夏野菜効果!なすの認知症予防効果がすごい!その理由は?
なすはきゅうりとともに、栄養が少ない野菜
だと思っていました。
しかし、8月18日の「その原因Xにあり」名医
が勧める夏野菜SPで、なすが認知症を予防
すると、紹介されて驚きました。
栄養がないなんてとんでもないですね。
なすが、どうして認知症を予防することが
できるのか、調べてみました。
この記事の目次
◆なすに含まれるデルフィニジン
なすが認知症を予防する理由は、なすに含まれるデルフィニジン
にあるようです。
デルフィニジンとは、ポリフェノールの一種で、なすの皮に含ま
れている青紫の色素です。また抗酸化物質でもあります。
❖デルフィニジンが認知症を予防する理由
東京都医学総合研究所(世田谷区)認知症・高次脳機能研究分野
長の長谷川成人(まさと)氏の話を要約すると
「アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症は、加齢により
脳の中に不要な3つのたんぱくが蓄積することが原因で起きると
言われています。
それが、アミロイドβ(ベータ)、タウとα(アルファ)シヌク
レインです。
これらはがん細胞のように広がる性質があり、とくにタウの蓄積
が、認知症の症状につながることがわかっています。
この蓄積や広がりを抑える働きをポリフェノール(デルフィニ
ジンなど)が補っていると考えて、実験をしました。
その結果、いくつかのポリフェノールが、3つのタンパク質の
すべての蓄積を抑えることを発見したのです。
そのいくつかのポリフェノールの中に、なすのデルフィニジン
があったのです。
ですから、なすは認知症の予防になるのです。
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◆認知症の予防になるその他の食品とポリフェノール
長谷川氏らは、人工的に作ったこれらの3つのたんぱく質に
色々なポリフェノールを混ぜて、これらのたんぱく質の蓄積
や広がりの変化を見る実験をしています。
面白いことに、ポリフェノールの中にも効果が高いものと効果
がないものがあるのだそうです。
長谷川氏らの実験から、3つのたんぱく質のすべての蓄積を
抑える食品とポリフェノールが明らかになりました。
それらはナスのデルフィニジンの他に
・緑茶のエピガロカテキン・ガレート
・赤ワインや果物のミリセチン
・紅茶のテアフラビン
があります。
ポリフェノールは、1日で代謝されてしまうので、毎日、
お茶や果物、野菜をとることが大事ですね。
◆なすのデルフィニジンの効果的な食べ方
なすのデルフィニジンは油に溶けやすいので、炒めたり揚げたり
すると効率良く摂取することができるそうです。
なすは、インド原産の野菜で、奈良時代に日本に渡ってきた
そうです。
インドではなすを使ったカレー料理が多くあり、カレーに含まれ
ウコンのクルクミンも認知症の予防になると言われています。
なすのデルフィニジンとウコンのクルクミンの相乗効果でしょう
か、毎日のようにカレーを食べているせいか、インド人の認知症
患者は、日本人の8分の1と言われています。
夏はナスカレーをたくさん食べて認知症を予防しましょう。
◆まとめ
今まで、たいして栄養がないと思っていた夏野菜のなすに、
認知症の予防になるデルフィニジンというポリフェノールが
含まれていることを知り、うれしくなりました。
今年は、家庭菜園のなすときゅうりが豊作で、取れ過ぎて
困っていました。
しかし、なすは認知症の予防になり、抗酸化作用もあること
から、がんの予防にもなると思われ、
きゅうりは夏血栓の予防になることから、脳梗塞や心筋梗塞
の予防になり、カリウムが多めであることから夫の血圧の薬
も減らすことができて、血管も若返るなど、多くの収穫があ
りました。
なすカレーを食べて、認知症を予防しましょう。
水分不足も血流を悪くして認知症の原因になり、熱中症の
原因にもなりますから気をつけましょう。
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