がんになりやすい人!こんな人は危ない!あなたは大丈夫?

kinen_mark.png禁煙芸能人のがんによる死亡やがん発症のニュースが多い昨今、がんに関心が向いた管理人・
元気ナースは、どんな人がガンになりやすい
のだろうかと思い、調べてみました。

国立がん研究センターの予防研究グループによる日本におけるがんの原因研究から、がんになりやすい人がどんな人か見えてきました。

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◆男性のがん発生要因とがん死要因ランキング

順位  要因         がん発生率  がん死亡率 

1位  喫煙             29.7%     34.4%

2位  感染性                                22.8%     19.4%
(ピロリ菌、肝炎ウィルス等)

3位  飲酒              9.0%    8.6%

4位  塩分摂取            1.9%     1.5%

5位  肥満             0.8%     0.5%

6位  野菜摂取不足         0.7%     0.7%
6位  果物摂取不足            0.7%     0.7%

7位  運動不足              0.3%        0.2%

 

◆女性のがん発生要因とがん死要因ランキング

順位  要因         がん発生率  がん死亡率 

1位  感染性要因        17.5%   19.4%

2位  喫煙           5.0%     6.2%

3位  飲酒           2.5%     2.5%

4位  肥満           1.6%      1.1%

5位  受動喫煙         1.2%      1.6%
5位     塩分摂取            1.2%      1.2%

6位  果物摂取不足       0.8%     0.6%

7位  運動不足         0.6%     0.4%

8位  野菜摂取不足       0.4%     0.4%

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◆ランキングからわかること

❖タバコを吸う人はがんになりやすく、治療が困難で死亡率も高い。

・日本では男女ともに、喫煙と感染性要因が最大のがんリスク要因
 である。

喫煙では男性の方が発症率が高いのは、現在は男性の方がタバコを
吸う人が多いからでしょう。

喫煙者数は年々減少傾向にありますから将来は喫煙による発がんは
減少するものと思われます。

喫煙によって発症するがんは

口腔と咽頭、食道、胃、結腸直腸、肝臓、すい臓、喉頭、肺、
子宮頸部、卵巣、膀胱、腎臓、骨髄性白血病 などで

肺がんなどは非常に治療が難しいために死亡率が高いと思われます。

受動喫煙によるがんの発症率は、男性は0.2%と低いのは、女性の
喫煙者は少ないので、男性は自分がタバコを吸わなければ受動喫煙
になることは少ないからでしょう。

女性の受動喫煙によるがん発症率は、男性の6倍にも及んでいます。
そして、受動喫煙のがん発症率は低いけれど、発症すると男女とも
死亡率は高いですから、喫煙はやめるべきですね。

❖感染性要因によるがん発症率が高い

男女ともに感染性要因によるがん発症率が高く、女性は
1位になっています。

正直、こんなに感染性要因が多いことに驚きました。
がんって一種の感染症だったのですね。

喫煙と同様にがん発症率よりがん死亡率の方が高いので
治療が困難か、発見が遅れるのでしょう。

女性は特に最近子宮頸がんが若い女性に増えていることが
問題です。
予防ワクチンの副作用も怖いので、性教育の徹底
が必要なのではないでしょうか。
❖感染性要因でがんを発症するウィルスの種類と発症するがん

ピロリ菌 :  胃
C型肝炎ウイルス(HCV):   肝臓
B型肝炎ウイルス(HBV):   肝臓
ヒト・パピローマ・ウイルス(HPV) :口腔、中咽頭、肛門、陰茎、外陰部、膣、子宮頸部
I型ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-I): 成人T細胞リンパ腫/白血病(ATL)
エプスタイン=バー・ウイルス(EBV):鼻咽頭、バーキット・リンパ腫、ホジキン・リンパ腫

❖飲酒によるがん発症率とがん死亡率

男女ともに3位の飲酒は、口腔と咽頭、食道、結腸直腸、肝臓、
女性の乳がんになる要因ですが、死亡率は悪化しないので、
大酒を飲むのでなければそれほど神経質になることはなさそうです。

女性は乳がんの危険性があるので、やはり大酒は飲まない方が
良いですね。
❖4位以下のがん発症要因のがんの種類

塩分摂取  :胃
肥満    :結腸、すい臓、閉経後乳がん、子宮内膜、腎臓
野菜摂取不足:食道、胃
果物摂取不足:食道、胃、肺
運動不足  :結腸、乳房、子宮内膜
塩分摂取の危険性は胃がん。塩分は1日6g以下にするように
WHOも勧めています。
日本食は健康的なのですが、塩分が多いのが欠点ですね。

肥満や運動不足、食べ物の影響はあまりないのが驚きでした。
データの取り方にもよると思われますので、なんとも言えませんが、
これからもっと調査が進むにつれて真実が分かってくることでしょう。

意外とこういう研究は日本ではなされていないことにも驚きました。

※ささいなことですが、果物摂取不足で、肺がんになりやすいこと
が気になりました。
どうしてなのでしょう。果物には酵素が多いのでやはり必要な食べ物
なのでしょうね。
果物好きの私にはうれしいことですが、後ほど調査してみます。

 

 

◆まとめ

日本人のがんの原因調査から、
がんになりやすい人は、タバコを吸う人、
ピロリ菌、肝炎ウィルス、HPVウィルスなどに感染している人。
大酒飲み、塩分を多くとる人。

肥満、運動不足は女性のがんを多く発生するので女性は要注意です。

あとは野菜や果物が不足している人ですね。
あなたは大丈夫ですか。一度考えてみましょう。

参考文献:国立がん研究センター 日本におけるがんの原因

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