緊張しない方法は手のひらをパーにすることだった!その理由は?
NHKのスゴ技Qで、会話力のUP法が紹介されました。
その中で、ママ友と会話をするときに緊張して
しまうという悩みを抱えた女性がいました。
おなじみ小林弘幸教授のアドバイスは、手のひらを
パーにすることだったのです。
手のひらをパーにするだけなら話ながらでも緊張を
ほぐすことができますね。
どうして手のひらをパーにすると、緊張しないのか
調べてみました。
◆交感神経と副交感神経の関係
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があって
緊張すると交感神経が優位になり、
リラックスすると副交感神経が優位になることは
良く知られていますね。
緊張して交感神経が優位になると、血管が収縮して
血流が悪くなるのです。
緊張をほぐすには、血流をよくして副交感神経を優位にして
リラックスする必要があります。
小林弘幸(順天堂大学 医学部教授)
「人生で一番役に立つ言い方」(幻冬舎)
❖パーとグーの違い
こぶしでグーにすると、手指の血流が低下して副交感神経の働きが
悪くなります。
親指を中に入れて握るとより血流が悪化して、副交感神経の働き
が悪くなり、緊張が増します。
反対に手のひらを開くと、血流が良くなり副交感神経の働きが良く
なりリラックスして緊張がほぐれるのです。
空手の達人は決してこぶしを握らないそうです。
そう言えば、そうですね。こぶしでかわらを割るのは見たことが
ありません。
武道もスポーツも親指の力を抜くことが、リラックスして実力を出す
コツなんだそうです。
◆手のひらパーの原則
番組には登場しませんでしたが、フリーアナウンサーで
スマイルボイスコンサルタントの倉島麻帆(くらしま まほ)
さんが提唱する、手のひらパーの原則では
大切な人を一瞬で笑顔に変える人の話し方・気遣い方で
「手のひらは相手に見せる」ことがポイントと説いています。
手のひらを相手に見せることで「手の内を相手に見せる」
「武器を何も持っていません」という無言のメッセージが伝わり
親しみやすく見えて、体も開き、声もよく出るのだそうです。
ちなみに、手の甲を相手に見せることは「何か武器を隠し持って
いるのではないか?」という不安感を与えるそうです。
相手が安心することで自分の緊張もほぐれると思われます。
◆心身統一合氣道のリラックス法
私が学んでいる心身統一合氣道では、技の練習に入る前に、
手のひらを振りふりして緊張をほぐします。
手指の先まで血流が通い、副交感神経良く働くようですが、
会話中に手を振り振りするわけにはいかないですね(笑)。
◆まとめ
緊張を解くには、肩の力を抜いたり、深呼吸をしたりするのが
一般的ですが、手のひらを開くという方法があったのです。
その際、手のひらに力を入れてはいけません。
リラックスして血流を良くして、副交感神経を働かせるのが
緊張を和らげるコツです。
また相手に手のひらを見せることで、相手の緊張が解ける
ので自分の緊張も和らぎます。
会話中でなければ、手のひらを振り振りするのも効果的です。
その他に、元スマップの中居正広のアドバイス
「 人前で話すときは他人の評価を気にするよりシンプルに思いを
届けることを意識する」がネットで大反響だそうです!
他人の評価を気にするから緊張するんでしょうね。名言です。
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