焼きりんごのダイエットと生活習慣病改善効果!簡単な作り方は?
りんごは元々、ビタミンCやポリフェノール、食物
繊維が多く含まれているので、健康に好いこと
はみなさんがご存知だと思います。
私はりんごの産地で生まれ育ったせいもあ
って、今でも毎朝りんごを食べています。
が、焼きりんごにした方がもっと健康に好いという
記事を読んでびっくりしました。
どうしてなのか分かりましたので、調べたことも追加
してご紹介します。
◆焼きりんごにした方が好い理由はペクチンが増えるから
❖ペクチンとは
ペクチンは、植物の細胞壁の構成成分として、セルロース等他の成分
と結合して、植物細胞をつなぎ合わせる働きをしている天然の多糖類
で、食物繊維の一種です。
りんごやかんきつ類に多く含まれ、塾した果物に含まれるペクチンは
水溶性の食物繊維です。
加熱すると皮に含まれるプロトペクチン(ペクチンの前段階成分)
がペクチンに変化するので、生のときより6~9倍にも量が増える
のだそうです。
やはり、りんごは皮ごと食べるのがいいのですね。
またペクチンは熱に強く、焼いてもその効能が変わらないという
のが長所です。
❖ペクチンの効果
ペクチンは腸内細菌のえさになって善玉菌を増やし、便秘や下痢を
なおすという整腸作用があります。
ペクチンは食物繊維なので、特に便秘の解消に効果を発揮します。
りんごのペクチンは熱を加えると、とろとろのゼリー状になり、
栄養成分が身体に吸収されやすくなります。
その反面、食物繊維なので、糖分や中性脂肪を吸着して吸収を
妨げ、血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールを低下させます。
血糖値の上昇を抑えるのはダイエットになり、糖尿病の予防になり
ますね。
コレステロールを下げるのは、動脈硬化や心筋梗塞の予防になる
ので、ペクチンはダイエットと生活習慣病に効果があり、健康改善
になるというわけです。
❖注意すること
生で食べて甘いりんごは糖分が多いので、できるだけすっぱい
りんごで作る方が良いでしょう。
糖尿病の人や中性脂肪値の高い人は注意しましょう。
一個以上は食べない方が良いと思われます。
健康に好い物でも食べ過ぎは害になります。
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◆焼きりんごの簡単な作り方
用意するもの、りんご1個、耐熱サラ、ラップ。
1)りんごをよく水で洗い、皮をむかないで半分に切り、スプーン
で、芯と種をとり除きます。
2)りんごを切った面を上に向けて耐熱皿(深めが良い)に
並べていれ、上からラップをかぶせます。
3)電子レンジで5分間加熱します。この時の出汁はもったいない
ので、そのまま飲むか、ヨーグルトや味噌汁に入れるとよいとの
こと。
(ソース:月刊誌『健康』2017年5月号「焼きりんご」特集)
焼きりんごが買えるなんて |
◆まとめ
「一日りんご一個で医者いらず」と言われるほど、りんごは
健康に良いことで知られています。
そのりんごを皮ごと焼いた方がもっと健康に良いことが
わかりました。
それは、健康効果が大きいペクチンが6~9倍にも増えるからです。
ペクチンには、整腸作用、血糖値やコレステロール低下作用が
あるのでダイエットや生活習慣病に効果があることになります。
また、りんごペクチンは体内にある放射性物質を吸着して尿や
大便と一緒に体外へ排出するという説もあります。
1986年にチェルノブイリ原発事故で起きた放射能による内部被爆
を受けたベラルーシの子供たちに、りんごペクチンを摂取させた
子供と、摂取しない子供を比較して
ベラルーシのベラルド研究所が2005年に発表したことです。
いずれにしても、ペクチンの効果はすごいですね。
時々は焼きりんごにして食べてみようと思います。
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