認知症が超音波で治療できる理由は?東北大が世界初の臨床試験へ!
超音波で認知症の進行を遅らせる治療を目指す臨床試験(治験)を、 東北大の研究チームが今月中(2018年6月中)にも始めるそうです。 認知症治療の臨床試験で超音波を用いるのは世界で初めてといいます からスゴイことですね。 どうして超音波で認知症の進行を遅らせることができるのか気になり 調べてみました。
◆超音波で認知症の進行を遅らせるしくみとは
患者の頭部にヘッドホンのような装置を付けて、こめかみ付近から 左右交互に、研究チームが発見した特殊な超音波を断続的に照射 します。 すると特殊な超音波は、脳を刺激する効果があるので、脳内に新しい 血管が生まれて血流が改善されます。 血流が良くなると、アルツハイマー病の原因物質の一つとされている たまっている「アミロイドベータ」タンパク質を排出し、生成も抑制 して、症状の進行を抑えるということです。 意外に簡単なしくみですね。 アルツハイマー病を人工的に発症させたマウスの実験では、 アミロイドβの減少や認知機能の改善が確認できたとのこと。 患者さんの体への負担も費用の負担も非常に小さいそうですから すばらしいですね。
◆臨床試験の対象者や方法
臨床試験は50~90歳の軽度のアルツハイマー病患者と、その前段階 の軽度認知障害の人の計45人が対象です。 ヘッドホンのような機器をこめかみに当て、脳全体に超音波を照射 します。 最初に患者5人で安全性を確認した後、40人を対象に3カ月ごと に照射し、1年半かけて効果などを調べるのです。 3カ月ごとに1年半ですから、計6回照射することになります。 臨床試験責任者の下川宏明教授(循環器内科学)は 「根治薬がない中、超音波治療で病気の進行を抑え、発病を防ぐ ことが期待される。患者の体への負担も非常に小さい」と話して おられます。
◆実用化はいつ
今回は軽度の患者が対象で、 早ければ5年後の実用化を目指すそうです。 ということは、まだ軽度の患者しか実用化にはならないのですね。 何でも早期発見が大事です。
◆まとめ
認知症(現在はアルツハイマー病)を超音波で治療する方法を 東北大が世界で初めて開発したとのニュースを読み、 どうして超音波で認知症の治療ができるのだろうと思い、 調べてみました。 すると案外簡単な原理で、しかも安価で患者さんの身体の負担も 軽いことがわかり、うれしくなりました。 認知症患者は増える一方で、日本の国家的問題ですから、一日も はやい実用化をお待ちします。
欧米ではもう超音波照射による治療は5年以上前からやっていて大きな効果を得ているのに、日本は遅れすぎじゃないですか。また九大の教授がアメリカでIP細胞での成功をおさめて今年か来年に臨床試験を申請するとしてます。
あまりにも、医学界、厚労省、マスコミ、評論家の皆さんは無関心すぎるのではないですか。
欧米ではもう超音波照射による治療は5年以上前からやっていて大きな効果を得ているのに、日本は遅れすぎじゃないですか。また九大の教授がアメリカでIP細胞での成功をおさめて今年か来年に臨床試験を申請するとしてます。
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