こむら返りの原因とメカニズム!足のこむら返りを治す即効技とは!
10年以上も昔のこと、筆者・元気ナースは健康
診断でコレステロールが高いからと、スタチン系
の高脂血症治療薬(リピトール)を処方されて
いました。
私の場合はその薬のせいで、毎朝起きがけに
ふくらはぎのこむら返りに悩まされるように
なってしまいました。
リピトールを処方した医師に、それを言っても
信じてもらえず、そんな副作用はないと言います。
私は横紋筋融解症の初期かも知れないと、血液
検査をしてもらいましたが、異常なし。
薬を変えてくれないので、他の医師に相談して
魚の油(EPA)の薬を処方してもらい、数年で
こむら返りはたまにしか起こらなくなりました。
月刊誌『健康』2017年7月号でこむら返りを治す
即効ワザが紹介されていました。
こむら返りで苦労したことが思い出され、どんな
技なのか、興味を持ちましたので色々調べたこと
も加えてお知らせします。
この記事の目次
◆こむら返りの原因とメカニズム
❖こむら返りの原因
原因がはっきりしない場合もありますが
主に下記の原因が考えられます。
・筆者の場合は高脂血症治療薬の副作用
他にも薬の副作用はあるかも知れません。
・筋肉疲労や筋肉の動きの調整機能不良
・ミネラルのアンバランス(発汗、脱水も原因)
・ミネラル不足(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム)
・水分不足
・アルコールの飲みすぎ
・冷えによる血行不良
・脳梗塞や心筋梗塞の血管系の病気のサイン
・下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)の症状
などです。詳細なことは分かっていないようです。
❖こむら返りのメカニズム
原因は何であれ、こむら返りそのもののメカニズムは単純です。
こむら返りの現象は、筋肉の異常運動なのです。
足の画像が見つからないので腕の画像で説明しますが
人の脚には、骨に付いて、骨格を動かすための筋肉(骨格筋)
がたくさん集まっています。
この筋肉の伸び縮みを調節して、筋肉に無理がかからないように
「腱紡錘(けんぼうすい)」は筋肉が縮まり過ぎないように
「筋紡錘(きんぼうすい)」は筋肉が伸ばされ過ぎないように
センサーでコントロールしています。
それが何等かのきっかけで、センサーが働かないと、脊髄から
の指令が止まり、筋肉が縮まり過ぎたり、伸ばされ過ぎたり
してこむら返りが起こるのだそうです。
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◆こむら返りを治す即効技
こむら返りを治すときは、上記のメカニズムを逆に利用します。
こむら返りは、筋肉が縮まり過ぎていたり、伸びたままになって
いる状態ですから、縮み過ぎている筋肉は伸ばし、伸びた筋肉
は縮むようにすればいいのです。
寝ているとき、ふくらはぎの筋肉が縮み過ぎると足のつま先が
伸び、ふくらはぎの筋肉が伸び過ぎると足のつま先が立ちます。
❖足のつま先が伸びている場合(寝ているとき)
つま先が床と並行に伸びている場合は、ふくらはぎの筋肉は
縮まり過ぎているのですから、つま先が床と90度になるように
両手でつま先を身体の方に引っ張るか、
布団から立ち上がって、ゆっくりとひざ屈伸をして、つま先が
脚と直角になるようにします。
私の体験では、立ち上がって、ひざ屈伸をする方が楽でした。
❖足のつま先が立っている場合(寝ているとき)
足のつま先が立っていある場合はふくらはぎの筋肉は伸び過ぎて
ふくらはぎと反対のすねの方(脚の前部)が縮み過ぎているので
寝たまま、足のつま先を伸ばしてつま先が敷布団に付くように
します。
この場合屈伸は逆効果なので注意しましょう。
伸ばすか縮めるか考えることが必要ですね。
注意:どちらも急にやると筋肉の繊維が切れて、数日痛みが続き
ますからゆっくりやるようにしましょう。
◆まとめ
縮めるか伸ばすか、考えなくてはならないとは、知りませんでした。
どちらにしても、こむら返りではずいぶん苦労しました。
こんな簡単な方法があったなんて、調べれば良かったです。
今でもたまにはこむら返りが起きますので、この即効技を実行して
いますが、痛いととっさに判断するのが結構難しいです。
つま先が伸びていたら屈伸です。私の場合はつま先が伸びている方
が多いです。
あなたはどうですか。
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