樹木希林のガン状況は?特殊な放射線ガン治療法の効果で元気なの?
徹子の部屋(2018年5月16日)のゲストは女優の樹木希林さんです。
75歳になった今も、自分で車を運転してどこへでも行くし、ICカード
も使いこなす行動派。
夫の内田裕也さんとは結婚45年、別居43年と超進歩的な夫婦関係を
保っている変人です。
しかし、樹木希林さんといえば、もっと不思議なことがあります。
2013年頃に、「私は全身にガンが転移しているんです」と告白しました
が、それから5年たった今も、元気で精力的に活動をされていることです。
樹木希林さんがガンだらけだったことなど忘れていましたが、徹子の
部屋に出演すると知って、思いだしました。
もうとっくに亡くなっていてもおかしくないのに、どうしてあんなに
お元気なのでしょう。
不思議に思って調べてみました。
どうやら、特殊な放射線ガン治療法を実施されているようです。
それが功を奏して、ガンが進行しないようなのです。
もっと詳しく調べてみることにします。
画像は「動くがんの追尾を可能にしたVero4DRT(提供:三菱重工業株式会社) 」
この記事の目次
◆樹木希林のガン状況は?
樹木希林さんの全身ガン転移の状況は変わらないようです。
何度も再発や転移を繰り返しながら、その都度特殊な放射線治療法で
ガンを退治しているようなのです。
ガンを退治しても、正常な細胞を傷つけない特別な方法があるのでは
ないでしょうか。
調べてみると、やはりありました。
◆特殊な放射線ガン治療法は四次元ピンポイント照射治療法
以前の放射線治療は、一定方向から均一な放射線を照射するので、
ガン細胞だけをねらうことができず、周囲の正常細胞にも照射され
てしまいました。
そのため、なるべく正常細胞を傷つけないように、弱い放射線を何回
にも分けて照射するため、長い治療期間が必要でした。
しかし、近年では多方向から照射できるようになり、さらにコンピュ
ーター制御により放射線の強度を自在に変えることができる技術も
開発されたのです。
そのため、正常な細胞と複雑にくっついているガン細胞をピンポイント
で照射してやっつけることができるようになったのです。
これにより、頭頸がんや前立腺がんなど重要な臓器にくっついている
ガンを合併症を減らしながら根治できるようになりました。
これをさらに進化させたのが、三菱重工と京都大学が研究開発した
『Vero4DRT』装置です。
❖『Vero4DRT』装置とは
三菱重工と京都大学が研究開発した『Vero4DRT』装置は、放射線の
多方向照射と強弱の制御ができるだけでなく、動くガン細胞を追いか
け(追尾する)て照射することが可能になったのです。
これにより、膵臓がんや肺がんの治療も可能になりました。
これらは重要な臓器に囲まれていることに加え、呼吸の影響で常に
動いているので、放射線治療が非常に困難だったのです。
しかしこの『Vero4DRT』装置により、従来困難だった膵臓がんなどの
根治ができる可能性がでてきました。
❖樹木希林の治療法は
樹木希林さんが2007年から治療を受けてきたのは、鹿児島にある
UMSオンコロジークリニックです。
NEWSポストセブンの田辺氏によると、
”「四次元ピンポイント照射の機械は全国に数台ありますが、同クリ
ニックでは院長の植松稔氏が開発した独自の機械を使っています。
患者をベッドに固定したままベッドをスライドさせて放射線を照射す
るもので、呼吸などによる“ズレ”がないため、狙ったがん細胞に強
力な放射線を当てられる」(田辺氏)”
とあり、これだけでは、三菱重工の『Vero4DRT』装置と同じように
思えますが、UMSオンコロジークリニックはその技術を公表していな
いので違いがわかりません。
UMSオンコロジークリニックは抗がん剤を使わないのも特徴の一つです。
抗がん剤は免疫力を弱めるので、使わないとのこと。
ともあれ、樹木希林さんは定期的にUMSオンコロジークリニックを
訪れて検診し、再発が発見されるたびに、早めに四次元ピンポイント
照射治療を受けてきたといいます。
早期発見のピンポイント治療が効果的なのでしょう。
相撲取りの九重親方も、樹木希林さんと同じく鹿児島の
UMSオンコロジークリニックにかかりましたが、残念ながら亡くなって
しまいました。
膵臓がんだったので、やはりまだ難しいのかもしれませんし、遅かった
のかもしれません。
UMSオンコロジークリニック http://www.ums-oc.com/
◆四次元ピンポイント照射治療法にかかる費用は
四次元ピンポイント照射治療法は、「体幹部定位放射線治療」
と言われたり、「高精度四次元放射線治療」と言われたりして
いてはっきりしないのですが、
樹木希林さんが治療している
UMSオンコロジークリニックの治療法は、健康保険のきかない自由
診療のため、「治療費は200万~300万円ほどかかる」そうです。
一方、三菱重工の『Vero4DRT』装置による治療は直径9cmのガン
まで健康保険が使えますので、年齢にもよりますが、3分の1以下
におさえられます。
『Vero4DRT』が採用されている病院は後ほど調べて書きますね。
今日はもうお休みなさい。
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