がん検査血液一滴で13種類の早期発見!8月臨床研究開始3年後実用化

がんを早期に発見できる、新しい検査方法が開発
されました。

13種類ものがんを、たった血液一滴から早期発見
できるという画期的な検査法です。

開発したのは国立がん研究センター(東京都)
などで、来月(2017年8月)から臨床研究を開始
して、早ければ3年以内に国に事業化の申請を
する予定とのことです。

一度に複数の種類のがんを早期発見できる検査法
はこれが初めてで、実用化すれば、検査がより
簡単になり、

いくつものがん検診を受けなくて済むので時間も
身体の負担も減ることから、検査を受ける人も
増えて、がんの早期発見がより簡単になり、
がんで死亡する人も減少することでしょう。

一方、あまりに早期発見できるので、しなくても
良い治療を受けることになるのではないかという
心配もあるようです。

どんな検査方法なのか調べてみました。

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◆検査できる13種類のがんとは

1.胃がん
2.大腸がん
3.食道がん
4.膵臓がん
5.肝臓がん
6.胆道がん
7.肺がん

8.乳がん
9.卵巣がん
10.前立腺がん
11.ぼうこうがん
12.骨軟部腫瘍
13.神経膠腫(こうしゅ)

※今まで早期発見が困難だとされ、発見された時は手遅れだった
膵臓がんが早期発見できるのは、画期的ですね。多くの膵臓がん
患者さんが救われることになると思われます。

◆どうして血液一滴で13種類ものがんがわかるのか

❖マイクロRNAでわかる

この検査法では、遺伝子を抑制したり、発現したりして調節する働
きをする微小物資・マイクロRNA(miRNA)が鍵になります。

マイクロRNAの機能は、その他に、細胞増殖・分化やアポトーシス
(細胞の自然死)における遺伝子制御など多岐にわたり、まだ全貌
は解明されていないのですが、

がんに関するマイクロRNAは、大きく2種類に分けられ、がん遺伝子
に働いて、がん抑制遺伝子のような働きをもつマイクロRNAと、

逆にがん抑制遺伝子に働いて、がん遺伝子のように作用する
マイクロRNAがあるそうです。

このようなマイクロRNAは、細胞から血液中に分泌され、がん細胞
のそれぞれと、正常細胞とではマイクロRNAの種類が異なり、
一定期間分解されないとのこと。

マイクロRNAは動植物の細胞の中に広く存在し、ヒトだけでも
2000個もの種類があると考えられています。

この性質を利用して、それぞれのがんと正常細胞とを特定する
のが、今回の新しいがん検査方法なのです。

❖固有のマイクロRNAを特定

国立がん研究センターや検査技術を持つ東レなどが、がん患者ら
約4万人の保存血液から、上記の13種類のがんで、それぞれ固有
のマイクロRNAを特定したのです。

血液1滴で、がんの「病期(ステージ)」が比較的早い「1期」から
すべてのがんで95%以上の確率で診断できたといいます。
乳がんは97%の高確立で診断できたそうです。

※乳がんが97%の確率で診断できるなら、現在問題になっている
区別しにくい乳房の石灰化とがんも見逃す心配がなくなりますね。

◆これからの課題

❖保存血液ではなく新しい血液を

固有のマイクロRNAの特定試験では、試験データの数が4万人と
多いため、保存血液で試験したようですが、保存血液ではマイクロ
RNAの質が変化する可能性もあるため、

臨床研究では患者や健康人約3000人から提供してもらった新しい
血液を使うとのこと。

❖がんのステージや特徴

現在はまだがんのステージや特徴が血液検査ではわからないので
やはり、詳しいことは再検査が必要になります。
将来はそれらがわかるようになると良いですね。

❖早期すぎる治療

あまりにも早期にがんが発見されると、自然治癒を妨げて、無駄
な治療をする危険性があることも心配です。

進行性のがんなのか、良性の腫瘍なのか、識別する方法も開発
する必要がありますね。

(ソース:血液1滴、がん13種早期発見…3年めど事業化
YOMIURI ONLINE yomiDr.
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170724-OYTET50018/)
がんとマイクロRNAの深い関係
http://blog.gannoclinic.jp/97/ 医療法人輝鳳会)

❖検査費用は

2017年7月25日のモーニングショーによると、この検査費用は
最初のうち2万円前後になる見込みとのことです。

ちょっと高いと思われますが、13種類ものがんを一回で検査
できることを考えると、仕方ないかなとも思われます。

費用も今後の課題ですね。

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◆まとめ

たった血液一滴で13種類ものがんの早期発見ができるという
いままでにない、画期的ながん検査法について、調べました。

がんの種類別に検査をする必要がなく、簡単なので、検査を
する人も増え、早期発見により、早期治療ができて、がんで
死亡する人は、大幅に減少すると思われます。

一滴の血液で13種類ものがんを発見できるのは、動植物の
細胞に広く存在する多種類のマイクロRNAが血液に
分泌され、そのマイクロRNAを識別することにより、がん
の種類と正常細胞を特定できるからです。

今後の研究により、さらに多くのがんを識別することが
できるようになることでしょう。

その反面、あまりにも早期にがんが発見されて、身体に害
になるような治療が行われることも心配です。

進行がんと良性腫瘍との区別はまだ困難とのことですので
一日も早く、そちらの研究も進めて欲しいですね。

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