経口補水液の作り方を知っても危険!経口補水液の正しい飲み方

今年の夏の暑さは例年になく強烈で、熱中症にかかり救急車で運ばれる人も亡くなる人も最高になるのではないでしょうか。

そのため、熱中症の予防や手当のために、スポーツドリンクや 経口補水液のことが話題に上りました。

特に、最近経口補水液の作り方を検索する人が多いのが気になります。

経口補水液は簡単につくれますが、塩分が多いからです。

(基本的な経口補水液は 1リットルの水に、3グラムの食塩と 40グラムの砂糖を溶かすだけです。)

そのため、高血圧や心臓病、腎臓病などの病気を持っている人には危険な場合があるのです。

そこでスポーツドリンクや経口補水液の正しい飲み方を調べてみました。

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◆あまり動かないとき

あまり動かないときは、汗をかいても主に水分が失われるだけなので、 尿量がへったり、のどがかわいたら経口補水液より塩分が少ない ポカリスエットのようなドリンクが良い。

 

◆運動をするとき

真夏の暑いときの運動はしない方が良いですが、 軽い運動をするなら、塩分の他に、筋肉をつくるアミノ酸や筋肉疲労を回復させる クエン酸入りのアクエリアスのようなスポーツドリンクを飲みながら運動するとよい。

 

◆脱水症状がでたら

脱水がひどくなり、血液が減って循環がわるくなると、頭痛、たちくらみ 血圧低下、悪心、おう吐、発熱、下痢などが起こります。

その時は大量の塩分やカリウムが減るので、飲めるなら経口補水液 を飲んで(飲ませて)病院へ行き、医師の指示に従うべきです。

※市販の経口補水液には、OS-1やアクアサポート、アクアソリタ等があります。

◆経口補水液とは

脱水症状や下痢のとき、水分を吸収する役割をするべき大腸では水分の吸収ができなくなるの ですが、

食塩と糖と水を同時に飲むと、大腸ではなく、小腸から水と栄養分が一緒に吸収される ことが発見され、

経口補水液が発明されたのだそうです。

主に発展途上国で十分な医療設備がなく点滴治療ができないため、経口補水液が普及したのですが

先進国でも、乳幼児の点滴が困難なため経口補水液による治療が行われるようになったとのこと。

 

※下痢の時、小腸から水分を吸収させることができるとは、素晴らしい発見だったのですね。

経口補水液の発明により、非常に多くの発展途上国の人々の命が救われたことを初めて知り、 感動しました。

なんでもないときに経口補水液を飲むとまずいですが、脱水時にはおいしく感じるのだ そうです。それで脱水を知ることもできるようです。

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◆経口補水液を飲むときの注意点(例としてOS-1)

◇1日の服用量の目安th.jpg経口補水液大塚製薬

1歳未満:300~500ml、1歳以上7歳未満:300~600ml、7歳以上:500~1000ml。

◇3ヶ月未満の乳児や、下痢、嘔吐が激しい時は受診すること。

◇OS-1の電解質濃度はだいたい血漿電解質に合わせてあるので、他のものを加えて飲んではいけない。

◇塩分やカリウムが多いので、高血圧、心臓病、不整脈、腎疾患を持つ人は多量に飲んではいけない。

◇賞味期限は製造から9か月、開封後は冷蔵庫に保存し、24時間以内に飲み切ること。

◇健康な場合に飲んでもよいが、健康状態がさらによくなるものではなく、塩分に注意。

◇温めて飲んでもよいが、沸騰させてはいけない。長時間保温してはいけない。

◇薬と一緒に飲んではいけない。

 

◆まとめ

通常の水分と電解質の補給にはどのスポーツドリンクでも充分、経口補水液は塩分が多いので飲まない方が良い。

下痢や嘔吐、発熱、激しい発汗、などで脱水状態になってしまったときは 注意点を守って経口補水液を飲む。

 

※熱中症の脱水のときはカリウムを含む経口補水液を飲むか じゃがいもサラダを食べると回復がはやいです。

詳細はこちら>>じゃがいもサラダは最高の夏料理?熱中症夏バテ肌あれに効く理由

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