ストレスで自律神経が乱れて病気になる仕組!解消できる氣の呼吸法

元気ナースは心身統一合氣道を習っているのですが、stress_woman.pngストレス

ストレスで病気になるのは自立神経が乱れるためであり、ストレスを解消するには呼吸法が有効であることを知りました。

ストレスで病気になる仕組と簡単にストレスを解消できる合氣道の氣の呼吸法をご紹介しようと思います。

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◆ストレスの種類

ストレスの感じ方は個人差がありますが、心臓がドキドキするような大きなストレスから 自分ではストレスと感じていないような、ささいなストレスまで実に多くあります。

ストレスの種類は一般的に下記の5つに分けられます。

1.物理的ストレス:光、音、温度、気候 など
2.化学的ストレス:タバコ、アルコール、食事、大気汚染、ホコリ など
3.生物学的ストレス:ウイルス、細菌、カビ、花粉 など
4.心理的ストレス:不安、不満、怒り、喜び、悲しみ など
5.社会的ストレス:職場環境 家庭環境、など

人はストレスを感じると自立神経が乱れて、血管が収縮し、末梢神経の血流が悪化 することが実証されています。

◆自律神経とは

私たちの意志に関係なく、自律的に機能する器官の働きを調節する神経です。
自律的に機能する器官とは、循環,呼吸,消化,排出,代謝,分泌,体温,生殖などの諸機能 で、生体にとって最も基本的な機能なのです。

自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれ,両者のバランスが乱れると病気になるのです。

◆自律神経の乱れで病気になる仕組

ストレスを受けると交感神経の活動が高まり、自律神経のバランスがくずれ、副腎皮質ホルモンが盛んにつくられるようになります。
これによってコレステロール濃度が高まり、血糖値が上昇し、さらに血液も濃くなって血液がドロドロになり 動脈硬化による病気も起こりやすくなるのです。

自分ではストレスと感じていないようなささいないやなことだけでも、血流が停滞してしまうといいます。
さらに、愚痴を言ったり、マイナスの感情を持つだけで血液はドロドロになって、大きな病気を引き寄せて しまうのだそうです。

 

自律神経の乱れを起こさないためには、ストレスで活動が強まった交感神経の働きを静めるためにリラックスして 副交感神経の働きを強めることがポイントです。

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◆ストレスを解消する腹式呼吸

一般的にストレスを解消するには深呼吸が良いとされていますが、深呼吸にも胸式呼吸と腹式呼吸があります。
胸式呼吸では肺をおおっている骨(ろっ骨)が広がり、肺が横へふくらんで広がります(肺の上の方に空気が入る感じ)。
この時、胸や肩や首の筋肉が緊張して力が入り堅くなってしまいリラックスできません。

これに対して、腹式呼吸は、肺と胃の間にあって胴体を仕切っている横隔膜を上下させて呼吸をします。
息を吸うと横隔膜が下がり、肺の下方に空気が入ってお腹がふくらみます。
吐くときは横隔膜が上がって空気を押し出し、お腹がへこみます。

 

腹式呼吸は息を吸う時に肺を横に広げることはなく呼吸時に胸や肩の筋肉を使わないので全身をリラックスさせた状態にできます。
リラックスすると副交感神経が強まり、自律神経のバランスが良くなりストレスが解消されるのです。

腹式呼吸法の訓練法には色々なやり方があります。
ヨガ式、気功式、喘息用など。

ヨガ式呼吸法は11種類もあって、簡単ではありません。
気功の呼吸法は逆腹式呼吸で普通の呼吸と違います。
喘息用の呼吸は、吐くとき口をつぼめて口笛を吹くように吐くのでやはり緊張がともないリラックスできません。

 

色々試してみて一番楽に効果の高い腹式呼吸法は、心身統一合氣道の氣の呼吸法だと私には思われました。

◆心身統一合氣道の氣の呼吸法

心身統一合氣道の宗主藤平光一氏は、広岡達朗、王貞治、長島茂雄、千代の富士など有名なアスリート達の指導をして 効果をあげたことで知られています。

心身統一合氣道のすべてを学ぶのは簡単ではありませんが、氣の呼吸法は簡単にリラックスできてストレスを解消し 全身の血流をよくし、酸素をゆきわたらせることができますのでご紹介します。

厳密には正座をして姿勢を正し、両手を軽くにぎってももの上に置いて行うのですが、電車の中で立ったまま、 椅子にすわって、さらには寝ていても行うことができるのが便利です。

1.姿勢を正し、おへその下に意識を集中して全身の力を抜きリラックスする

2.声を出さず「ハー」と口を開けて25秒~30秒かけて静かに息を吐き出す

3.吐き切ったら軽く上体を前に倒してさらに最後の息を出し切る

4.鼻から静かに息を吸い20秒かけて足から頭まで酸素が行き渡る想像をする

5.頭まで空気が充満したら上体を起こし、5秒間息を止めて酸素が全身に配られるのを待つ

この呼吸法を実施すると意識しなくても自然に腹式呼吸になっていて、お腹がふくらんだり へこんだりすることに気がつかれると思います。

慣れるまでは、25秒~30秒かけて息を吐くのは難しいかもしれませんので、ご自分のできる 長さで結構です。だんだんに長くできるようになります。

ストレスがある時は、この呼吸法を一日30分から40分、数回に分けて実行すると効果的です。継続することによって健康な身体も得ることができるでしょう。

この呼吸法は、頭痛にも効果があり、頭が痛いときこの呼吸法を実施すると頭痛がとれて とても気分が良くなることを、何回も経験しました。
現在は頭痛も起こらなくなっています。

詳細はこちら⇓⇓

◆まとめ

様々なストレスによって自律神経が乱れ、血流がとどこおり、ドロドロになって病気を引き起こす 仕組を解説しました。

交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスを保つために、心身統一合氣道の氣の呼吸法 でストレスを解消する方法をご紹介しました。

とても簡単ですので、ぜひ実行することをお勧めします。

大勢の人の前で発表する前や、入試の前に氣の呼吸法をすると驚くほど落ち着いて実力を発揮することができますよ。

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