高齢者に本当に役に立つ災害対策と防災グッズ!団塊スタイルの要点
今年は地震や台風など、自然災害が多いような気がします。
つい先日も、認知症のご老人が住むグループホームが台風に
よる水害で、9人全員が亡くなってしまいました。
災害弱者と言われる高齢者が急増する未来を思うと
今こそ災害対策が必要だと思えます。
そんな折、9月2日の団塊スタイルで、
「これは役立つ!防災対策」というタイトルで
高齢者のための災害対策や防災グッズが紹介されました
ので要点を書いておきます。
この記事の目次
◆災害列島に住む私たちは、どうやって身を守ればいいのか?
基本中の基本は 空振り覚悟で早めに避難することです。
テレビ、ラジオ、スマホなどで情報を確認し、つなみなら
すぐに高台へ、他の災害では、適切な場所を選んで準備して
避難します。
※水害などは夜の避難は危険です。2階などへ上がって夜明けを
待ってから避難するのが良いと言われています。
❖正常化の偏見に注意
東京理科大学大学院の関沢愛教授が「正常化の偏見」という心理に
気をつけるようにアドバイスされました。
災害の時は、多くの人びとは危険を認めようとしない心理傾向になる
のだそうです。
そのため、まだまだ大丈夫と思い込んで、避難するのが遅れてしまう
危険があるというのです。
空振り覚悟で早めに避難しましょう。
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◆熊本地震から学ぶ本当に役立つ防災対策、最新の防災グッズ
❖仮設トイレの問題
熊本地震のとき、避難所には様式トイレが1つしかなく、あとは
和式だったので大変だったそうです。
高齢者は筋肉が弱っているので、和式トイレは立ったりすわったり
が大変なのです。
そのためにはダンボールの簡易トイレが良いと紹介されました。
折りたたみ式で、様式トイレに組み立てるもので、水がいりません。
ゴミ袋の中に尿等を固める粉が入っていて、用をたしたら、ゴミ袋
の口をしばって捨てれば良いのです。災害弱者の役にたちますね。
❖女性の高齢者に生命の危機に至る病状
熊本地震ではエコノミークラス症候群で亡くなった人の8割が女性
でした。
あまり動かないことと、水分不足が原因です。
水分不足のチェック方法は、
手の親指を爪の上から反対の手の親指と人差し指できつくはさむと
はさまれた親指の爪が白くなります。
それが元のピンク色に戻るのに3秒以上かかるようなら水分不足
です。すぐに水分を飲みましょう。
エコノミークラス症候群の予防!してはいけないこと!するべきこと
❖役に立つ最新の防災グッズ
●小さい携帯笛:自分の所在を知らせる(100円ショップにあります)。
●折りたたみ式ヘルメット:頭を守る必需品です。A4サイズにたためます。
●ヘッドライト:夜の避難時や、外のトイレに行く時に
両手が使えて便利です(アウトドア専門店にあります)。
●ソーラーチャージャー:スマホや携帯の充電にぜひ用意
したいです。 スマホはすぐに電源切れになって連絡に困りますから。
●湯沸しボックス:アルミ粉末の反応熱を利用し、火を使わずに
水を注ぐだけで簡単にお湯がわき、レトルト食品や缶詰類、
赤ちゃんのミルクの温めにも使えます。
●5年もつ水でもどせる防災用ご飯:火がなくてもご飯が食べられる
ので便利です。湯沸かしボックスがあれば、温かいごはんが食べられますが。お湯で15分、水で60分で食べられます。
❖ちょっとした工夫
・避難するとき登山用や釣り用のベスト(ちょっき)に小物を入れて
逃げる。大きなポケットがたくさんついているので、リユックを
おろさなくても取れるので便利。
・紙皿にラップをのせてその上に食物をのせて使うと洗わなくてもよい。
・ゴミ袋に穴をあけて、ポンチョを作ると寒さ知らず。
◆災害時に本当に役に立つ知識
❖帰宅時など、エレベーターの中で地震にあったら
・2009年以後に作られたエレベーターは災害時、近くの階で止まり
扉が開くので、降りられます。
・動き続けるエレベーターのときには、すべての階のボタンを押して、
一番近い階で降りること。
❖火事を発見したら?
火事を発見したら、まず「火事だ!!」と大声で叫ぶこと。
知らせることが大切です。
・1km先で大火災があったら、風向きを見て逃げる。
・自宅が火事になったら、まずは初期消火につとめる。
災害時に消防車を呼んでもほとんど来ることはできないので
炎が扉の上のかもいに達したら、あきらめて逃げる。
❖自宅を離れて避難所などに行く場合
・あとから来る家族のために、ガムテープに行き先やメッセージを
書いて壁など、見やすい場所に貼る。
・必ず電気のブレーカーを降ろして逃げること。
復旧したときの電気火災を防ぐため。
・家族の写真を持ち歩くと、探すとき写真を見せるのに役にたつ。
◆まとめ
災害弱者のための防災対策とのことでしたが、すべての人々に役立つ
ものばかりでした。
❖役に立つ最新の防災グッズ
簡易トイレや、折りたたみヘルメット、ソーラーチャージャーや
湯沸しボックス。
防災グッズも随分進歩したものです。
5年も保存がきく混ぜご飯は、まとめて用意しておけば、多忙な時
に普段でも役に立つと思い、早速購入することにしました。
お値段もリーゾナブルで助かります。
❖役に立つ防災知識
エコノミークラス症候群の見分け方
エレベーターの中で地震にあったら
火事を見つけたら
自宅の火事は
自宅を離れる時にするべきこと
などなど、とても勉強になりました。
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