禁煙の成功方法はすぐやめることと判明!その理由と3日でできる技
禁煙するには、すぐにタバコをやめた方が、除々にやめるよりも
成功しやすいことがイングランドの新たな研究で分かったそうです。
一般的には、タバコをやめられないのはニコチン中毒のせいですから、
すぐに止めるよりも除々に減らして行くべきだと思っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、私の父が50歳代の頃、長生きしたくなったのか、
急に「タバコをやめる。」と言い出しました。
父がそう宣言してから数日間、ガムをかんだり、アメをなめたりしていましたが、
それ以来、92歳の長寿を全うするまで、二度とタバコを吸うことはありませんでした。
なので、禁煙は簡単にできると私は思っていました。
しかし、私自身はタバコを吸わないのでわかりませんでしたが、世間では禁煙は難しいことのようなのです。
病院には禁煙外来という科まであるのですからね。
今回の研究を知って、ヘビースモーカーだった父がなぜ簡単にタバコをやめることができたのか、わかりました。
すぐにやめたからです。
しかし、なぜすぐにやめると禁煙しやすいのか、
その禁煙法についての詳細は書かれていませんでしたので、
自分で調べてみました。
ようやく納得できる情報が見つかったのでご紹介します。
◆すぐにやめると禁煙できる理由
禁煙のコツは速やかに身体からニコチンを抜くことにあります。
ニコチンが抜ければ抜けるほど、吸いたい気持ちが薄れる
からです。
ニコチンガムやニコチンバッチはニコチンを補充してしまうので、
禁断症状の期間を長引かせ、吸いたい気持ちが薄れず失敗
するのです。
ニコチングッズを使用して除々にやめる方法が意外と成功
しない原因はここにあります。
禁断症状をできるだけ短くすると成功するのが今回の
研究結果だと思われます。
◆3日で禁煙できる方法
ニコチンガムやニコチンパッドなどの禁煙グッズを使わず、無料でできます。
生活習慣を変える必要はありません。タバコを吸わないだけです。
禁煙を始める前に心に留め置くこと
- 吸いたい衝動は1回につき30秒ほどの繰り返しに過ぎない。30秒ずつ我慢せよ。
- 3日耐えればその後の禁煙は驚くほど楽になる。「吸いたい欲望」は続くが、吸わずに過ごせるようになる。
- 一旦始めたら、徹底してニコチンを抜くこと。途中で1本吸うと吸いたい気持ちが復活して失敗する。
それから、もちろん、タバコやライターを手の届く所に置かないこと。手元にタバコがあると、どうしても 『これがなくなってから』と延期してしまいますからね。
スポンサードリンク
上記を心にとめて、禁煙に成功した人の記録の要点
- 初日:ニコチンが抜ける前に、いろいろな誘惑が頭をもたげてくる。
「明日から禁煙を実行することにして、今日はとりあえず吸うことにしよう」と悪魔がささやく。
「今日吸うと、同じ理由で明日も吸うことになり、永久に禁煙ができない」と我慢。 - 2日目:「1本ぐらい、いいか」 との強い誘惑は、一日中何度も頭をよぎる。その都度、30秒間我慢し、コーヒーを飲んで気を紛らわす。
- 3日目:昨日ほどには吸いたいと思わない。もう1日我慢できそうだ。
- 4日目:あれ、不思議だ。今日は昨日よりもずっと楽だな。
従来は、「吸いたくて我慢できない」であったものが、4日目からは「吸いたくてたまらないが、吸わないでおこう」に変わる。 - 10日目:最初の頃は「1日吸えないのは大変」と思ったが、 今は「1日や2日ならともかく、1か月も吸えないのは大変だ」という気持ちに変る。
この変化にこそ重大な意味がある。この変化を自覚したら、成功だ。 - 1ヶ月後:「たまに1本はいいだろう」という誘惑がある。それは「たまには和牛ステーキを食いたい、」のと同様の我慢できる衝動である。我慢はできるが、常にそういう衝動がある。
- 2ヶ月後:1ヶ月後と変わらない。禁煙後5年のある経験者が言うには、1~2ヶ月では「まだ、危ないな。」 とのこと。
- 3ヶ月後:2.5ヶ月あたりから、タバコのことを忘れるようになり、タバコを思い出す頻度が1日に1~2度に減る。
- 4ヶ月後:タバコを思い出す頻度が1日に1~2度という点は、変化なし。「たまには吸ってみようか?」という誘惑は消えないが、吸わないで済む。
- 10ヶ月後:タバコを思い出す頻度は週に1~2度になる。「1本吸っても、病みつきになることはないだろう。」との誘惑が強くなるときがある。
「いやいや、危ない、危ない。騙されないぞ!」 - 2年後:タバコに関心がなくなった。
「関心がなくなった」時点で初めてタバコから開放される。※どうでしょう。この記録を読んだら、禁煙に成功できるような気になりませんか。
◆まとめ
ダイエットなどは除々に緩やかに体重を減らすことが良いのですが、禁煙は違います。
禁煙は急激に血中のニコチン濃度を減らすことによってのみ成功します。
体験者は、楽にするための工夫は一切考えず、3日間、ひたすら気を紛らわそう。
今のままでよいから、『目先の30秒をぐっと我慢し、3日堪え、ニコチンを一切補充しないこと』が重要だ。
と述べておられます。
私の父は植物学者でしたが、医学のこともわかっているようでした。
ニコチンを抜けば禁煙できることに気づいたのだと思われます。
参考サイト:
禁煙は「すぐに止める」「徐々に止める」どっちが有効?
最近のコメント