降圧剤の危険性を知った夫の意識不明!高血圧の基準はウソだった

10年以上も高血圧の薬(降圧剤)を飲み続けてketsuatsu_keisoku.png血圧
いた夫が、今年の夏ごろから身体の調子が悪く
なりました。

疲れやすくなり、食欲が無くなって体重が減り
始めたのです。

それに伴い時々血圧が下がり気味になったので
ホームドクターに相談して、降圧剤を半分に
減らしてもらいました。

血圧を下げ過ぎると、脳梗塞や認知症になるこ
とが分かっていたからです。

そして、毎朝のように夫の血圧を測定して
基準値の限界値140/90mmHg前後に
なるように調節していました。

しかし、健康診断では特に原因となる病気もな
いのに夫の体調はさっぱり良くなりません。

夫は毎日「疲れた、疲れた」を連発するように
なり、歩いて5分以内の家庭菜園へ行く道も、
途中で休まなければならなくなったのです。

高年齢(73歳)と運動不足に夏バテがたたった
のだろうと思っていたのですが。

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◆夫が意識不明で倒れる

過ごしやすい気候になった10月7日のこと、久しぶりに実家を
訪れた娘たちとレストランでディナーを食べようといていた
時、トイレに立とうとした夫が、ふらふらと倒れて床にくずれ
おち、意識を失ってしまったのです。

呼びかけても返事がないので救急車を呼んでもらいました。

幸い2~3分で意識は取り戻したのですが、救急車の中で
心電図を測定したところ心房細動(心臓の上部が震える症状)
が見られました。

❖心房細動

搬送された病院で、心房細動で血栓(血の塊)ができると
血栓が血流に乗って脳の血管を詰まらせると脳梗塞になる
危険があるからと、血液が固まらない薬が処方されました。

※巨人軍の終身名誉監督である長嶋茂雄さんが心房細動に
よる脳梗塞になったことで有名ですね。

心房細動になり心臓の上部が小刻みにふるえると、心臓の
収縮が悪くなり血液がどよむために血の塊(血栓)ができ
やすくなるのです。

数分意識不明になったことから、脳の検査もしてくれました。

幸い頭部を打つこともなかったし、脳出血や脳梗塞の形跡
もありませんでした。

血液が固まらない薬(抗凝固薬)だけを処方され帰宅した
夫は、血圧が激しく上下して上の血圧が110~150mmHgまで
変化したため、下がり過ぎてはいけないと思い、降圧剤は
ストップし、抗凝固薬だけ飲みました。

連休明けに改めて、救急車で搬送された病院で再検査を
受けたところ、心房細動は消失し、特に治療はいらない
から様子を見ましょうとのことでした。

抗凝固薬も不用と言われたのです。無駄な薬を飲ませようと
しない医師には好感がもてました。
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◆高血圧の基準値のウソ・最適の基準値は

特に治療はいらないと言われても、元気がない夫を見ていて、
どうしたら良いか筆者はインターネットで調べ始めました。

血圧のことを調べていて、偶然

✱高血圧の基準はウソだった。混乱を極める「健康の正常値」
http://www.mag2.com/p/news/19143

という、武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』
の抜粋記事に出会いました。

武田邦彦氏によると

”血圧の基準はかつて「年齢+90」だったものが、あるとき
に「年齢に関係なく160」になり、それが徐々に下げられて、
2014年の夏まで130、至適なのは120と異常に低い値になった。

そして「血圧は低いほどよい。個人差、年齢差はない」という。
完全に非科学的な概念が長い間、血圧という健康の指標でもっ
とも大切なものに幅をきかせていた。”

と述べ、

一般的に年齢が高くなると「血管壁が硬くなる」から、血圧を
上げて、血が身体中に行きわたるように心臓が自動的に調整し
ているのだから、高齢者の血圧が高いのは当然のことで、その
方が健康なのだ。

と血圧の基準値だけでなく、コレステロールの量や痛風の引き
金になる尿酸値など「健康の正常値」が非科学的であると訴え
ていたのです。

武田邦彦(中部大学教授)プロフィール(まぐまぐニュースより)
東京大学卒業後、旭化成に入社。同社にてウラン濃縮研究所長
を勤め、芝浦工業大学工学部教授を経て現職に就任。現在、
テレビ出演等で活躍。メルマガで、原発や環境問題を中心に
テレビでは言えない“真実”を発信中。

これを読んで初めて私は、夫の血圧を基準値に合わせていたの
が間違いだったと気付きました。

身体が大きくて、太っている夫は、基準値の血圧では、血が
全身に行きわたらなくなって、だんだん身体が弱って来たに
ちがいありません。

内容紹介
「年齢+90」以下なら、降圧剤はかえって危険!降圧剤を飲むと死亡率が5倍に!脳梗塞の発症率が2倍に!?高血圧とクスリをめぐる驚愕の事実が明らかに。

❖血圧のほぼ最適な基準値は「年齢+90」

夫が意識不明で倒れてから、血圧が不安定になり、降圧剤を
止めていたのを契機に、上の血圧を「年齢+90」に調節する
ことにしました。

それは、92歳で亡くなった私の父が、晩年降圧剤を飲んでい
ましたが、その頃の高血圧の基準値は、「年齢+90」だった
のです。

亡くなる1週間前まで、元気で動いていた父を思い出すと
「年齢+90」こそが、正しい基準値に近いと確信できたから
です。

夫が降圧剤をやめてから、徐々に血圧が上がり始めましたが、
なんと、ほぼ「年齢+90」に落ち着いてきたのです。

それとともに夫は少しずつ元気を取り戻し始めました。

◆心臓の専門医に診てもらう

10月初め意識不明で倒れる少し前のこと、体調が悪かった夫
は、もう死期が近いと本気で思ったらしく、「もうすぐお迎
えが来るから」と、終活を初めていました。

息子に後のことをたのんだり、お墓のことについて説明した
りしていました。

夫と同級生である私は、死についてほとんど考えたことも
ないのでびっくりしました。

それほど具合が悪いのかと、改めて心配していたら倒れて
しまったのです。

救急車で病院に搬送された後も、終活をしている夫に

「血圧を無理に下げることをやめればきっと元気になる
から」と説明をしたのですが、夫は半信半疑の様子
でした。

少し元気になったので、心房細動のことが気になり、心臓
の専門医に夫の心臓をみてもらいました。

階段を登り降りして心臓に負荷をかける負荷試験も行い
色々な検査をしましたが、心配するような異常はないと
のことでした。

倒れたときに上の血圧が110~160まで変化して不安定
だったこと、心房細動があったことを告げたのですが

その心臓の専門医は、高齢者は血圧が90~180mmHgまで
変化するのが正常で、それ以上になるまで血圧の薬は
飲まなくてもよいこと、高齢者の4人に1人は時々
心房細動があるのが普通で心配はないと言われました。

なんと武田邦彦氏と同じようなことをおっしゃいます。

私は嬉しくなりました。それを聞いた夫もようやく
納得したようで、基準値をはるかに超えて180mmHgまで
降圧剤を飲まない決心ができました。

❖心房細動は心臓の悲鳴だった

今思うと、心房が震えたのは、心臓の悲鳴だったのだ
と思われます。
血液を届けないと身体がだめになってしまうから心臓
が一生懸命血圧をあげようと頑張るのに、無理に血圧
を下げられるから心臓が悲鳴をあげてぶるぶる震えて
いたのです。

商品説明

高血圧の新基準値に疑問あり!降圧剤がかえって寿命を縮める危険性も。薬を使わずに血圧を下げるためのアドバイスから、やむなく使う場合の正しい薬の選び方までを詳しく紹介ーー血圧が気になる人、必読の一冊。

◆元気を取り戻した夫

あれから3か月、食欲も出て、少し太り気味ですが
5分で行ける家庭菜園にも休まずに行けるようにな
り、元気に畑仕事もできるようになりました。

「すっかり元に戻った」と言って、終活もやらなくなり、
「もうすぐお迎えが来る」とも言わなくなったのです。

血圧もめったに180mmHgまで上がることはなく、あれから
まだ降圧剤は一度も飲まずにすんでいます。

さらに驚いたことは、例年冬になると夫は足の先がしび
れるほど冷え、かかとがガサガサに乾燥するのですが、
今年は、例年より寒いと感じるのに、足が冷えなくなった
と言うのです。

全身に血が回るようになった証拠ですね。

元気になってうれしいのですが、毒舌も復活したのは
計算外でした(笑)。

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◆参考資料

❖夫が飲んでいた降圧剤

血圧を下げ過ぎてはいけないのは降圧剤には関係
ありませんが、参考のために記録しておきます。

カルシウム拮抗薬の アムロジピン5mgを
毎朝1錠飲んでいました。

今年の夏、体調が悪化してからは2.5mgを1錠
にしました。

カルシウム拮抗薬はほとんどの医師が処方していて
効果が持続し、安全性の高い降圧剤とされています。

❖娘の友人が教えてくれた事実

娘が友人に父親である夫の症状を話したところ、
その友人のお父さんも、同じ症状だったそうです。

その友人が久しぶりに実家に帰ったら、お父さんが
あまりにも元気がないので、調べたところ、血圧が
かなり低く、それでも医師が降圧剤を処方している
ことに気づいたそうです。

その友人は医師のところに行って、「血圧が低い
のに降圧剤を出すのはなぜですか」と抗議した後、
別の病院にお父さんを連れていって診察してもらった
ところ、すぐ入院が必要なほど、体力が弱っていた
といいます。

もう回復できるかどうか分からないほど弱っていて
その友人は、もう少し早く気付くべきだったと後悔
しているそうです。

今も入院中とのことですが、私が夫の降圧剤をやめ
させる後押しをしてくれた人ですから、なんとか
お元気になって欲しいと祈るばかりです。

原因がわからずに元気がなくなっている高齢者が
多く存在しているのではないでしょうか。

認知症や寝たきりになるのも降圧剤で血圧を下げ
すぎることが原因ではないかと思えてきます。

◆まとめ

夫が意識不明で倒れたことから、高血圧の薬で無理に血圧
を下げることの危険性に気づくことができました。

一般的に高齢になると血管が硬くなるので、血圧を上げない
と血が全身に回らないため、徐々に血圧が高くなるのは自然
なのです。

私のように運動好きで頻繁に動いている人はそれほど血管
は硬くならず、日本の現在の基準値でも、それを超えること
はないのですが。

夫のように、趣味は囲碁とパズルであまり動かない人は、
当然血管が硬くなって血圧は高くなることでしょう。

人によって必要な血圧は違うのに、「血圧は低いほどよい。
個人差、年齢差はない」というのは、中部大学教授の
武田邦彦氏が言う通り、完全に非科学的な概念だと思います。

かつて血圧の基準は「年齢+90」だったものが、最近、
どんどん下げられているのは、なぜでしょう。

”国立循環器病研究センターのホームページでも、高血圧の
患者さんを対象とした治療研究では、どこまで下げるのが
最も効果的かは、必ずしも証明されてはいません。”

と書かれています。

大した根拠もないのに、高血圧の基準値がどんどん下げられる
のは、誰かが儲けるためだと言われていますが、そうなので
しょうか。

とにかく一律に現在の基準値に下げるのは非常に危険です。
以前の基準値である「年齢+90」を基準値にすればさほど問題
はないと思われます。

降圧剤を飲んでいる人は、原因がよく分からないのに体調が
悪い時は、血圧を下げ過ぎ
ているのかもしれないと思って
みて下さいね。

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