野際陽子の肺腺癌の原因は軽いタバコ?普通のタバコより危険な理由
芸能人の中村獅童さんが、初期の肺腺癌で入院と
いうニュースが最近ありましたが、今度は野際
陽子さんが肺腺癌で亡くなってしまったという
のです。
毎朝ドラマ「やすらぎの里」を見ていた私は
びっくりしました。
とてもお元気そうだったのですが、かなり無理
をしてドラマに出ていらしたようですね。
野際陽子さんは若い時ヘビースモーカーだった
そうですから、肺がんの原因はタバコだと思う
のですが、
今日のヤフーニュースで、アメリカの研究で
「ライト」など軽いタバコの方が肺腺癌を増加
させることが分かったというのです。
喫煙者はほとんど「ライト」や「スーパーライト」
のような軽いタバコの方が身体に良いと信じている
と思われるので、どういうことかお知らせしよう
と思います。
この記事の目次
◆普通のタバコより軽いタバコの方が危険な理由
理由を説明する前に、タバコの重い、軽いとは
どういうことなのでしょう。
❖重いタバコと軽いタバコの違い
アメリカのタバコ産業は、タールが7㎎以下はウルトラライト
とか、ウルトラ低タールと呼んでいて、これらが軽いタバコ
になります。
普通のタバコはタールが15mg以上だそうです。
日本の場合の重い、軽いは、タバコのタールの含有量ではなく、
フィルターの穴の大きさの違いなのだとのこと。
軽いタバコはフィルターの穴を小さくしてタールやニコチンが
一度に吸えないようになっているのでしょうか。
筆者も家族も喫煙者ではないので詳しいことは分からないのです。
❖軽いタバコの方が危険な理由
普通より軽いタバコを吸うと、あまり肺に入ってこない感じが
するので、どうしても深くまで吸い込み、タバコの根本まで
吸ってしまうのです。
軽いタバコは深く吸うので、肺の奥で発生する肺腺癌が増えている
と考えられています。
タバコの根本は煙の通り道なので、より多くの有害物質が溜まって
いるそうです。
また軽いタバコはフィルターがきついので、タバコの燃焼が変化
して、より多くの発がん物質が発生するのだそうです。
最もいけないのは、ニコチン中毒になっている喫煙者は、ニコチン
が少ないと、足りないと感じるので、軽いタバコにしたときは
どうしても本数が多くなってしまうことです。
❖重いタバコの方が安全な理由
葉巻やパイプ喫煙は、どんな重い紙巻タバコよりタールやニコチン
が多いのですが、煙を肺に入れない口腔喫煙が主流です。
葉巻やパイプは味や香りを楽しむ吸い方なので軽いタバコの吸い方
より安全だと言われています。
スポンサードリンク
◆肺腺癌とは
肺腺癌とは、肺の末梢(奥の方)の分泌腺にできるガンです。
肺がんの中で最も多いガンで、日本の肺がんの50~60%が肺腺癌
と言われています。
男性より女性に多く、喫煙との因果関係は弱く、喫煙者でなくても
発症し、初期症状が出にくいため発見しにくいガンです。
化学療法や放射線療法が効きにくいのでもっぱら治療は手術になる
という特徴があります。
なかなか厄介なガンのようですね。
歌舞伎役者の中村獅童さんは人間ドックで早期発見できたそうです。
何らかで肺腺癌の検査は受けるべきですね。
◆まとめ
アメリカの公衆衛生当局は、喫煙者が減るにつれて他のタイプの
肺がんが減少し続けているのに、肺の奥の方から発生する肺腺がん
だけは増加傾向だったことから
15年以上前から「低タール、ライト」なタバコの方が健康被害が
少ないというタバコ会社の主張は危険だと考えて研究していた
そうです。
その結果、軽いタバコが肺腺癌の増加に関連しているという研究結果
がでたと言います。
肺腺癌は他の肺がんより喫煙の影響は少ないとは言え、非喫煙者の
2倍の割合で肺腺癌になるのですから、タバコは吸わないように
しましょう。
(参考文献:そのタバコ、凶暴につき「ライト」なタバコは肺腺がん
の増加要因 片瀬ケイ | 在米ジャーナリスト、翻訳者、がんサバイバー
2017年6/22(木) 11:30)ヤフーニュース)
最近のコメント