいけない場合に使用する薬で、大半は
中枢神経系を興奮させる作用のあるカフェインを主成分
としており、それ以外はカフェインの効果を助ける役目として、
ビタミンB1、B12やタウリンが含まれています。

カフェインは飲んでから30分以上経たないと効果が出ないので、
必要とする時間の30分以上前に飲む必要があります。

市販のカフェイン含有の眠気防止薬には、錠剤・顆粒・ドリンク
・ドロップなど、さまざまな形状がありますが、持ちやすく飲み
やすいのと価格が安いせいか、錠剤が一番多く使用されている
ようです。

なお、眠気防止剤は、一般的には医師に処方はしてもらえません。
睡眠障害やナルコレプシーと診断された場合には処方されるかも
しれないですが。

◆市販薬は注意して使用しなければならない理由

市販薬は簡単に購入することができ、薬剤師などに特に注意などされ
ませんから、眠気防止剤の危険性を知らずに飲む人が多いと思います。

それで市販薬は注意する必要があるのですね。

一番注意するべきは、カフェインの量です。

1時間以内に体重1Kg当たり6.5mg以上のカフェインを飲むと半分程度
の人が急性カフェイン中毒になると言われています。

体重50Kgの人なら 6.5mg×50=325mg
体重60Kgの人なら 6.5mg×60=390mg です。

概略、成人のほとんどが急性カフェイン中毒になるのは1~2時間内
にカフェインを1000mg(1g)以上摂取した場合です。

致死量は5~50gとされていますが日本では3gから死亡しています。
体格の差によるようです。

 

❖市販の眠気防止剤のカフェインの量

市販の眠気防止剤はコーヒーや紅茶を飲むのと違って、カフェインの
量が多いのです。

ドリップコーヒー1杯(150mℓ)のカフェインの量は、90mgなのに
市販の眠気防止剤のカフェインの量は1回服用分で、

錠剤タイプは 93~186mg、顆粒タイプ 200mg、
ドリンクタイプ150~250mg、ドロップタイプ 167mg

となっています。

❖清涼飲料水(エナジードリンク)のカフェインの量

エナジードリンクなどの清涼飲料水も、気軽に飲まれて
いるようですが、

1本分のカフェインの量は、80~150mgもあるのです。

市販の眠気防止剤と、エナジードリンクを一緒に飲むと
最高でカフェイン量が400mgになり、急性カフェイン中毒
の危険が生じます。

日本で最初にカフェイン中毒で死亡した九州の男性は、
深夜業務につくため、エナジードリンクの他にカフェイン
の錠剤も飲んだと推定され、全部で3000mg(3g)の
カフェインで死亡したとのこと。

エナジードリンクには1本50mℓの中に150mgのカフェインを
含むものがあり、3本(150mℓ)飲めば、450mgのカフェイン
を飲むことになります。

エナジードリンク150mℓだけでも急性カフェイン中毒になる
危険があるのです。

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◆それ以外に注意すべきこと

❖カフェインの効果時間

カフェインの効果が一番発揮されるのは、摂取後約1時間で
血中濃度が最高になる時です。

それから徐々に下がり、4~6時間後(半減期)に濃度が半分
になります。

コーヒーを飲んだり、エナジードリンクを飲むのは半減期を
過ぎてからにしましょう。

でないとカフェインを過剰に摂取してカフェイン中毒になる
危険があります。

つまり、複数の眠気防止剤を併用したり、規定以上服用したり
カフェインを含む飲料(コーヒー、紅茶、緑茶など)を
眠気防止剤と同時に飲んだりしてはいけません。

❖カフェイン中毒の症状

激しいおう吐、動悸、興奮、過呼吸など
※重症例では不整脈(心室細動)を起こし、心停止、
死亡することもあります。

治療は、血液透析をしてカフェインの血中濃度を急速に下げます。
4~5時間で、症状はだいたい改善します。

カフェイン中毒の症状が見られたらすぐに救急車を呼びましょう。

水が飲めるぐらいの軽症の場合は、水を飲んでカフェインをうす
めれば、症状が落ち着く場合もあります。

❖胃酸過多、胃かいよう、心臓病のある人

眠気防止剤は胃酸過多、胃かいよう、心臓病のある人使用不可
になっています。

カフェインの刺激により胃液分泌が増大するため、胃酸過多や
胃かいようの症状が悪化する可能性があるからです。

またカフェインはアドレナリンを発生させるため、心臓の機能
に影響を与えるため、心臓病の人も使用できません。

❖15歳未満の子供は使用不可

子供はカフェインの過剰摂取で、重篤な副作用を受けやすい
ため禁止されています。

❖風邪薬にもカフェインが

風邪薬にもカフェインが含まれていることがあり、最高で
500mgのものもあるそうです。

そういう場合は、眠気防止剤と風邪薬を併用してはいけません。
カフェインの量を確認しましょう。

◆まとめ

最近増えているカフェイン中毒の大半が、市販の眠気防止剤
が原因というニュースに驚きました。

筆者は、エナジードリンクが自動販売機で売られるように
なったせいだと思っていたからです。

エナジードリンクだけでカフェイン中毒になるのはあまり例
がなく、夜勤労働者などがそれに加えて眠気防止剤を服用
するのでカフェイン中毒になるようです。

まずは、眠気防止剤を規定通りに服用すること。
エナジードリンクを併用するのはやめるべきですね。

その他には、胃酸過多、胃かいよう、心臓病のある人、
15歳未満の子供は眠気防止剤を使用してはいけません。

最後に、風邪薬にもカフェインが含まれている場合が
あります。
眠気防止剤とは併用しないようにしましょう。

これらを守って、自分の健康と命を守りましょう。

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