男性の残尿感の原因は前立腺肥大症かも!トイレで10秒待つ治し方
男性の残尿感の原因が前立腺肥大症の場合、
簡単に解消できる方法があるそうです。
東京慈恵会医科大学泌尿器科主任教授の
頴川晋(えがわ しん)医師提唱の治し方
をご紹介します。
◆前立腺肥大症とは
前立腺(ぜんりつせん)は精液(せいえき)をつくる臓器で、男性の
膀胱(ぼうこう)のすぐ下にあって、中を尿の通り道である尿道
が通っています。
前立腺の組織が大きくなって、尿道を圧迫するのが前立腺肥大症
で、ほとんどの中高年男性にみられる現象です。
原因は、まだはっきりとは分かっていないようですが、加齢によって
前立腺に大量に含まれる男性ホルモンと、それを抑制する生体調節
ホルモンであるプロスタグランジンのバランスがくずれることだと
考えられています。
◆前立腺肥大症による残尿感の原因は
加齢により排尿の筋肉が衰えると、一挙に押し出す力が弱くなります。
これは女性も同じですが、男性の場合は、尿道が、約16~20
センチの長いS字型である上に、尿道を取り囲むように膀胱
(ぼうこう)のすぐ下に前立腺があるのです。
その前立腺が肥大して、前立腺肥大症があると、尿道が圧迫
されて尿の流れが遅くなったり、前立腺から先の方の尿道に、
尿が少したまったりして残尿感が生じます。
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◆残尿感を解消する方法
前立腺肥大症によるこの残尿感は薬では治りません。
簡単な治し方は、
排尿が終わったと思っても、すぐにはズボンを上げずに、
ズボンをおろしたまま、小便器の前で10秒数えます。
そうすれば、残っていた尿が下りてきて残尿感が消失
します。
そうすれば、おしっこをした後、ファスナーを閉めたとたん
残尿が出て、ズボンを汚してしまうこともなくなります。
◆まとめ
中高年齢層の男性の残尿感の原因は、前立腺肥大症である場合
が多いこと。
加齢により排尿の筋肉が衰えて弱くなり、一挙に尿を排出する
ことが難しくなります。
その上に前立腺肥大症になると、尿道が圧迫されて、尿の流れ
が悪くなり、尿道に尿が残りやすくなるのです。
そのため、排尿が終わったと思っても、10秒待っていると、その
残尿が下りてきて解消するというのです。
なるほどと思いますが、筆者は女性なので実験できません。
中高年齢の男性は実行してみて下さいね。
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