しわやたるみを生む毒を肌から追い出すシナモン効果とは
シナモンには色々な効果効能が知られていますが、
最近私が注目したシナモンの効果は、
9月15日のNHKBSプレミアム
美と若さの新常識~カラダのヒミツ2
「内側からキレイに!デトックス力を上げろ」
で放送された、シナモンの効果で、傷んだリンパ管が修復されて
皮膚の真皮内の老廃物がデトックスされることにより、しわ
やたるみが予防できるというものでした。
非常に興味を持ったので、番組で放送された事以外も調べて
みましたのでご紹介します。
この記事の目次
◆たるみやしわができるメカニズム
肌のトラブルの最初の原因はリンパ管の穴です。
リンパ管が若くて元気な間は、リンパ管の細胞は肌(真皮)の中
の毒(老廃物)を吸収して、リンパ管に流し、血管に送るという
下水管の役目を果たします。
そのため、むくまず、たるみやしわもできないのです。
❖たるみができるメカニズム
ところが、やがて紫外線や老化が原因で、顔の中に張り巡ら
されているリンパ管の壁に穴がたくさん空くようになります。
すると、老廃物を吸収するどころか、その穴からリンパ液や老廃物
が真皮の中に出てきてしまい、顔がむくむようになります。
老廃物とは余った糖、脂肪、タンパク質などの栄養物で、リンパ
管の穴から真皮にもれた老廃物が、皮下組織にたまり続けると、
その重さで、肌がたれるのだそうです。
❖しわができるメカニズム
白血球の一種であるマクロファージは、体内をアメーバのように
遊走していて、老廃物があると食べて片付ける役目をしています。
しかし、老廃物が多いと、大きくなったマクロファージが
皮膚(真皮)を形成しているコラーゲンをこわしてしまうのです。
したがって、マクロファージが通ったあとが陥没して、しわに
なってしまうのだとのこと。
※紫外線に当たったり、老化すれば、肌がたるんだりしわができる
のは自然のことだと思っていて、その仕組について考えたことが
ありませんでした。
このようなメカニズムがあったとは驚きです。
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◆シナモンがたるみやしわを予防する理由
肌トラブルの原因は、リンパ管の穴ですから、リンパ管の穴があか
ないようにすれば、たるみやしわはできないのではないかと思い
ますよね。
そうなんです。
シナモンがその穴を小さくしたりふさいだりしてくれるのです。
❖シナモンの働き
シナモンは、飲む接着剤と言われ、薄くてもろいリンパ管を強化
してくれるのです。
シナモンがリンパ管の壁に近づくと、壁の受容体Tie2で接着因子が
作られ、細胞の結びつきが強くなり、
リンパ管の穴がふさがって、下水管の役割がよみがえるというのです。
※すばらしいですね。シナモンで顔のたるみやしわの予防ができる
なんて、ちっとも知りませんでした。
いくらマッサージなどをしても、リンパ管に穴がたくさん空いて
しまってからでは、かえって老廃物が穴から出てきて皮下にたまり
たるみやしわが増えるばかりなんです。
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❖シナモンの摂取量や種類
シナモンの1日の摂取量は約3g程度が適量とされ、
複数回に分けてすこしずつ飲むのが効果的とのこと。
長期的に1日10g以上の過剰摂取をすると、肝機能
に影響する恐れがあるそうです。
従って、サプリを飲む場合は注意が必要です。
シナモンに含まれるクマリンという成分が、悪さをするのです。
シナモンにはスリランカ産のセイロンシナモンと中国やベトナム
産のカシアと呼ばれる2種類あります。
クマリンが一番少ないのはセイロンシナモンで、中国産カシア
はその41倍、ベトナム産カシアは、385倍もあります。
できるだけセイロンシナモンを選びましょう。
注意:妊婦さんはシナモンを摂ってはいけません。
シナモンは妊婦さんには子宮を刺激して、子宮出血や流産の危険
があり、胎児にも悪影響を及ぼす危険があると言われています。
◆まとめ
しわやたるみができるのは、、リンパ管の穴が原因がある
こと、シナモンがその穴を修復してくれることを学びました。
シナモンは、毛細血管の老化を防ぐので、糖尿病や美肌
、脱毛に効果があり、ピロリ菌まで殺してくれるすぐれもの
です。
だからと言って、シナモン入りの食品を摂取した上に
サプリを飲むと過剰摂取になる場合があるので、
1日3g程度になるように調節しましょう。
妊婦さんには悪影響があるので、摂取しない方が良いです。
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