納豆の驚くべき健康効果!解明された12項目をご紹介

food_nattou_pack.png納豆 元気ナースの雑学ブログでも時々納豆の健康効果について 述べていますが、

他にも納豆のすごい効果がたくさんありますので、お知らせしようと思います。

納豆は本当に栄養豊富で、色々な健康効果があることを考えると、こんなにおいしくて安いサプリは他に例がないと思います。

納豆を食べない手はありません。だからといって、
何でも食べ過ぎはいけませんね。

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◆納豆の健康効果12項目

まず初めに、納豆の健康効果を大まかに12項目に分けて目次とします。
その後に、その健康効果の理由などの説明を述べることにします。

最後に注意事項も述べますね。

  1. 整腸作用と免疫力アップ
  2. 血栓溶解作用と血圧降下作用
  3. コレステロールや中性脂肪改善効果
  4. 肥満予防作用
  5. アンチエイジング作用
  6. 骨粗しょう症予防
  7. 筋肉増強作用と脂肪燃焼作用
  8. 乳がん・前立腺がんおよびその他のがん予防
  9. 精力増強作用
  10. 快眠作用
  11. 認知症予防効果
  12. 肝臓機能改善効果

❖整腸作用と免疫力アップ

納豆は食物繊維が豊富なので、便秘に効果があり、その結果お肌の健康にも
役立ちます。

また納豆菌は、胃酸に弱い乳酸菌とは違って胃酸に強いので、生きたまま
腸に届き、腸内細菌の善玉菌を増やし、 腸内環境を整えるので
免疫力が アップします。

納豆菌が胃酸に強いのもすごいことです。
ヨーグルトの乳酸菌を生きたまま腸に届けることに苦労しているようです
からね。

余談ですが、乳酸菌は死骸でも充分効果があることは実証されています。

❖血栓溶解作用

納豆のネバネバに含まれている酵素、日本人が発見したナットウキナーゼは
血液をサラサラにする作用があり、血管に詰まった血液のかたまりをも
溶かすのです。

そのため、脳梗塞や心筋梗塞の予防になります。

また、昔エコノミック症候群と言っていましたが、飛行機のエコノミー
クラスの 狭い席にじっとしていると、足の血管が詰まる病気の予防にも
なります。

脳梗塞は早朝発症することが多いそうですが、夜中に眠っている間あまり
寝返りをしない人は、エコノミック症候群と同じ理由で、血流が停滞して
かたまりやすくなるのでしょう。

私の母も早朝に脳梗塞を発症しました。
従って、納豆は夜食べた方が良いのです。

ナットウキナーゼの働きで血圧も低下すると言われています。
血液がサラサラになり抵抗がなくなるので、血圧が下がるのはわかります。

毎日納豆を1パックずつ食べていたら血圧が下がったという実験結果が
ある そうです。血圧の高い人は試してみるといいですね。

❖コレステロールや中性脂肪改善効果

納豆の大豆に含まれるレシチン、リノール酸やサポニンコレステロールの  善玉を増やし悪玉コレステロールを下げてくれます。

リノール酸は酸化しやすいのですが、大豆に豊富なビタミンEが酸化を防いで くれるのです。

大豆サポニンは活性酸素を除去する抗酸化作用に優れているので脂質や コレステロールなどの酸化を抑制し、代謝を促進する働きがあります。

さらに、大豆サポニンは、水と油の両方に溶ける性質があるので、
血管についたコレステロールを溶かして除去したり、血中脂質を減らす
働きがあることが明らかになっており、コレステロールや中性脂肪を減らし、
動脈硬化等の生活習慣病の予防に効果的です。

食物繊維が多いことで、余分なコレステロールをからめとって排出する
作用 もあります。

❖肥満予防作用

大豆に含まれるサポニンという成分には、小腸の絨毛が太くなるのを
抑制する働きがあり、それにより、小腸から脂肪や糖質が過剰に吸収される のを防いで肥満を予防するとされています

太って体脂肪が増えれば増えるほど、小腸の絨毛が大きく太くなり、
脂質や糖質を吸収しやすくなって、太ってしまうのだそうです。

 

それは納得できますね。

それにしても、小腸の絨毛を縮小するなんて、すごい働きですね。
いつ発見されたのでしょう。知りませんでした。

 

テレビでも放映され、熊本県立大学の奥田拓道教授が、
「大豆サポニンは、絨毛(腸内)の拡大を縮小して正常に戻す力があり、
それが肥満を防止している」と語っておられるので、本当の
ことなのだと思います。

それも納豆ダイエットが成功する原因なのでしょうね。

また、大豆サポニンは膵臓(すいぞう)から分泌される、脂肪消化酵素に 働きかけて、脂肪の吸収を減らす作用もあるそうですから、二重に肥満 予防になりますね。

 

❖アンチエイジング作用

ビタミンB1、B2が多いことから、身体や目の疲労回復や健康な皮膚や髪 の毛 が作られます。

また、納豆や味噌、醤油に多く含まれるポリアミンはアミノ基を2つ以上 持つ 炭化水素の総称で、主に細胞の生まれ変わりに関与してしています。

新陳代謝を高めたり、老化を予防する効果があると考えられています。

若い頃は体内でポリアミンが合成されますが、年齢を重ねるたびに、
ポリアミンの合成能力が落ちていきますので、納豆などのポリアミンを
多く含む食物を摂取す必要がでてきます。

ポリアミンの細胞再生によって、お肌のシミ・そばかす・くすみなどを
防ぐことができるのです。

※私は老年になって、顔のシミ、そばかすが消滅したのですが、納豆の
せいか、ウコンのせいか分からないのですが、おそらく両方の効果なの
でしょうね。

さらに、納豆に含まれるポリグルタミン酸は、ヒアルロン酸の10倍の保水力 があるので肌荒れや美肌に効果的です。

また納豆に含まれるレシチンの排毒洗浄作用は、さらなる美肌、健康に
役立ちます。

さらにさらに、大豆サポニンは、免疫力や、自然治癒力を高め、抗酸化作用 により、過酸化脂質の生成を防ぎ、さらにできてしまった過酸化脂質を分解 することで老化を予防し、美肌を維持するのです。

 

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❖骨粗しょう症予防

カルシウムが豊富な上に、良質なタンパク質がカルシウムの吸収を助け
るため、骨を丈夫にします。

さらに納豆に含まれるビタミンKには、骨の形成を助けたり、骨から
カルシウムが抜けるのを防ぐ働きがあるので、骨粗しょう症の予防に
最適です。

納豆のイソフラボンも、骨粗しょう症の予防に効果があります。

また日光に当たることで体内でビタミンDができ、カルシュウムの吸収
がよくなりますから、一日に10分ぐらいは日光に当たりましょう。

また軽い運動で骨に刺激を与えるのも効果的です。
かかと落しやクエン酸も効きますよ。

関連記事はこちら>>>かかと落としも骨密度アップ
クエン酸健康法4、骨密度が20%アップ(4)

 

❖筋肉増強作用と脂肪燃焼作用

納豆のバランスのよい良質なタンパク質は、運動によって筋肉を増やす
効果も期待できます。

筋肉量が増えれば基礎代謝も増えて、脂肪燃焼効果が高まりダイエットにもなりますよ。
納豆ダイエットというダイエット方法もあるくらいです。

 

❖乳がん予防作用・前立腺がんおよびその他のがん予防

最近の研究で、納豆や味噌が乳がんを予防する結果が発表されて
います。
イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに似ていることが作用する
ようです。

また大豆サポニンの抗酸化作用により、他のがんの予防効果も確認され
ているそうです

 

❖精力増強作用

納豆に海苔を加えて食べると、精力が増強するそうです。

納豆に不足しているのは緑黄色野菜の成分ですから、海の緑黄色野菜
と言われる海苔を加えることで最強の栄養剤になるのですね。

コンビニやスーパーで売っている納豆巻がいいですね。

❖快眠作用

3大快眠成分である、グリシン、トリプトファン、ギャバのアミノ酸が 納豆に含まれているので、快い睡眠が得られる効果があります。

納豆にネギやキムチを加えることでさらに快眠効果が高まります。

詳細はこちら>>>簡単な快眠方法!納豆にネギやキムチを加えるだけ

 

❖認知症予防効果

近頃研究者の間で、大豆に多く含まれる「レシチン」が、これから悩みの種に なる「認知症など」の予防に期待が持てるとされています。

それは、レシチンは「脳の栄養素」と言われるほど、脳にたくさんあるからです。

レシチン構成要素の1つに「コリン」がありますが、これが脳に入り、脳神経伝達物質 であるアセチルコリンに変化します

アセチルコリンという名前は良く知られていますよね。

このアセチルコリンは、脳内では学習や記憶、覚醒、睡眠に対する神経伝達物質として働き、

身体に対しても休息とエネルギー備蓄に関係する伝達物質として働くことが分かってきたので、認知症予防に期待されているのです。

さらに、
アルツハイマー型認知症になるとアセチルコリンが減ることが解明されていて、その原因は
βアミロイドがアセチルコリンを分泌する神経細胞を集中的に死滅させるからなのだそうです。

アセチルコリンの分解を阻害する効果的な薬剤の開発が期待されます。

❖肝臓機能改善効果

肝臓障害に大豆サポニンが有効なのは、サポニンの抗酸化作用によって過酸化脂質生成を抑制し、
大豆のタンパク質が傷ついた肝細胞を再生するはたらきをするためです

また、レシチンが、ビタミンAやビタミンB1の吸収をサポートすることで、 肝臓の働きを促進させ、ダメージを回復させる作用があります。

 

◆納豆を食べる時の注意

納豆効果のすばらしさに、改めて驚きましたが、注意するべきことも
少しあります。

❖ナットウキナーゼは熱に弱い

納豆はあまり熱を加えて食べることはないようですが、たまにみそ汁
に入れて食べる人もいるようですので、ご注意下さい。

ナットウキナーゼは熱に弱く、70℃の加熱で効力がなくなるそうです
から、なるべく加熱しないで食べましょう。

 

❖納豆1パックのカロリー

納豆1パック(約50g)のカロリーは約100kcalですからたいしたことは
ないのですが、100g当たりのカロリーはご飯より多いので、ダイエットを する人はご注意下さいね。

納豆ダイエット方法でも、一日1パックを推奨しています。

❖納豆の賞味期限は

97歳で亡くなった母がよく「納豆は賞味期限が過ぎてからがおいしいのよ」 と言って、賞味期限が過ぎて一か月が経っても平気で食べていました。

確かに納豆は発酵が進むほどに、その栄養・効果が高まりますので、賞味期限 ぎりぎりを食べるのが、一番効果が期待できるそうです。

しかし、さすがに冷蔵庫に一か月保存すると、乾いてきてまずくなります。 ポリ袋に入れて冷凍するのがお勧めです

しかし解凍は冷蔵庫内でゆっくり解凍しましょう。レンジでチンすると
ナットウキナーゼの効果がなくなりますからね。

❖納豆の食べ過ぎは

納豆の食べ過ぎで心配なのは、カロリーの他にプリン体とセレンの取り過ぎです。

プリン体を取り過ぎると痛風に悪く、セレンを取り過ぎると嘔吐するからです。

しかし納豆1パック(約50g)に含まれるプリン体は約57mgで、痛風患者のプリン体摂取制限は1日400mg ですから、1日1~2パックなら問題になりません。

セレンは、抗癌作用や細胞の老化を防ぐ効果がある重要なミネラルですが、 日本食で不足することはまずないということで、取り過ぎで嘔吐などの 中毒症状がでることから、

厚生労働省はセレンの摂取 について、1日の上限量350μg、または中毒量を800μg、と定めています。

納豆に含まれるセレンは栽培される土壌によって違い、100g当たり8.8μg~234μgまでのデータがあります。

従ってやはり1日1~2パックなら問題になりません。おおむね日本の納豆に含まれるセレンの平均値は100g当たり8.8μgとのことですから、心配いらないと思われます。

何事も多すぎはいけません。
納豆は心配のない1日1~2パックにしましょう。
ダイエットでさえ、1日1パックで充分ということですからね。

◆まとめ

12項目に及ぶ納豆のすごい効果はどうでしたか。
私自身も驚きました。

これから気になるすべての効果があるように思います。
納豆1日1~2パックで、望む健康の大部分が得られる
可能性があるのですから、納豆好きには簡単なことですね。

納豆は好きですが、毎日は食べていませんでしたので
これからはなるべく毎日1パックは食べようと思います。

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