胃腸薬おすすめできないH2ブロッカー認知症やせん妄の副作用

日頃気楽に服用している胃腸薬の中に、副作用として高齢者が認知症
やせん妄(幻覚や錯覚を起こす)になる危険性がある薬が存在する

ことを最近知って心配になりました。

ちょっとした食べ過ぎや胃酸過多では、市販薬ですませる人も多いと
思いますのでお知らせしておこうと思います。

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◆胃酸抑制薬H2ブロッカ-は飲まない方が良い。

 

実は、2015年4月1日に、高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015(案) というのが、日本老年医学会から発表されていたのです。

高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015(案)はこちら>>http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20150401_01_01.pdf

この中のⅠストップとスタート という題名があるページの下の方に、表題、 「ストップ:中止を考慮するべき薬物」という表があります。

その8ページの表の中の下方に、H2受容体拮抗薬(H2ブロッカーのこと)があり、 副作用は認知機能の低下とせん妄のリスクと書かれています。

そしてすべてのH2ブロッカーについて、可能な限り服用を控えることと
書かれているのです。

高齢者は特に飲まない方が良いと言うことですね。
H2ブロッカーは胃かいよう、十二指腸かいようなどの治療によく
使われていました。

現在は胃酸を抑制するPPI(プロトンポンプ阻害薬)が潰瘍治療の主流とのことですから病院ではあまり使用されていないのかも知れません。
しかし、胃酸が出過ぎて調子の悪い人(胃酸過多)や、逆流性食道炎にもとても効果がある薬なので、受診しないでちょっと市販薬ですませる人も多いと思われます。

高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015はまだ案なので、禁止されているわけではありませんから、市販もされていますし、病院や医院で医師に処方されるかも知れません。

 

◆胃酸抑制薬H2ブロッカーの市販品は

主に ガスター10、アバロンZ,ファモチジン錠クニヒロ、ベッセンH2

ニチブロック10 イノセアワンブロック

などは普通に薬屋さんで売られていますから気をつけましょう。
※医療機関で処方される場合は、処方箋を見るか、医師に確認して
より安全な薬を処方してもらいましょう。

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◆H2ブロッカーとは

 

ところで、よくH2ブロッカーという言葉を聞きますが、何のことでしょう。

H2ブロッカーの正式の名前は、ヒスタミンH2受容体拮抗薬
といい、H2のHはヒスタミンの頭文字で、2は2番目に発見されたヒスタミン受容体(ヒスタミンを受け入れるもの)のこと、拮抗薬とは妨げる(ブロックする)という意味です。

なんとなくなるほど、と思いませんか。

ヒスタミンH2受容体は胃壁の細胞の中にあって、ヒスタミンを受け入れると胃酸を生産し始めるのです。

つまり、H2ブロッカーはヒスタミンを受け入れないようにして胃酸を作らせない働きをするのです。
さらにヒスタミンとは食物が胃に入ると分泌されるホルモンです。
他にアセチルコリンやガストリンというホルモンもありますし、
ヒスタミンはアレルギーにも関係してきますが、複雑になるのでここでは触れないでおきます。

人間の身体って知れば知るほど面白いですね。

 

◆H2ブロッカーには他の副作用もある

 

ヒスタミンH2受容体は心臓の筋肉にも存在するので、心臓に異常を起こすことがあります。
そのため、特に心臓病の患者が摂取することは禁じられています。

ファモチジンを含む市販薬で死亡した例もあるそうですから恐ろしいですね。

その他、低血圧、下痢、めまい、頭痛、発赤がみられることがあります。
また、シメチジンは性欲の低下、インポテンツがみられることがありますが中止すると回復します。

 

◆まとめ

 

胃腸薬といえども気軽に飲んではいけないですね。

H2ブロッカーは、高齢者には認知機能の低下やせん妄の副作用があるので、特に高齢者は服用しないようにしましょう。心臓病の人もです。

 

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