グレープフルーツを血圧の薬と一緒に飲むと危険!その理由を知ろう

fruit_grapefruit2.pngグレープフルーツ今朝、高血圧の薬を飲んでいる夫を見て、夫が飲んでいる血圧降下剤は グレープフルーツと一緒に飲んではいけないことを思い出しました。

そのため、ずっとグレープフルーツを買って食べたことがなかったのですが、

他にも薬と一緒に食べたり飲んだりしては危険だったり、薬の効果が薄れる食べ物があったのを思い出しました。

そしてその理由をすっかり忘れてしまったことに気づき、もう一度
調べて勉強することにしました。

まずは夫が飲んでいる血圧の薬について調べました。

スポンサーリンク

◆血圧の薬はどれもグレープフルーツと飲むと危険?

血圧の薬と言っても、すべての血圧の薬がグレープフルーツと食べ合わせると危険だというわけではありません。

血圧を下げる薬には色々な種類があるのですが、その中で、カルシウム拮抗剤(きっこうざい)と言って、降圧や狭心症の薬として使用されるものが危険なのです。

◆カルシウム拮抗剤が危険な理由

カルシウム拮抗剤は、血管の筋肉(平滑筋)にカルシュウムイオンが流入するのを拮抗(じゃま) して血管の筋肉をゆるめ、血管を広げて血圧を下げます。

また、心臓の回りの血管を広げて血流を回復して 狭心症を治療する薬にも使われます。

カルシウム拮抗剤は身体にとっては異物ですから、普通は、消化管や肝臓で薬物代謝酵素(CYP3A4)によって 代謝(解毒、分解)され、効き目が弱くなるのです。

そのため、代謝によって効き目が減ることを計算に入れて、薬の量が多めに決められているのです。

しかし、グレープフルーツと食べ合わせると、グレープフルーツの苦味成分であるフラノクマリン類が、 薬物代謝酵素(CYP3A4)の働きをじゃまするので、あまり解毒されず、薬剤の効果が強くなって しまうのです。

それにより、血圧が下がりすぎて頭痛、めまいや動悸がしたり、心拍数が増えて命に関わる危険もあるわけです。

◆現在市販されているカルシウム拮抗剤の製品名

  • アムロジン(大日本住友製薬:一般名アムロジピンベシル酸塩)
  • ノルバスク(ファイザー:一般名アムロジピンベシル酸塩)
  • ヘルベッサー・R(田辺三菱製薬:一般名ジルチアゼム塩酸塩)
  • コニール(協和発酵キリン:一般名ベニジピン塩酸塩)
  • アダラート・L・CR (バイエル薬品:一般名:ニフェジピン)
  • ワソラン(エーザイ:一般名:ベラパミル塩酸塩)
  • カルブロック (第一三共:一般名アゼルニジピン)
  • アテレック(持田製薬:一般名シルニジピン)
  • カルスロット(武田薬品工業:一般名マニジピン)
  • ランデル(ゼリア新薬工業、塩野義製薬: 一般名エホニジピン塩酸塩 )
  • バイロテンシン(田辺三菱製薬:一般名ニトレンジピン)
  • バイミカード(バイエル薬品:一般名ニソルジピン)

などがあります。ずいぶん沢山あるのですねえ。

カルシウム拮抗薬の中でも、
最初の3つの製品、アムロジン、ノルバスク、ヘルベッサー・R
つまり
、アムロジピンベシル酸塩やジルチアゼム塩酸塩は グレープフルーツとの相互作用はないそうです。

あなたの飲んでいる血圧の薬はどうですか。

※夫が飲んでいる降圧剤はノルバスクですので、グレープフルーツ
との相互作用はないものでした。

カルシウム拮抗薬だからグレープフルーツはダメと思ってしまった
ようです(笑)。
たまにはグレープフルーツを食べてみようかと思います。

スポンサードリンク

 

◆カルシウム拮抗薬以外の血圧降下剤

・アンギオテンシンII受容体拮抗薬、
・ACE阻害薬、
・利尿薬、
・α、β遮断薬

これらの薬ならグレープフルーツ類を食べても大丈夫です。

◆相互作用が出るグレープフルーツの分量は?

相互作用は個人差もあり、グレープフルーツなどの種類差もあるので
どれぐらいグレープフルーツを食べると相互作用がでるのか、
正確な分量は分かっていないようです。

相互作用がジュースの飲用量に必ずしも比例しないことは分かっているそうです。

グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類はアムロジピンベシル酸塩やジルチアゼム塩酸塩以外のカルシウム拮抗薬 ではかなり強力に代謝をじゃまするので、少量のグレープフルーツでも相互作用があると言われています。

食べない方が良いでしょうね。

グレープフルーツの効力は3日から1週間もあるそうです。
血圧の薬は毎日飲むのが普通ですから、ずっとグレープフルーツは食べられないことになります。

グレープフルーツが大好きな人は、カルシウム拮抗薬ではない薬に変えてもらう方法もありますよ。

私の夫の場合は、他の薬は身体に合わず、めまいやふらつきがあって、不安定でしたので カルシウム拮抗剤のノルバスクに落ち着いたのですが、

グレープフルーツとの相互作用がないとは びっくりでした。

※グレープフルーツもフラノクマリン類を多く含むのは皮で、中に入るにしたがい少なくなるそうですから 中身を食べてみる方法もあります。

また中身が赤いグレープフルーツはフラノクマリン類が少ないそうです。

◆グレープフルーツ以外の柑橘類は大丈夫?

グレープフルーツ以外でもフラノクマリン類を含む柑橘類はあるのではないかと心配になり 調べてみました。

❖グレープフルーツ以外の柑橘類でフラノクマリンを含むもの

夏みかん
ブンタン(ザボン、ボンタン)
八朔(はっさく)
スウィーティー
絹皮(きぬかわ)
タンジェリン(タンゼロン)
サワーオレンジ(ダイダイ類 )
やはりあったんです。
これらの柑橘類もカルシウム拮抗薬と食べ合わせるのは危険です。

❖フラノクマリンをほとんど含まず相互作用がないとされるもの

温州(うんしゅう)みかんjuice_orange.pngオレンジジュース
バレンシアオレンジ
カボス
レモン(皮には少量含まれる)
スイートオレンジジュース
グレープフルーツが食べられなくても、これらを食べればいいかも。

 

◆グレープフルーツと相互作用がある他の薬

  • 脂質異常症
  • 免疫に関する病気
  • うつ病、統合失調症

これらの薬も相互作用は少しあり、薬の血中濃度は上がるようですが、
薬の効果には影響しないということでした。

個人差がありますので、敏感な人は注意した方が良いでしょうね。
担当医とご相談ください。

◆まとめ

血圧の薬の中でも、カルシウム拮抗薬と言われる薬がグレープフルーツ
と食べると危険なこと。

しかし、カルシウム拮抗薬の中でアムロジピンベシル酸塩(製品名アムロジン、ノルバスク) やジルチアゼム塩酸塩(製品名ヘルベッサー・R)はグレープフルーツとの相互作用は ないこと。

カルシウム拮抗薬がグレープフルーツと食べると危険な理由について。

またグレープフルーツと同様な作用をする柑橘類が他にもあることなどがわかりました。

それにしても、夫が飲んでいるノルバスクがカルシウム拮抗薬なのに、グレープフルーツとの 相互作用がなかっただなんて、
調べて良かったです。

参考文献:日本心臓財団今月のトピックス注意したいお薬の飲み合わせ 他

スポンサーリンク

コメントを残す

このページの先頭へ