あさイチ!わさびのすごい効能!がんに効く種類やわさび水の作り方
7月6日(水)にNHKあさイチで、「スゴイぞ!わさび」
というテーマで、
わさびのすごいパワーや、薬味としてだけではなく、
色々に活用する方法について放送されます。
徳川家康が健康のためにわさびを好んだということは
知っていましたが、
私はほとんど薬味にしか使いませんので、
わさびの効能について知りませんでした。
それで早速調べてみてびっくりしましたので
お知らせします。
◆わさびの知られざる健康と美容効果
ざっと調べておよそ12項目の効能が見つかりました。
全くの驚きです。まさに万能の食べ物ですね。
- 1.脳細胞の再生
2.抗がん作用
3.血栓予防作用
4.血流改善効果(肩こりや冷え、むくみ改善)
5.抗炎症作用(花粉症やくしゃみ、鼻炎予防作用)6.強力殺菌作用 (食中毒予防、抗虫作用、カビ止め )
7.骨増強作用
8.下痢止め作用
9.食欲増進およびダイエット効果
10.アンチエイジング効果
11.美肌効果や美白効果
12.覚醒作用
これらの各項目についてそれぞれ理由を
説明していきますね。
1.脳細胞の再生
わさびの辛み成分「6MSからし油」が、脳の神経細胞の再生を促し記憶力や学習能力を改善させる効果が、
マウスを使った実験で突き止められました。
わさびに含まれる別の辛味成分である「イソチオシアネート」も味覚を刺激して、脳の血流が向上し
脳細胞が活性化するそうです。
2.抗がん作用
わさびのペルオキシダーゼという酵素は 体に入り込んだ異物の解毒を促進します。
また染色体異常を抑えたり、発ガンや突然変異を誘発する放射線から体をまもる効果などが数々の実験によって
証明されています。
さらに、わさびに含まれるグルコシノレートには解毒機能を強化し、発ガン性物質を体外に排出する働きがあります。
辛み成分「アリルイソチオシアネートAITC」や美肌にも効果がある「スルフィニル」
にも強い抗酸化力があり、抗がん作用があることが分かりました。
★あさイチでは、5.抗炎症作用に記載した6-MSITC
(6-メチルチオヘキシルイソチオシアネート)が、がん予防の効果が期待できることが
名古屋市内のわさび加工会社と愛知学院大学教授の大澤俊彦さんの共同研究で
明らかになったことが放送されました。
人の肝臓細胞にこの成分を投与したところ、発がん物質などを分解する解毒酵素
の働きが2倍以上にアップしたとのことです。
6-MSITCには抗酸化作用や血液をサラサラにする効果もあるといいます。
6-MSITCは西洋わさびにはほとんど含まれておらず、日本原産の本わさび
の根茎(葉や茎ではなく、根っこ)にのみ含まれているのが特徴です。
3.血栓予防作用
わさび独特の「沢の香り」の主成分「イソチオシアネート」が血小板の凝集を促すたんぱく質の働きを
抑制して、血液が固まるのを強力に防ぐので、血液がサラサラになり、血栓ができるのを予防します。
6-MSITCにも血液サラサラ効果があることがわかりました。
わさび漬けの場合、酒粕の酵素との相乗効果でさらに効果がアップするそうです
4.血流改善効果(肩こりや冷え、むくみ改善)
辛み成分「アリルイソチオシアネートAITC」には血流をよくする作用があるので
肩こりや冷え、むくみの改善に効果があります。
5.抗炎症作用(花粉症やくしゃみ、鼻炎予防作用)
わさびの成分である6-MSITC(6-メチルチオヘキシルイソチオシアネート)の抗炎症作用により
わさびが花粉症を予防するという効果が臨床実験で確認されています。
同様に、アトピーやニキビ、風邪の諸症状、肝炎や腎炎など、炎症全般に効果が期待されています。
花粉症にはサプリメントが推奨されます。
6.強力殺菌作用 (食中毒予防、抗虫作用、カビ止め )
わさびの、主成分である辛み成分「アリルイソチオシアネート」には
強力な抗菌、殺菌作用があり、
サルモネラ菌、O-157、腸炎ビブリオ、ブドウ球菌などの
食中毒に対して強力な抗菌、殺菌効果があります。
魚介類などに寄生する線虫に対してその活動をとめる効果もあります。
また、浴室などのカビの予防効果もあります。
7.骨増強作用
実験によって骨量増進作用が発見されました。骨粗しょう症に有効と期待されています。
8.下痢止め作用
腸の粘膜での塩素イオン分泌を抑制するため、下痢止め作用があります。
9.食欲増進およびダイエット効果
わさびの色彩や辛味による刺激で、唾液の分泌が促され、
消化液の分泌が高まって食欲が増進します。
消化液が増えることで、食べ物を消化する機能が活発になり、消化吸収
も促進して、エネルギーに代わりやすくなるのでダイエット効果も期待
できるそうです。
10.アンチエイジング効果
わさびに含まれる「スルフィニル」と言う成分は、人間の細胞に備わっている
抗酸化物質を活性化させる働きがあり、赤ワインに含まれるポリフェノール
より高い抗酸化作用があると言われています。
スルニフィルは活性酸素に関係なく、抗酸化物質を分泌させるので、
活性酸素が増えたときに、すぐに取り除くことができるので
体や肌の老化を防ぐことができるのです。
また、わさびの、辛み成分「アリルイソチオシアネートAITC」ががん
や動脈硬化などを引き起こす酸化ストレスへの抵抗力を向上させることが
実験で証明されました。
6-MSITCにも抗酸化作用があることがわかり、
アンチエイジング(老化予防)効果があることがわかりました。
11.美肌効果や美白効果
「スルフィニル」の老化予防効果により、老化によるシミやシワを防ぐことが
わかります。
抗炎症作用をもつ成分6-MSITCは本わさびの茎に多く含まれているのですが
女性のシミ・ソバカスが改善し、顔が明るくなったという実験結果があります。
また、わさびにははビタミンCも多く含まれるので、メラニン色素の生成を抑えて
シミができるのを防ぎ、肌を白くしてくれる働きもあります。
12.覚醒作用
わさびの香りには睡眠から覚醒させる作用があることが、
滋賀医科大学医学部精神医学講座の今井講師の実験によって
明らかになりました。
聴覚障害者14人が寝ている時に、わさびスプレーを噴射したところ、
わさびの香りが枕元に到達してから10秒~2分の間に目を覚ました
そうです。
★あさイチでは、この覚醒作用を応用して、聴覚障害者や高齢者
など、火災時に警報音に気づけない人用の「わさび警報装置」
が紹介されました。
すでにホテルや障害者施設で実用化されているそうです。
これを開発したのは日本の研究チームなのですが、なんと、
この「わさび警報装置」、2011年にイグ・ノーベル賞を受賞している
のです。
イグ・ノーベル賞は、ユニークだけど役に立たないパロディ賞だと
思っていましたが、素晴らしい発明に役立つこともあるのですね。
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◆わさびの種類と食べる量
実はわさびには、日本本来の「本わさび」と「西洋わさび」があって
上記の効能の大部分は、日本の本わさびじゃないと
だめらしいのです。
特に6-MSITC(6-メチルチオヘキシルイソチオシアネート)
は西洋わさびにはほとんど含まれていませんので注意です。
したがって、チューブのわさびを使用する場合は、本わさび
100%に近いものを選ぶことです。
❖わさびを食べる分量と食べ方
練りワサビにして、1日、計量スプーンの小さじ一杯ぐらい
(3~5グラム)が適量です。
食べ過ぎると刺激が強いので、胃腸などに炎症を起こします
ので注意しましょう。
わさびの食べ方は、豆製品や乳製品と相性が良いので、
納豆にからしの代わりにわさびを入れて食べたり、豆乳や
牛乳に溶かしてスープにするのが良いそうです。
クックパッドなどでわさび料理を探すとたくさん紹介されています。
◆冷蔵庫や浴室のカビ防止法
あさイチでは、わさびの抗菌作用を利用して
冷蔵庫や浴室のカビを防ぐ方法が紹介されました。
❖冷蔵庫のカビ防止法
チューブの練りワサビを小皿にいれて、冷蔵庫の中に置くだけです。
乾くと効果がなくなるので、ラップをして小穴を開けておきます。
❖浴室のカビ防止法
水100mlとチューブのわさび2gを スプレー容器にいれて、
よく混ぜあわせてわさび水を作ります。
このわさび水を週一回、浴室の壁や天井に吹き付けるだけです。
拭き取る必要がないので楽ですね。
防臭効果もありますので、シンクの三角コーナーなどに
吹きかけ れば、悪臭予防にもなるそうです。
◆まとめ
とにかくわさびの効能がすごいのに驚きました。
ネットで集めた信用のおけそうな情報とあさイチの 放送を加えて
一応12項目の効能にまとめました。
これからまだまだ出てくるかも知れません。
あさイチで放送された、 わさびの食べる分量や、食べ方、
「わさび警報装置」 やカビ防止法も紹介しました。
あなたのお役に立つことを願います。
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