瞑想効果が脳科学の研究で明らかに!ストレスを解消する3つの理由
瞑想(めいそう)には、集中力を高める、
心を落ち着かせ不安をやわらげる、ストレスを解消する、
脳の海馬や灰白質の密度を増やす、免疫力を高める、観察力や
創造性を高めるなど、多くの
効果があることが、最近の脳科学の研究で分かってきました。
世界の天才やエリートの多くが瞑想を
実施していると言われています。
その中で、瞑想でストレスが解消する3つの理由が
紹介されていましたので、調べてみました。
(zakzak夕刊フジ 2017.03.23)
この記事の目次
◆瞑想がストレスを解消する理由
❖1.瞑想のリラックス効果
ペンシルベニア大学の瞑想状態の脳内研究によると、瞑想
をするとメラトニンとセロトニンというホルモンの濃度が上昇したそうです。
・メラトニンとは
メラトニンは脳内の松果体によって生成され、日中光を浴びると分泌は減少し、
夜、暗くなってくると分泌量が増え、脈拍・体温・血圧などを低下させて眠くさせる作用があります。
・セロトニンとは
主に小腸と脳内で産生され、生体リズム・神経内分泌・
睡眠・体温調節などの生理機能と、気分障害・統合失調症・薬物依存など多岐にわたって関与しています。
メラトニンもセロトニンも、睡眠をさそう作用があるので、
リラックス効果があると考えられます。
❖2.瞑想のストレス軽減効果
やはり、ペンシルベニア大学の瞑想状態の脳内研究によると、瞑想をすると
コルチゾールとアドレナリンの濃度が低下したそうです。
・コルチゾールとは
副腎皮質で生産されるホルモンで、炭水化物、脂肪、および
タンパク代謝を制御し、生体にとって大事なホルモンです。
しかし過剰なストレスにより多量に分泌されると脳の海馬を
萎縮させたり、血圧や血糖値を高め、免疫機能の低下や不妊
をもたらすことがわかっています。
・アドレナリンとは
副腎(ふくじん)髄質が出すホルモンで、やはりストレスに
よって分泌され、交感神経を刺激して興奮させる作用が
あります。
コルチゾールとアドレナリンは人体がストレスに対して反応する際に放出される主なホルモンで、これらは血圧を高め、身体を闘争または逃避反応にそなえさせるのです。
従って瞑想によって、コルチゾールとアドレナリンが減少するということは、ストレスを和らげることになるのですね。
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❖3.瞑想のストレス遺伝子の減少効果
さて、ここで出てくるストレス遺伝子とはなんでしょうか。
私は知らなかったのですが、どうやら
ストレス情報を記録して子孫に影響を与える遺伝子の
ようです。
2011年6月24日独立行政法人 理化学研究所の60秒でわかる
プレスリリースによると
基幹研究所の石井分子遺伝学研究室は、ストレスによる遺伝子発現の変化が、DNA配列の変化を伴わず(エピジェネティク)に親から子供に遺伝する、という新たなメカニズムを発見しました。
ストレスが影響する非メンデル遺伝学のメカニズムを初めて解明したもので、親の受けたストレスが子供の疾患発症頻度にも影響する可能性を示す成果と注目されます。
という驚くべき、恐ろしいことが分かったのです。
こんな恐ろしいことが瞑想によって減らすことができるということです。
◆まとめ
瞑想によってストレスが解消される経過は
1.瞑想によるリラックス
2.瞑想によるストレスの軽減
3.瞑想によるストレス遺伝子の減少
という3段階でした。
今回驚いたのは、ストレス遺伝子の存在です。
親のストレスが子孫に伝わるなんて、大変なことです。
私はほとんどストレスがないと思っていますが、
気を付けなければと思いました。
それには瞑想が良いようです。
ストレスによいというマインドフルネスの方法は
こちら>>マインドフルネス!3分間瞑想の原理と効果!やり方は?ガッテン
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