健康カプセル元気の時間で緑内障を早期発見して失明を防ぐ方法が紹介

2020年5月31日放送の健康カプセル元気の時間でeye_hakunaisyou_ryokunaisyou.png緑内障
視神経が障害されて、視野が欠けていく病気で、
日本人の失明原因の第一位である
緑内障早期に発見して、失明を防ぐ方法が紹介されました!

教えてくれたのは東北大学の緑内障専門医・中澤徹医師です。

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◆緑内障を早期発見して失明を防ぐ方法◆

❖緑内障の早期発見が失明予防に効果的な理由❖

緑内障は日本人の40歳以上の20人に1人がかかっていると
言われていますが、自覚症状に乏しく、往々にして発見が
遅れる傾向にあります。

しかも、やっかいなことに、一度視神経が障害されてしまうと
もう元に戻すことができないのです。

●緑内障に気づきにくい原因は

片方の目の視野が欠けている所を反対の目が補ったり
脳が見えない部分をまるで見えているかのように映像を補う
働きをするからです。

健康な人の目も、網膜の視神経が通る穴の部分は
盲点と呼ばれ、映像が写っていないのですが、
気づくことはありません。

同様に緑内障の初期の段階では、視野の欠損に気づくことは
難しいのです。

しかも、視野の悪化が目の中央ではなく周辺から始まるので
よけい気づかないことが多く、気づいた時はかなり進行して
しまっていることが多いという。

脳が優秀すぎて気づかない恐ろしい病気で、
年単位でゆっくり進みます。

しかし、早期発見して、早期治療をすれば、
現在は良い点眼薬があるので失明に至ることは
めったになくなったそうです。

これが、早期発見が失明予防に効果的な理由です。

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❖緑内障の早期発見方法❖

●将来緑内障になる可能性があるかの危険度チェックをする

1)低血圧気味か高血圧の治療中で血圧を下げている人
は、血流が悪いので、視神経へ栄養が届きにくく視神経が
弱くなるので、緑内障の危険度が高いです。

2)冷え症や偏頭痛がある人
は、外の刺激で血管が収縮し血流が悪くなるので1)と
同様に危険度が高い。

3)強い近視がある人
は、目が引き伸ばされている状態で、神経も伸ばされて
薄くなり、血管も細くなり、やはり血流が悪くなります。

4)いびきがよく止まる人
は、睡眠時無呼吸症候群と言われ、酸素が不足するため
神経がうまく働かなくなり危険度が上がります。

5)親や兄弟に緑内障の人がいると、遺伝的要素があり
危険度が9倍に上がります。症状が進行した家族がいる
人は早めの検査が必要です。

1)~5)の中で、ひとつでも当てはまる項目がある人
は早めに眼科を受診して、相談しましょう。

●受診時の注意

健康診断などでは眼圧検査しかやらない場合も
ありますが、眼底検査と視野検査もしてもらいましょう。

1)眼圧検査(目に空気を当てて圧力を測る)

眼圧は本来、眼球内の水分を隅角(ぐうかく)という
小さい穴から排出して調整しているのですが

穴の目詰まりなどが原因で眼圧が上がり視神経を圧迫
障害して視野の欠損が起こります。

眼圧検査の基準値は10mmHgですが
姿勢で眼圧が変わるので
下記の姿勢を長時間することは避けましょう。

うつむきスマホ(+2)
うつ伏せで寝る(+3)
腕立て伏せ(+3)

正常値でも安心できません。
日本人は視神経が弱いので、緑内障の7割の人の眼圧は
正常という

正常眼圧緑内障なんだそうです。

そのため、眼圧だけでなく眼底検査と視野検査
もやってもらいましょう。

2)眼底検査

特殊なカメラで眼球内の網膜・血管・視神経の状態を撮影
して検査します。

3)視野検査
中心点にある周りの光が見えた時にボタンを押して見えて
いる範囲を測定します。

●自宅でできる視野の欠けチェック

緑内障の情報サイトで自宅でチェックできます。⇓
https://www.ntg40.jp/selfcheck/howtouse02.html
 

◆まとめ◆

緑内障を早期発見して失明を防ぐ方法についてまとめました。

なにより怖いのは、緑内障は自覚症状がほとんどなく、
気づいたときはそうとう進行してしまっていて

治ることがなく、失明の危険があるところです。

早期発見、早期治療で、目薬治療をすれば失明を
防げるのですから、とにかく早期発見をしましょう。

40歳を過ぎたら、将来緑内障になる可能性が
あるかどうかの危険度チェックをして、
一個でも該当項目がある人は

自宅でできる視野の欠けチェックを度々やって
少しでも違和感があったら眼科を受診しましょう。

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