梅雨だる(ダル)の原因と症状が出るメカニズム!簡単な解消法は
水不足も伝えられている今年の梅雨ですが、
寒かったり暑かったり豪雨だったり、
晴れ続きだったり、なんだか変です。
例年は気にならない梅雨ですが、年のせいか、
どうもだるい今年の梅雨。
こういう症状を梅雨だるとか梅雨ダルと
言うのだそうです。
今朝のモーニングショー(2016年6月28日)で、梅雨だるの
ことが放送されました。
役に立ちそうですので、疑問点は調べてまとめます。
この記事の目次
◆梅雨だる(ダル)の原因
- 気圧の変動(主に低気圧)
- 寒暖差
- 日照不足
- 湿度
上記4項目のうち、梅雨だるの最大の原因は低気圧です。
◆梅雨だるによる症状とメカニズム
1.頭痛、関節痛 めまい、肩こり
これらはいずれも低気圧が原因で生じる症状です。
そのメカニズムは
- 頭痛:低気圧になると、血管にかかる圧力
が減り、血管がふくらみ血液が増えて血管
を取り巻く神経を圧迫するので、頭痛がする。 - 関節痛:同様に、関節液が入っている袋が低気圧によって
ふくらみ、関節液が増えて回りの神経を圧迫するので
関節痛が起こる。 - めまい:身体のバランスをつかさどる三半規管が気圧の変動
に反応して乗り物酔いの状態になりめまいが起こる。 - 肩こり:低気圧で血管がふくらむため、血圧が下がり、血流が
とどこおり、肩こりが生じる。
低気圧が続くと「ヒスタミン」という免疫活動に指令を出す物質
が過剰になり、炎症物質(発痛物質)を分泌して、上記の症状を
さらに悪化させます。
2.疲労感(だるい)、風邪
- 疲労感(だるい):低気圧で自立神経のうちの副交感神経
が優位になり、お休みモードになる。
寒暖差が、身体にとってストレスになり、疲れやすくなる。 - 風邪:寒暖差が大きいため、体温調節が狂い風邪をひきやすくなる。
3.うつ:
日照不足で、どんよりした天気が続くと、朝と夜の切り替えがうまく
できなくなり、副交感神経が優位になる。
そうなるとお休みモードになり気分がふさぎこんだり、やる気がなく
なったり、うつ状態になりやすくなる。
4.むくみ、消化器系の不調
- むくみ:湿気が多いと、汗をかかないため、余分な水分や
老廃物が排出できず体内にたまってむくむ。 - 消化器系の不調:体内の余分な水分が消化器系に影響
をおよぼし、食欲不振、消化不良、下痢や便秘を引き起こす。
5.喘息、カビ肺炎:
湿気が多いためカビが多量に発生して、知らないうちに
カビを吸い込んで喘息や肺炎になる。
よく咳が出たり、風邪のような症状が出る時は注意。
家に居る時だけ咳がでるような場合は、カビ肺炎の疑いがある。
白カビ(トリコスポロン)は、色が白いので気づきにくく要注意である。
白カビは水回りや木材を好み、湿度60%以上で急速に増加する。
カビ肺炎を繰り返すと死に至る危険もあるとのこと。
家の中でカビが繁殖しやすい場所はエアコン、浴室、洗濯機。
意外と湿気の溜まりやすくカビが発生しやすい物が
化粧ポーチやスマホケース、観葉植物 なので要注意。
スポンサードリンク
◆梅雨だるの症状の簡単な解消法
1.頭痛
コーヒーなどのカフェインを飲むと、血管が収縮して、
神経を圧迫しなくなる。
ガムをかむと血流が良くなり血液が減る。
2.関節痛
除湿で関節液を減らしたり、患部を温めて関節液の
流れをよくする。
3.めまい
めまいは乗り物酔いの薬が効く。
登山をして、低気圧に慣れる方法もある。
4.低気圧対策
内側のくるぶしから指4本ぐらい上の三陰交という
ツボを押すか、ドライヤーで温める。
5.湿気対策
足の裏の親指の出っ張りの内側の涌泉のツボを
押したり、ドライヤーで温める。
エアコンを除湿にしたり、部屋に乾燥剤を置く。
◆梅雨だるに効く食べ物
- スパイシーなもの:身体を温め、血流をよくする。
- 朝にレモン水:クエン酸で血液循環がよくなる。
- レンコン:利水作用(水分を出す)がある。
◆まとめ
梅雨だるの原因、梅雨だるの症状と、各症状に対する
メカニズム、簡単な解消法、梅雨だるに効く食べ物
などについて調べました。
元気ナースとしては、どういうメカニズムで梅雨だる
の症状が出るのかが、一番勉強になりました。
それによって対処法もわかるからです。
最近のコメント