夜桜の冷えとビールが危ない!血圧の上昇防ぐ首温める効果の仕組み

今年は少し開花が遅れた桜もあちこちで満開にfashion_mufflerマフラー
なり、夜桜を楽しむ人々も多いことでしょう。

でも、今年は例年より夜が寒い日が続いています。

実は冷える夜桜見物は高血圧の人にとって、命に
かかわる危険があることをご存知でしょうか。

今回は、その理由と対策についてお伝えします。

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◆冷える夜桜見物が危険な理由

❖急激な温度変化で血圧が上昇する理由

桜の季節は、日中は20℃以上になっても、夜は10℃前後までに
冷えることも多いのです。

したがって、日中は暖かくても、夜桜を見に行くと底冷えがして
日中と同じスーツ姿では、震える状態になることがあります。

そういう時は、身体を冷やさないようにに、血管が縮まり、血流が
悪くなるので、心臓が血液を末梢まで流そうとして血圧が急上昇
するのです。

❖ビールも危ない

お花見となれば、満開の夜桜の木の下でビールを飲んでいる人を
よく見かけますが、冷たいビールは危険です。

温かいビールを飲む人はいないと思いますが、食道の近くに心臓が
あるので、冷たいビールが食道を通る時に心臓が冷えて、心臓の
血管がキュッと収縮します。

そうすると、動脈硬化が進行している高齢者などは、狭心症発作
や心筋梗塞などが起る危険があるのです。

お風呂上がりに冷えたビールを飲むときも同様に大変危険です
ので注意しましょう。

❖血圧が急上昇すると起こる病気

ビールのところで記述した、狭心症や心筋梗塞、
脳卒中(脳梗塞や脳出血の総称)になる危険があります。
いずれも命にかかわる病気ですし、脳卒中になれば、
命が助かっても、半身不随などの後遺症に苦しむことに
なる重大な病気です。
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◆夜冷えの血圧急上昇を防ぐ対策

❖首を温める防寒対策

勤め帰りの夜桜見物のために、コートを着ていくのは面倒と思う
人は、タオルやマフラーを首にまいて「首を温める」防寒対策
効果的なんだそうです。

それも、外出直前に首にまくのではなくて、
外出する20分前にマフラーなどをまいて準備しておくのです

そうすると、首があたたまり、手足もあたたまって、末梢に
血液が流れるので血圧が上がりにくくなるというのです。

カーディガンなどを肩にかけて首元を温めるのも効果的です。
要するに首を温めれば良いのです。

私は今日親戚の叔父のお葬式に行ったのですが、、日中暑かった
のでマフラーを車の中に入れてお墓詣りをしたところ、急に太陽
が雲に隠れてブルブル震えるほど寒くなりました。

あわてて喪服の襟(えり)を立てて首を温めたら、震えが止まり
首を温める効果を実感しました。

寝ている間も首を温め手足
ポカパか熟睡できるパジャマです

❖首を温めると手足も温まり血圧が上がらない仕組

私達の手足の血管(末梢血管)には、動脈から毛細血管を通り
静脈に流れる(動脈→毛細血管→静脈)普通の通路の他に、

動脈と静脈が直接くっついていて、すぐに大量の血液が流れる
『動静脈吻合(ふんごう)』というバイパスのような道があり、
体温調節の役割をしています。

動静脈吻合(AVA)は、寒い時は、閉じて手足に流す血液を減ら
して体温の低下を防ぎ、

温かいときは、開いて手足に血流を流して体熱を放出するのだ
そうです。

動静脈吻合(AVA)を閉じたり、開いたりするスイッチは首にあり、

首が寒いと感じるとスイッチが閉じてしまい、首を温めると
首が温かいと感じて、スイッチが開き、体内で温められた血液が
大量に手足に流れて、手足がポカポカと温かくなるのです。

そうなると自ずと血管も開きますから血圧は上昇しないわけですね。

◆まとめ

夜桜を見る季節は、日中と夜の気温の差が大きいので
血圧が上昇して、

狭心症や心筋梗塞、脳卒中(脳梗塞や脳出血の総称)になる
危険があること。

冷たいビールも心臓を冷やすので、危険なこと。

それらを予防するには、首を温めるのが良いこと。

首を温めると、手足の末梢に存在する動脈と静脈がくっついて
いる動静脈吻合(AVA)が開いて、体内で温まった血液が
末梢に流れて手足が温かくなり、血圧の上昇を防ぐこと。

について書きました。

せっかくの夜桜見物を心行くまで楽しむために、外出する20分
前から首を温めましょう。

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