最新科学による蚊の撃退方法は足!その理由とワザ!NHKガッテン
最近のニュースで、蚊の媒介によるジカ熱が中南米だけでなく
アメリカやカナダにも蔓延しているそうです。
ジカ熱はあまり死亡する人はいないようですが、妊婦が
感染すると小頭症の子供が生まれる危険があることで
おそれられています。
その他にデング熱や日本脳炎などで毎年世界で100万人
以上の人が蚊によって死亡していることから、現在
世界中で、蚊の撲滅作戦が進んでいるとのこと。
NHKガッテンでは、
「人類最凶の敵!“蚊”撃退大作戦!」という題名で
蚊を本気で撃退する最新の簡単なワザが紹介されました。
この記事の目次
◆蚊の活動時期は9月から10月
蚊の活動がもっとも活発になるのは、気温が25~30℃です。
そのため真夏は朝晩ぐらいしか活動しません。
したがって、少し気温が下がる9月から10月がもっとも蚊に
さされやすいので、対策が必要なんですね。
そういえば、今年は猛暑のためかあまり蚊にさされませんね。
❖日本国内で心配なのはペットから感染する日本脳炎
日本では平均4割のペットが日本脳炎のウィルスに感染している
とのこと。(山口大学 共同獣医学部の前田健教授の調査による)
ペットから日本脳炎のウィルスを受け取った蚊に刺されると
日本脳炎を発症する危険性があります。
日本脳炎は発症すると4割が死亡するという危険な病気です。
ペットのいるお宅では予防接種を受けるなどの対策が必要ですね。
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◆蚊を撃退する簡単な方法
❖蚊にさされやすい理由
蚊にさされやすい人は足の『常在菌の種類が非常に多い
(多様性が高い)』ことが分かったのだそうです。
一部の常在菌が出す脂肪酸、化学物質や、その割合が蚊に、
血を吸う行動をひきおこすのではないか、と考えられるとのこと。
※皮膚の常在菌とは、人の皮膚に必ず存在し、腸内細菌の
ように普段は病気を起こさない微生物です。
❖蚊にさされないワザ
蚊に刺される原因が足の常在菌のせいならば、足を除菌すれば
良いのです。
1.足のアルコール消毒
この方法はティッシュ一枚で驚きの効果を発揮する超ウラワザ
なんだそうです。
ティッシュにアルコールをつけて足首から足のうらを良くふく
だけ。
実験では、足を消毒すると刺される数が3分の1に減りました。
2.石鹸で足を洗う
足の指の間なども良くあらうだけでも効果があります。
3.ハッカ油を薄めてスプレーする
NHKの自然番組班の裏ワザで、ハッカ油の独特の香りが蚊を
寄せ付けない効果があるとのこと。
ハッカ油(打ち身やねんざ薬として)はどこの薬局でも
販売されています。
スプレーの作り方
(精製水90ml、消毒用アルコール10ml、ハッカ油20~30滴)
足だけでなく手や首筋にスプレーするとより効果的です。
揮発しやすいので短時間しか効果がありませんから、持ち歩いて
こまめに使う必要があります。
◆市販の蚊よけ剤の使い方と注意点
❖虫よけ剤の種類
1.虫がいやがる香り
「シトロネラ」「ユーカリ」「レモングラス」などのハーブや、
「ハッカ油」「ヒノキ油」などが原料。
蚊が強い香りを嫌って近寄らない。比較的体に安全だが、効果の
持続時間が短めなのでこまめに使う。
2.殺虫剤
タイプは色々あるが、
成分は「ピレスロイド」「トランスフルトリン」など。
殺虫剤なので皮膚に直接かけることは避けること。
3.虫の目隠し
一番多く売られているタイプで、
成分は「ディート」や「イカリジン」など。
皮膚に塗ると蚊のセンサーがだまされて、塗った部分をヒトだと
分からなくなる。ただ、塗り残しがあるとその場所が刺されてしまう。
持続時間が4~6時間と長く、きちんと使えば非常に効果が高い。
スプレータイプはスプレーしてから手で塗りのばすと良い。
2.虫の目隠しタイプです。 |
❖市販の虫よけの注意点
「虫よけ」は必ず使用上の注意をよく読んで使う。
※特に「殺虫」タイプを体にかけてはいけない。
殺虫成分の「ピレスロイド」「トランスフルトリン」などの表示が
ある商品は、絶対に皮膚にかけないように注意すること!
◆まとめ
蚊にさされやすい理由が、足の常在菌にあるとは
思ってもみませんでした。
この事実は、蚊にさされやすい妹をたすけたいと研究した
京都教育大学附属高校2年の田上大喜(たがみだいき)くん(16)
が、蚊が靴下に反応して盛んに血を吸おうとすることを発見して
わかったことだそうです。
やさしいお兄ちゃんの大発見ですね。将来が楽しみです。
意外に簡単な蚊の撃退法や、市販の虫よけの注意事項を
守って、蚊にさされない工夫をしようと思います。
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