頭痛薬ロキソニンの重大な副作用!腸閉塞が起きる仕組と可能性は?

medicine_jozai_set錠剤若い女性は頭痛持ちの人が多く、皆気軽に
市販の頭痛薬ロキソニンを頻繁に服用して
いるようです。

しかし、その頭痛薬ロキソニンについて

厚生労働省がロキソニンの「重大な副作用」
の項目に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」つまり
「腸閉塞」を追記するよう指示を出しました。
2016年3月22日のことです。

腸閉塞とは穏やかではないですよね。
ロキソニンでどうして腸閉塞が起きるのか
またその可能性は高いのか調べてみました。

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◆ロキソニンで腸閉塞が起きる原因は

なぜロキソニンで腸閉塞が起きるのかを考えた時、ロキソニンが
人体に及ぼす影響が原因になると思われます。

そこで、ロキソニンの作用と副作用について調べてみました。

❖ロキソニンの作用

ロキソニンは腫れや痛み、発熱を引き起こすプロスタグランジン
という物質が体内でつくられるのを妨げて、炎症や発熱を抑えます。

この薬の仲間は「非ステロイド抗炎症薬(NSAID)」と呼ばれ、ロキ
ソニン以外にも多くの種類があり、様々な痛みに使われています。

ロキソニンは主に、生理痛、腰痛、頭痛、歯痛、風邪(上気道炎)の
ような日常的な痛みや発熱・炎症を抑える目的で使われています。

だから若い女性に愛用されているのですね。

それ以外にも関節リウマチ、変形性関節症、肩関節周囲炎、
頸肩腕症候群などの症状の消炎・鎮痛や、

手術後、外傷後、抜歯後の鎮痛・消炎、急性上気道炎
(急性気管支炎を伴う風邪を含む)の解熱・鎮痛などにも、
広く適応できる、便利な抗炎症薬なのです。

※非常に多くの炎症・発熱に効果があるのですが、主な作用は
プロスタグランジンの抑制作用だけですから、これが直接腸閉塞の
原因になるとは思えませんね。

❖ロキソニンの副作用

ロキソニンの主な副作用は、消化性潰瘍・胃腸出血、血液異常、
肝障害、腎障害、アスピリン喘息などがあります。

このうち、血液異常、肝障害、腎障害は長期に飲んでいればどの
薬にもおこるもので、ロキソニン特有の副作用ではありません。

アスピリン喘息は、同じ仲間であるボルタレンやバファリンなど
の「非ステロイド抗炎症薬(NSAID)」に対するアレルギー症状
です。

非ステロイド抗炎症薬(NSAID)で一番多い副作用は、消化性潰瘍
や胃腸出血です。

消化性潰瘍は、胃や十二指腸に多く見られますが、小腸や大腸に
も起こります。

消化管全体に生じる消化性潰瘍の割合は0.05~0.1%未満と報告
されていて、それほど多くはありません。

❖腸閉塞の原因になるもの

上記の作用と副作用から考えて、腸閉塞の原因は、消化性潰瘍や胃腸
出血以外には考えられませんね。

◇胃潰瘍(いかいよう)の三大合併症

胃潰瘍の三大合併症に次のものがあります。

  1. 出血性胃潰瘍 :下血、吐血(下からも上からも出血します)
  2. 幽門狭窄(ゆうもんきょうさく):潰瘍が直ったあとにできる
    かさぶたのようなものがしこりとなり、幽門部(胃と十二指腸
    をつなぐ部分)がせまくなり、食物が通らなくなります。
  3. 穿孔(せんこう):潰瘍がひどくなり、深くなることで胃に
    穴が空くことです。多くの場合、急性腹膜炎を発症し危険です。

※腸閉塞になるとしたら、2.の幽門狭窄が腸で発症した場合に
は起こるかもしれませんね。

腸にできた潰瘍が治ったあとにできたかさぶたが膨らんで、食物
の通りが悪くなるのは、考えられなくもないです。

手術後にできた傷あとが膨らんで腸閉塞になるケースは聞いた
ことがありますが、ロキソニンの副作用で腸閉塞になるという
のは今回初めて知りました。
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◆ロキソニンで腸閉塞になる可能性

厚生労働省は、2012年以降4年間に、医療用ロキソニンなどに含
まれるロキソプロフェンナトリウム水和物という成分を摂取した
5人が腸閉塞になり、因果関係が否定できないため、ロキソニン
の副作用に追加したとのことです。

否定できないからという理由で、はっきり腸閉塞になること
は分かっていないようです。

医療用で処方される薬の上位に入るロキソニンですし、市販の
ロキソニンS(第一三共ヘルスケア)でさえ、4年間で3600万個
も販売されたといいます。

4年間で5人というのは他の副作用に比べて多いとは言えないでしょう。
それほど心配することはないと思われます。

それよりは、消化性潰瘍や胃腸出血に気を付けていれば、腸閉塞
になる可能性は少ないでしょう。

◆まとめ

ロキソニンの副作用に「腸閉塞」が加わったと知り、心配に
なりましたが、消化性潰瘍や胃腸出血に注意していれば、

腸閉塞になる可能性はかなり低いことが分かりました。

また解熱鎮痛剤は最近プロドラッグ化されていて、身体に薬が
吸収される前の段階では、胃腸を刺激して潰瘍を起こすことは
なくなりました。

従って、身体の中に吸収されて、血液中に入り、全身を巡るときに
作用が現れ、胃腸にも行きわたるときにだけ消化性潰瘍などの
副作用が起こるので、以前よりはかなり副作用が減少している
のだそうです。

したがって、それほど心配する必要はなさそうですが、長期に
服用する場合は注意した方が良いですね。
どんな薬にも副作用はありますから。

❖参考文献:重大な副作用、ロキソニンで腸閉塞が起こる可能性は?
(ヤフーニュース)
お薬辞典【ミナカラ】https://minacolor.com/drugs/

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