咳喘息の原因と症状!最新の検査・治療法と私流の治療法について

就職一年目の冬のこと、風邪(かぜ)らしい症状の後、2か月も咳(せき)が続いたことがありました。     virus_seki.png咳
その咳が、何もないときは出ないのですが、何かのきっかけで咳が始まるとしばらく止まらないのです。

肺結核ではないかと心配になり受診すると肺に異常はなく、軽い気管支炎だろうとのことでした。

今から40年以上も前のこと、咳喘息Iせきぜんそく)などという言葉はなかったようです。

そのうち治ってしまったのですが、それ以来、毎年初冬の頃に咳が出るようになりました。

最初よりは軽かったので特に受診することもなく私流の治療法で数十年が経ち、最近はほとんと完治状態でした。

そこへ、NHKの朝の番組で咳喘息のことが放送されて驚きました。

まさに私と同じ症状だったからです。私の病気は咳喘息だったと確信しました。

咳喘息の原因および最新の検査や治療法が紹介されましたが、私流の簡単な治療法もお知らせしたいと思います。

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◆咳喘息の原因と症状

咳喘息の根本的な原因はアレルギーです。

※私は花粉症を持っていて、初冬になると咳がでることから、この咳はアレルギーだろうとはうすうす感じていました。
それが今回のNHKの放送で確信できたのです。

アレルギーのある人は色々な刺激に過敏になっていて、下記の刺激で簡単に咳が出るのです。

❖咳のきっかけになる原因

ダニ、ホコリ、ハウスダスト、気温の変化、ペットの毛やふけ、気温の変化、ストレス 、喫煙、たばこの煙を吸う受動喫煙、運動、飲酒、中国からの大気汚染物質PM2.5、黄砂など

◆咳喘息の特有の症状

かぜは治ったのに、せきだけが何週間も続く。そんな症状が咳喘息の特徴です。
肺へ空気が送られる管である気道が、アレルギーの炎症によって狭くなり、色々な刺激によって咳が出るのです。

そのしくみは普通の気管支喘息(ぜんそく)と同じなのですが、気管支喘息に見られるようなヒューヒュー、ゼーゼーという喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難はないのです

症状が悪化すると3人に1人が本格的な「気管支喘息」に移行するとされていますので、咳喘息は気管支喘息の前段階と言えるかも知れません。

なぜか咳喘息は女性に多いそうです。

風邪が原因の咳は、ウイルス性の気道炎症で 一般に、4~5日で治ります。
しかし、咳喘息が原因のせきは、アレルギー性の気道炎症で体質のため再発を繰り返すことが多いです。

3週間以上せきが止まらない人は呼吸器内科を受診しましょう。

◆病院での最新の検査方法。

1.問診でどんな時に咳がでるか問うことで、咳がでるきっかけを探す。
2.胸部エックス線検査で肺がんや結核などの有無を確認する。
3.血液検査でアレルギー反応の原因を調べる。
4.呼気NO測定器で一酸化窒素(NO)の濃度を測定する

これが最新の検査方法で、気管支喘息や咳喘息の人は吐く息(呼気)に一酸化窒素(NO)が多く含まれているという 特徴があるのだそうです。

濃度の数値が25~50だと、咳喘息の疑いがあり、50以上だと、気管支喘息の疑いがあるとのこと。
2013年から日本でも保険適用された検査方法です。

◆病院での治療法

上記の検査で咳喘息と診断されると、 気管支拡張剤(気管支を広げて空気の通りをよくする薬)と 気道の炎症を抑える吸入ステロイド剤を使います。

吸入ステロイド剤は、少量でも優れた抗炎症作用を発揮し、副作用の心配も少なく、長期にわたって用いることができます。

発作が起きていない時も「気道の炎症をおさえて発作が起きないようにする」ことが気管支喘息への移行を予防することに なるので 半年~1年かけて長期的に治療します。

 

最近では、吸入ステロイド剤と気管支拡張薬を一緒にした喘息治療薬も出て、便利になっています。

その他、アレルゲンの元となる原因を取り除いたり、抗アレルギー薬を使用することもあります。
※咳が続いているのはかぜが長引いているからかと、かぜ薬や抗生物質、咳止めを用いても、咳喘息の場合はほとんど効果がありません。
それは私の長年の経験からもそうでした。

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◆元気ナースの私流の治療法

漢方薬の咳止めが効いた

就職して半年で咳喘息になった私は、度々病院通いをするわけにもいかず、肺に異常がないと分かった時点で病院での治療はやめてしまいました(当時はまだ看護師ではありませんでした)。

市販の咳止め薬を飲んでも効かず、思いついたのが漢方です。

※昔、身体が弱かったころ、西洋の薬よりも漢方の方が私には良く効いていたからです。

薬局で漢方薬の咳止めを探して龍角散を見つけました。

驚いたことに、龍角散の粉薬を舌の上にのせてなめていると、咳がおさまるのです。

最初のうちは1日に何回もなめていましたが、だんだん咳の回数が減ってきてその年は完治しました。

その後、また冬が近くなって咳が出ると龍角散をなめて治していましたが、より重症になることはありませんでした。

牛乳をやめてヨーグルトに

その後結婚して、夫の転職で田舎に引っ越したり、子供を生んだりしているうちに、花粉症がひどくなり、一年中鼻水がぐじゅぐじゅするようになりました。

咳喘息も重症にはならないものの相変わらず起こります。

何とかしようと調べたところ、牛乳をやめてヨーグルトで花粉症が改善したというネットの情報を得て試してみました。

このヨーグルトです。⇓⇓

牛乳をやめて、花粉症に効くというビヒダスヨーグルトBB536を食べ始めたところ、一年中ぐじゅぐじゅしていた鼻水がだんだん良くなって、2年後ぐらいには花粉症は4月のひと月だけになり、本当に楽になりました。

するといつのまにか咳喘息もあまり起こらなくなり、今年はあったかなと思うほどになりました。
あまり龍角散のお世話にならなくなったので、10年前に買った龍角散がまだ残っています。

今年は気候が不順のせいか、久しぶりに軽い咳がでるので先ほどその期限切れの龍角散をなめてみたらまだ効果があり、治まっています(笑)。

以上元気ナースの咳喘息治療法ですが、これは私にだけ効果があるのかも知れませんから保証はできかねます。
お試しになりたい方は自己責任でやって下さいね。漢方薬にも副作用はありますから。何とも言えません。

◆咳喘息の予防方法

・かぜ インフルエンザにかからないようにする
・アレルギー反応を起こさない環境をつくる
・喫煙・副流煙に気をつける
・気温の変化に気をつける
・ストレスをため込まない
・食生活に注意する
・抵抗力をつけて、病気にかからない身体作りをする

◆まとめ

若い頃から、冬になると風邪をひいているわけでもないのに咳がでる症状が、咳喘息だということを 最近のNHKの放送で知りびっくりしました。

咳喘息は近年知られるようになってきた病気で、その患者数はこの10年で急増しているのだそうです。 環境の変化などが原因なのでしょうね。

咳喘息の最新の検査方法や、原因、病院での治療法など、NHKの放送以外のことも調べてご紹介しましたが、 私流で治していた方法もご紹介してみました。
お役に立てるかもしれません。

ただし、お試しになる方は自己責任でお願いしますね。

 

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