ドクターX4の4話!原医師が誤診した肥満とクッシング病の違いとは

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第4話で原守外科医が、四つ葉姉妹の妹・美音
のクッシング病を肥満と誤診していたことが
気になりました。

どうして誤診してしまったのか、肥満とクッシ
ング病の違いや、クッシング病について
調べてみました。

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◆クッシング病とは

クッシング病とは、糖質ステロイドホルモンの代表である
コルチゾールが副腎(腎臓の上にある小さい臓器)から過剰に分泌
され、独特の症状を引き起こす病気です。

コルチゾールは、炭水化物、脂肪、およびタンパクの代謝を制御
する大切な役目をするため、生体にとってなくてはならないホルモン
ですが、過剰ではいけないのです。

❖クッシング病の原因

副腎がコルチゾールを分泌するためには、副腎皮質刺激ホルモン
(ACTH)が必要です。

ACTH=副腎皮質刺激ホルモンの略称 

副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は脳下垂体で作られますが、脳下垂体
にACTHを大量に分泌する腫瘍(ACTH産生下垂体腺腫)ができると、

副腎を過剰に刺激して、副腎からコルチゾールが過剰に分泌される
ことになるのです。

つまりクッシング病の原因は脳下垂体の腫瘍である
ACTH産生下垂体
腺腫です。

※ドクターX・大門未知子(米倉涼子)が、患者の脳のCT検査をして
写真をよく見ていたのは、クッシング病を疑いこの腫瘍を探していた
のですね。

❖クッシング病の症状

1.前腕や下肢の皮膚が薄くなり、皮下の毛細血管が透けて見えて
ピンクのまだら模様になる。

※大門未知子は、患者の腕を良く見ていました。ピンクのまだら
模様を見ていたのですね。

2.お腹が出てくる割に、手足が細くなる、中心性肥満
(ちゅうしんせいひまん)になる。

※大門未知子は、手足が細いからただの肥満ではないと言って
いました。

3.多毛、にきび、鬱(うつ)傾向、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、
骨粗鬆症など生活習慣病と類似した合併症を発症する。

❖クッシング病の治療法

基本的には脳下垂体腫瘍を手術で切除することです。

放射線治療法もあり、普通の腫瘍と同様ですが、
ホルモン補充が必要な場合もあります。

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◆大門未知子がクッシング病と診断した理由

脳のCT検査をして腫瘍が見つかったこと。
クッシング病の症状が見られたこと。

決定的なのは、血液検査で糖質ステロイドホルモンの
コルチゾールが多かったことです。

これだけしっかり検査、観察すれば間違いないですね。

◆原外科医が誤診した理由

中心性肥満と呼ばれるカラダの体幹(中心部)だけが肥満になる
症状なのに、単なる肥満と思ってしまったことで誤診したと
思われます。

クッシング病は全国での発生頻度は年に100例程度と少ないため
経験がなかった可能性があります。

本で勉強しただけでは忘れてしまいますからね。

◆まとめ

クッシング病について、その原因や症状、治療法について
調べてみました。

改めて大門未知子が、クッシング病について色々検査し、
観察していたことに合点がいきました。

それにしても原守外科医の診断はひどいですね。
面白かったですが。

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