[ガッテン]大腸がんにならない最新検査法とは?その理由と方法は?

大腸がんの検査方法は大体わかっているつもりでした。body_chou.png大腸

しかし、10月26日のガッテンを見て、私が知らない方法
が採用されていることに驚きました。

まさに医学は日進月歩。うかうかしていられません。

知らなかったこと、新しい発見など記録しておこう
と思います。

日本人の4万人以上が毎年大腸がんで死亡し、さらに増え
続けているというのですから、注意するべきですね。

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◆大腸内視鏡検査のメリット

❖内視鏡検査は治療効果もある

内視鏡は、がんやポリープを切除する器具がついているので、
がんやポリープを発見すると切り取って検査するだけでなく、
並行して治療もすることができます。

これは知っていたのですが、なんと

内視鏡検査をすると、便秘が治り、肌がきれいになって、ご飯が
おいしくなる上に、体重もキープできるのだそうです。
これは知りませんでした。

その理由は、
大腸内視鏡検査をするには、スポーツドリンク味の下剤2リットル
を飲んで、一度大腸を空っぽにするので、詰まっていた便もとれて
リセットされ便秘が治るのだそうです。

❖みつけにくい幽霊がん(大腸鋸歯状病変)も発見

ごく最近実態がわかってきたいままで知られていなかった幽霊のmedical_daichou_naishikyou-png%e5%a4%a7%e8%85%b8%e5%86%85%e8%a6%96%e9%8f%a1
ような大腸鋸歯(きょし)状病変と呼ばれるものが発見できる
ようになったのです。

大腸鋸歯状病変とは、大腸で分泌される粘液を作る杯(さかずき)
細胞が異常増殖したもので通常のポリープや大腸がんのように上に
盛り上がらないため、見つけることが大変困難でした。

しかし、最近の検査技術の向上により、内視鏡を使い、大腸粘膜
の表面にかき氷のシロップの仲間である青い色素をかけることで
見つけることができるようになりました。

病変部分は大量の粘膜におおわれているため青い色素に染まらない
ので分かるという画期的な方法です。

小さいうちならその場で切除治療もできます。

❖大腸鋸歯状病変で将来大腸がんになるかどうかがわかる

実は大腸内視鏡検査結果で、良性腫瘍と言われても、良い良性
と悪い良性があるのだそうです。

良い良性腫瘍は、青色の色素でブツブツの点状に染まる組織の
ことで、これはがんにはならないとのこと。

悪い良性腫瘍は上記の大腸鋸歯状病変で初期は大脳の脳みその
ようなしわ状に染まります。この約10%ががんになるそうです。

従って、内視鏡検査で良性と言われても、良い良性なのか、悪い
良性なのかはっきり聞いた方が良いと石川秀樹ドクター(医療
法人いちょう会・石川消化器内科院長)が指摘されました。

そして、大腸鋸歯状病変がない人は、将来大腸がんになる確率は
非常に低いので、以後大腸内視鏡検査は不要で、検便検査だけて
OKというのです。

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◆検便の威力で100%の発見率

自治体の検診ではまず検便をして「陽性」、つまり血液が検出されるmedical_daichougan_kensa-png%e6%a4%9c%e4%be%bf%e3%82%ad%e3%83%83%e3%83%88
と、大腸内視鏡などの検査が保険適用されます。

最初の入り口になるのが検便なのですが、これがばかにできません。

がん組織からの出血がないと発見できないのですが、回数を重ねる
とがんの発見率は100%に近づくのだそうです。

検便を1回受けたときの、がん発見率は、45%。

現在は2個の検査キットが入っていますので、2回検査するため
検便を2回受けたときの、がん発見率となり、70%に上がります。

2年めに同様の検査をすると、91%、3年めには、97%、4年めに
は実に99%の発見率になるといいます。

大腸がんは進行が遅いので、4年めにみつかっても大丈夫という
から驚きです。

私はもう30年は毎年検便検査をしていますから、大腸がんはないと
思われます。

◆内視鏡検査の最新検査法

最近では、通常の大腸内視鏡検査以外にも、さまざまな検査が登場
しています。

❖カプセル型内視鏡

カプセル型内視鏡は、超小型のカプセルを口から飲み込んで、カプセル
の両端に搭載された2台のカメラが撮影した画像を無線で体外に送信
するものです。

※そんなに小さいカメラがあるのですね。

❖仮想内視鏡(大腸CT)

CTで撮影した1000枚もの体の断面の画像を再構成して腸内を立体的
に映像化する検査です。

これらの検査は、大腸内視鏡ではカメラを反転させないと観察する
ことが難しい腸のひだの裏側までじっくりチェックすることができますが、
ポリープやがんが見つかっても、その場で切除することはできません。

※これらの方法で病変が見つかると通常の内視鏡検査をする必要があります。
詳しくは消化器外科や消化器内科の専門医にご相談下さい。

◆内視鏡検査の費用について

検便検査で陽性になり保険が適用される場合

・通常の内視鏡検査 約6500円(切除すると2万円程度)
・カプセル内視鏡 約3万円(病変が発見されると通常の内視鏡の費用加算)
・仮装内視鏡検査 約1万円(病変が発見されると通常の内視鏡の費用加算)

自由診療で保険不適用の場合は 約3万~7万円程度。

◆その他の情報

❖検便は包装して冷蔵庫(4℃)に保管すること。

温度が高いと腸内細菌の働きが活発になって、血液が分解
されてしまうため、約4℃の環境に保管することが必要と
されています。

包装して冷蔵庫に保管するのが一番とのこと。
冷凍するとまた血会kが変質していまうのでだめです。

❖大腸内視鏡検査で痛くない方法

目を閉じると大腸が開くので、痛くないそうです。
ぜひあなたもお試しくださいね。

❖大腸がんの予防法

細かいことは色々ありますが、一番簡単なのは、ウォーキング
などの運動で、腸を動かすことだそうです。

それならば、食物繊維をとることも腸を動かすことになりますね。

◆まとめ

大腸では他のがんに比べて進行が遅いので、早期発見すれば、ほぼ
完治できること。

40歳を過ぎたら、一度は大腸内視鏡検査を受けること。
その時、検査結果で良性の腫瘍と言われても、大腸鋸歯状病変
があるかどうか質問すること。

大腸鋸歯状病変がなければ、大腸がんになる確率は極めて低いの
で自治体の検便検査を1~2年おきに実施するだけで良い。

検便は包装して冷蔵庫(約4℃)で保管すること。冷凍庫はだめ。

大腸鋸歯状病変があれば、定期的に内視鏡検査をすること。

大腸がんの予防は軽い運動をすること。

これを実施すれば、大腸がんを撲滅するのは難しくないと思えて
きました。 以上。

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