夏野菜効果!きゅうりの夏血栓予防効果がすごい!その理由は?

きゅうりはろくに栄養がない夏野菜だと思っkyuuri_cucumberきゅうり
ていました。
ところが、8月18日の「その原因Xにあり」
名医が勧める夏野菜SPで、きゅうりが
夏血栓を予防して、脳梗塞や、心筋梗塞、
エコノミー症候群まで予防すると知って
びっくりしました。
夏血栓が他の血栓とどうちがうのか、
きゅうりが夏血栓を予防する理由など
を調べてみました。

スポンサーリンク

◆夏血栓と普通の血栓との違い

❖普通の血栓とは

血栓(けっせん)とは、血の塊(かたまり)のことで、以前は
1月~2月の寒い冬にできやすいと思われていました。

なぜなら、気温が低いと、血流が悪くなり、血液がよどむので
血球がくっつきやすくなり、血栓ができやすくなるからです。

そして、冬の寒い期間は血管が収縮するため、血管が詰まりやす
くなって、心筋梗塞や脳梗塞、深部静脈血栓症(エコノミー
クラス症候群)などの血栓症が起こりやすくなるのです。

❖夏血栓とは

ところが、最近の地球温暖化の影響で、夏の暑さが激しくなった
ために、脱水によって、血液の水分がなくなり、血液がドロドロ
になって、血栓が夏にもできやすいことが分かったのです。

脱水によってできた血栓により、急に冷房のきいた部屋に入った
りすると、血管が収縮して、冬と同様に、血管が詰まってしまい
心筋梗塞や脳梗塞、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)
などの血栓症が起こりやすくなるというわけです。

このようにして夏にできる血栓を夏血栓といいます。
血栓ができる原因が、冬と夏で違うのですね。

昔は冬だけ気を付けていれば良かった血栓症が、最近は夏にも
注意しなければならなくなったのです。

血栓症は多くの場合、自覚症状がないのに突然発症し、命が助か
ったとしても、再発や重大な後遺症が残る病気です。

❖高齢者は気温30℃を超えたら夏血栓に注意

日本ナットウキナーゼ協会によると

心筋梗塞患者は、気温26~28℃で死亡率が最低ですが
65歳以上の高齢者では気温が30℃を超えると死亡率が上昇。

65歳以上の脳梗塞死亡患者も、気温32℃になると最低死亡
率の1.66倍に跳ね上がります。

年齢65歳未満の患者では、気温による変化はあまり見られ
ないので、高齢者は特に注意が必要です。

参考文献:日本ナットウキナーゼ協会 夏血栓注意報 他

スポンサードリンク

◆きゅうりが夏血栓を予防する理由

❖きゅうりの成分シトルリンが血管を広げる

きゅうりは95%が水分で、ほとんど栄養がないと思って
いましたが、きゅうりの青臭い香りの成分である

シトルリンが、血管を広げる働きをするのだそうです。

シトルリンは日本で、西瓜(すいか)から発見されたアミノ酸
で、ウリ科の植物に多く含まれていて、一酸化窒素(NO)を
生産して血管を広げるのです。

一酸化窒素(NO)は、運動をすることによって血管内皮から
発生して血管を広げることが知られていますが、

シトルリンが同様の効果を発揮するとは驚きです。
血管が広がれば、血栓ができにくく、血管が詰まりにくくな
るのがよく分かりますね。

❖シトルリンのその他の健康効果

シトルリンは、一酸化窒素(NO)の産生により、血管の平滑筋
をゆるめて、血管を広げることで、血流が改善されるので

むくみや冷えが改善され、新陳代謝の向上により、肌の生まれ
変りがはやくなり美肌効果も望めます。

脳の血流が良くなることで、集中力や記憶力を向上させる効果
も知られています。

シトルリンは「遊離アミノ酸」と呼ばれ、必要なときにすぐ働
けるような状態であり、筋肉増強や精力増強に働きかける成長
ホルモンの分泌も促進します。
また、シトルリンは疲労の原因であるアンモニアを肝臓内で
解毒して体外へ排出するため、疲労の回復に効果があると考え
られています。

さらに、皮膚の水分保湿因子(NMF)のひとつとしても知られて
いて、美容効果もあり、サプリメントとしても多く利用されて
いるそうです。

◆シトルリンを多く含むその他の野菜

きゅうりの他にシトルリンを多く含む食物は

すいか、ゴーヤ(苦瓜)、メロン、冬瓜(とうがん)に含ま
れていて、安全性が高いことも確認されています。

さらに、可食部より皮の部分により多く含まれているので、
なるべく皮も食べる方が良いのですが、困難な場合もあります。

その点、きゅうりはほとんど、皮ごと食べますから、効率が
良いです。
(参考文献:わかさ生活わかさの秘密 シトルリン 他)

◆まとめ

たいした栄養がないと思っていたきゅうりやウリ科の植物に含ま
れるシトルリンという遊離アミノ酸に、素晴らしい効果・効能が
たくさんあることに、心底驚きました。

今年はわが家の家庭菜園で、きゅうりがとれ過ぎて、ご近所に
配っても食べきれないため、きゅうり4本とりんご1個、レモン
1個をジューサーでしぼって飲ませたところ、

夫の高血圧の薬が不要になった時期がありました。

きゅうりはカリウムが多めなので、ナトリウムと入れ替わって
血圧が下がるのだと思っていたのですが、他のジュースより大幅
に血圧が下がるので不思議に思っていました。

その原因は、シトルリンだったのですね。
シトルリンが血管を広げるので血圧が下がるのです。
カリウムとシトルリンの相乗作用で、他のジュースより血圧が下
がることが判明しました。

最近はきゅうりも盛りを過ぎ、毎日はジュースが作れないので、
夫は従来の血圧の薬の半分を飲んで調節しています。

スポンサーリンク

◆あなたにオススメ

コメントを残す

このページの先頭へ