損失余命によるとウィンナーとひじきは安心?タバコはやはり危険?
2017年1月31日のヤフーニュース
「ウィンナー1本で寿命が25秒縮む!? 新基準
損失余命って何だ なんと、ひじきの煮物は
タバコより危険」
『週刊現代』2017年2月4日号より
という記事で、「損失余命」という言葉を
初めて知りました。
この記事の目次
◆損失余命とは
先行するさまざまな研究で積み重ねられてきた健康被害との関係から
「縮まる寿命」を計算した平均値であり、WHO(世界保健機関)など
各国の医療機関・団体でも使用されている。
というもので、環境学の世界で近年提唱されるように
なった概念だそうです。
損失余命によると、ウィンナー1本で寿命が25秒縮むということです。
一生食べたらどれぐらい寿命が縮むのかと思い計算してみました。
◆ウィンナーを毎日2本、80年間食べ続けると
ウィンナーなどの加工肉は大腸がんになり易いというので
私としてはあまり家族に食べさせたくなかったのです。
でも夫はウィンナーが好きて、一緒に買い物に行くとすぐ
買ってしまうのです。
それで週に2回ぐらい、一回にウィンナーをひとり2本ぐらい
しぶしぶ許可していました。
ウィンナー1本で寿命が25秒減るというので、毎日2本を日本人
の平均寿命に近い80歳まで食べ続けたとして、損失余命は
どれぐらいになるのでしょう。
❖計算すると
ウィンナー2本分の損失余命 1日で25秒×2本=50秒
1年食べ続けると 50秒×365日=18250秒
80年食べ続けると 18250秒×80年=1460000秒
寿命が短くなります。
1460000秒は何日になるか計算します。
1460000秒÷60÷60÷24で 約17日になります。
毎日食べ続けても、一生でたった17日縮むだけじゃないですか。
80歳を過ぎて17日寿命がのびるより、好きな物を食べた方がいい
ですね。
72歳の今まで毎日食べたわけではないので、17日よりずっと少なく
なります。
これからは安心して夫にウィンナーを食べさせてあげようと思います。
◆ひじきの煮物がタバコより危険というのはおかしい
ひじきは身体に良いと言われていましたが、含まれる無機ヒ素の
濃度が非常に高いため
ひじきの煮物の損失余命は、小鉢1人前当たり58分だそうです。
ウィンナーと同様に80年間毎日食べたとして
❖ひじきの損失余命から縮む寿命は
58分×365日×80年=1693600分は 約 3.2年 です。
毎日は食べないと思うので、3日に1回で 約1.1年。
大したことないです。
❖タバコで縮む寿命は
ちなみに、タバコ1本の損失余命は12分。
喫煙者が1日タバコ1本ということはないと思うので
かりに1日10本として20歳から80歳まで吸ったら
120分(2時間)×365日×60年=43800時間=5年です。
タバコを吸う人は毎日吸いますから1日10本で5年、
1日20本で寿命は10年縮まることになります。
やはりひじきよりタバコの方が危険です。
この記事はおかしいですね。
◆まとめ
損失余命という言葉を初めて知って、寿命の減り方をしらべて
みたら、ウィンナーは生まれてすぐから80歳まで毎日2本
ずつ食べても、寿命は17日しか減らないことがわかりました。
ひじきにしても、3日に一回なら減る寿命は約1.1年。
タバコは1日10本を20歳から80歳まで吸うと約5年、20本なら
10年寿命が縮まることになります。
これをどう思うかですが、ウィンナーやひじきは安心して食べて
もいいと思います。
タバコは1日10本で5年、20本なら10年寿命が縮むことになります。
義父は、長生きするよりタバコを吸う方が良いと言って、禁煙する
ことなく80歳で亡くなりました。
タバコを吸っていても100歳以上生きる人もいます。
人によって違うし、損失余命はあまり気にすることはないですね。
考え方が偏ってるなあ
ひじきは3日に1回摂取と、せっかく現実的に考えているのだから、
たばこも同様に考えるべき
1日10本はいくらなんでも多すぎる
これではバイアスのかかったデータしか得られない
TT様 コメントありがとうございます。
JTのホームページによると 2013年現在、日本人男性の平均が19.1本/日、女性が15.1本/日だそうです。
全体平均として、だいたい1日1箱切るくらい吸っていると言えるようです。
毎日吸う人の本数を調査した結果とのことです。10本は多いとは言えないと思いますがどうでしょう。
もちろん、吸う本数が少なければ危険度は下がりますから、ご自分の吸われる本数で計算してみて下さいね。