夜抜きダイエットの方法と効果!日野原先生の昼抜きも考察実践した!

またまた新しいダイエット法が紹介されました。thumbnail_waist_woman.jpgウェスト

米医科大学の研究で、「1日1~2食で夜は絶食」
するとやせるという方法だそうです。

それができれば、誰でもやせそうですが、できる
のでしょうか。

筆者自身はずっと適正体重で、ダイエットには
興味がなかったのですが、夫の肥満が進んで、
メタボが心配になり、ダイエットの必要性を感
じるようになりました。

「夜抜きダイエット」とでも呼べるこの方法の
題名を見たとき、あこがれていた日野原重明
先生の昼抜きダイエットを思い出しました。
どちらが良いか考えてみました。

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◆米医科大学の研究について

この大学の正式名は、ロマ・リンダ医科大学で、この研究名は

「食習慣と体格指数(BMI)に関する大規模・長期調査」
と言います。

❖BMIとは

BMIは 体格指数(肥満度)のことで

Body Mass Index の頭文字をとった指数です。

BMIの計算方法は 体重60kg、身長1.65mの人の場合

体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=BMI
(例)60(kg)÷1.65(m)÷1.65(m)=約22

日本肥満学会では、標準のBMIを22としています。

逆に、身長から標準の体重を求めたい場合は…

身長(m)×身長(m)×22=平均の標準体重(kg)
(例)1.65(m)×1.65(m)×22=約60(kg)

となります。

このような計算で

BMIが18.5未満の場合   やせている
BMIが18.5~25未満の場合 標準の範囲内
BMIが25以上の場合    肥満

となります。あなたのBMIを計算してみて下さい。

❖調査方法

調査は米国とカナダ在住の5万人以上
(平均年齢58歳、男女比は3:7)を、平均7.42年間追跡して
行われました。

5万人とはすごい数ですね。それを約7年間にもわたって追跡
調査したというのですから信用できそうです。

調査項目は

病歴、食習慣、学歴、年間所得など、肥満と関連する社会的
要因について調査したそうです。

食習慣だけでなく、学歴や年間所得も肥満と関連するのですね。
所得が高ければ、より美味しいものが食べられるので太る人が
多いかもしれません。

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◆ロマ・リンダ医科大学の研究で分かったダイエット方法

❖BMIを低下させる要因とダイエット法

7年間にわたる追跡調査の結果、BMIの低下(やせる)
要因が4個見つかりました。それらは

(1)1日に1食または2食しか食べない
(2)夜間~次の日の朝まで最大18時間は絶食する
(3)朝食を抜かない
(4)夕食ではなく、朝食または昼食が1日のうちで最も
たくさん食べる食事である

の4つです。

特に(4)に関しては、夕食で1日のカロリーの大半を摂る
人より有意にBMIが減少している。

という結果が得られ、この4つを実行すればやせることが
判明しました。

この(1)~(4)に関しての理由の説明は

食欲亢進ホルモンである「グレリン」の分泌量が午後2~3時
(14~15時)で最高になるので、その前にカロリーを摂れば、
過剰な食欲が治まると考えられるとのみ、述べられています。

カロリー制限をするとも、糖質を制限するとも言っていない
のです。そんなこととはお構いなく、夕食を抜くだけという
大ざっぱな方法なので、できれば簡単そうですね。

❖BMIを低下させる要因4つについての考察

BMIを低下させる要因4つがこのダイエットのかなめです
から、理由がわかった方が実行しやすいと思い、考察して
みました。

(1)1日に1食または2食しか食べない

1日に1食または2食しか食べないのは、現代人は食べ過ぎで
すから、全体的に食べる量を減らすのが目的。

(2)夜間~次の日の朝まで最大18時間は絶食する

食べたものを完全に消化排泄するには18時間かかるという
ことですから、18時間以下でもよいのでなるべく長く胃腸を
休ませるのが目的です。
これがこのダイエットの最も重要な部分だと思います。

(3)朝食を抜かない

体内時計をリセットするには、朝日を浴びる他に、朝食
を食べることでリセットされるとされています。

朝食を抜かないのは、体内時計をリセットして規則正しい
生活をすると共に、これから活動するエネルギー源を補う
ためと思われます。

(4)夕食ではなく、朝食または昼食が1日のうちで最もたく
さん食べる食事である

夕食をたくさん食べると、夕食後はあまり活動をしないので、
エネルギー消費量が少なく、余ったエネルギーが蓄えられて
しまいます。

さらに、時計遺伝子のBMAL1(ビーマルワン)というタンパク
質は夜中に脂肪を貯蓄する働きをします。

BMAL1は肥満遺伝子とも呼ばれ、分泌が最も少ない時間帯は
14~15時頃、それからだんだん増加して、夜中の22時~2時
にピークを迎えます。

そのため、多くのダイエット法では、消化される時間を考え
て夕食は夜の20時までに済ますようにとされています。

食欲亢進ホルモンである「グレリン」が最高に分泌される時
間帯に肥満遺伝子BMAL1の分泌が最低になるのは面白いです。

ということは、やはり昼食で沢山食べても太らないことに
通じると思われます。

◆夜抜きダイエットの効果

ロマ・リンダ医科大学の研究ではBMIが低くなる(やせる)
ことしか報告されていませんでしたが、一般的には、やせる
他にも

身体が軽くなる
肌が綺麗になる
疲れにくくなる
熟睡できる
目覚めが良い
便秘が改善される

などの効果があるとされています。

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◆日野原重明先生の昼食抜きダイエット

今年(2017年)7月18日に105歳でお亡くなりになった聖路加
病院名誉院長の日野原重明先生は、筆者のあこがれでした。

先生の食事について考えてみます。

❖日野原重明先生の食事

先生の食事は、各年代で多少の変化はあるものの、ご高齢
(70歳代?)になられてからは

朝食は 果物1皿とコーヒー、ジュース、ミルク、オリーブ油

昼食は ミルクとクッキー2個だけ

夕食は 茶碗半分ほどのご飯、たっぷりの野菜、ヒレ肉か魚で
1日1300キロ・カロリーに制限されていたそうです。

筆者はこれを「昼食抜きダイエット」と呼んで、そのうち実行
しようと思っていました。

日野原重明先生は、最後まで現役で、非常にお忙しかったので、
昼食を食べる時間がなく、意識することなく昼食抜きダイエッ
トになったようです。

❖日野原重明先生の食事についての考察

●朝食は 果物1皿とコーヒー、ジュース、ミルク、オリーブ油

朝食は糖質は果物とジュースだけですので、果糖が多く、血糖
値が急上昇しない糖質制限ダイエットになっています。

ジュース、ミルク、オリーブ油で、ビタミン、ミネラル、脂肪
タンパク質は少ないながらもバランス良く補給されていますね。

●昼食は ミルクとクッキー2個だけ

ミルクでビタミン、ミネラル、クッキーで少量の糖質が
補給できますが、ほどんど昼食抜きですね。

これで、朝食後から夕食まで、約10~12時間胃腸を休ませるこ
とができます。

●夕食は 茶碗半分ほどのご飯、たっぷりの野菜、ヒレ肉か魚
1日1300キロ・カロリーに制限

茶わん半分のご飯で、糖質制限、カロリー制限をしていますね。
脂肪やタンパク質は制限していないようです。
夜抜きダイエットほどの効果は望めないと思われますが、
全体的な食事量を減らして、日中に胃腸を休ませているので、
根本的には夜抜きダイエットと同様なのではないかと思い
ました。

◆夜抜きと昼抜きダイエットを混ぜて実践

さて、新しいダイエット法である夜抜きダイエットと
あこがれの日野原重明先生の昼抜きダイエットを考察して
私たち夫婦ができそうなダイエット法を考えてみました。

毎日夕食を抜くなんてできそうにないし、味気ない気が
するので、夜抜きと昼抜きダイエットを混ぜて実施する
ことにしました。

二人とも趣味が違うので、別々に外出するのですが
二人共外出しない日が週3回程あります。

その日の昼食は外食が多く、沢山食べるので、夕食を
抜くことにしました。

それ以外の日は、趣味が午前と午後になっていたり、
忙しくて、昼食は作るのも大変でしたが、思い切って
昼抜きダイエットをすることにしました。

1週間実施したところ、なんと夫は2kg、筆者は1kg
減りました。

これぐらいでは誤差の範囲かもしれませんが、まず身体
が軽くなり、非常に体調が良いのです。

これなら長くゆっくり続けられると思いました。
なによりも、食事を作る時間が減ったのが一番うれしい
筆者です。

ロマ・リンダ医科大学の研究の記事では、夜抜きダイエ
ットの詳しい方法は書かれていませんが、

日本でも「血流がすべて解決する」堀江昭佳著 の本に
夜絶食の方法と効果などが書かれています。

つまり血流が良くなるのですね。

漢方薬剤師である堀江昭佳氏の方法は、1週間夜絶食を
してみて、その後は調節しながら夜絶食を続行するという
方法です。

夜絶食が苦しい時は、固形物のないスープやジュースを
飲んでもよく、コーヒーや紅茶も飲んでもよいという
方法なので、それほど難しくはありません。

はやくやせたい方、詳細を知りたい方は参考になると
思われます。↓↓

◆まとめ

ヤフーニュースの記事
新ダイエット法「1日1~2食で夜は絶食」米医科大の研究より

を読んで新しいダイエット法を知りました。

その研究によると

肥満にならない「健康的な食習慣」は、朝食後5~6時間空けて
昼食を食べ、その後の18~19時間は絶食し、間食はしない。

というものでした。

それに対して、筆者が以前からあこがれていた日野原重明先生の
昼抜きダイエットもやってみたいと思ったので、両方を組み合わ
せて実施してみました。

その結果、夫婦そろって身体が軽くなり、体調も大変良くなり
ました。この方法なら長く続けられそうです。

参考にしてくだされば嬉しいです。

なお、この記事の考察は、筆者・元気ナースの考えですので、
必ずしも正しいと保証はできません。間違いにお気付きの際は
コメントお願いいたします。

参考文献:
新ダイエット法「1日1~2食で夜は絶食」、米医科大の研究より
http://diamond.jp/articles/-/143612

 

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