チョコレートがBDNFで脳細胞の数を増やす!認知症の予防と治療法

最近、チョコレートの健康効果が色々と発見されてvalentinesday_itachoco2.png板チョコ
いて、チョコレート大好き人間にとっては、とても
うれしいことですね。

今回は、内閣府が進める、「脳の健康」の研究チームが発表したチョコレートの健康効果についてまとめます。

スポンサーリンク

◆内閣府の研究チームの調査結果

45歳から68歳の中高年30人にカカオを多く含むチョコレート
(カカオ70%以上)を毎日25グラム、1か月食べさせる実験
行ったところ学習機能を高めるとされる大脳皮質の量が30人中
18人で増えたというのです。

30人中18人に効果があったということは、半分以上の6割で効果が
あったということですね。

中高年と言えば、脳細胞の数がどんどん減っていく年頃なのに、
中高年でも増えるとは驚きです。

この効果は脳が1~2歳若返る可能性を示しているのだそうです。

たった1~2歳と思うかもしれませんが、どんどん老化するのが
当たり前なのに、少しでも若返るということは、すごいことだと
思います。

脳が若返るということは認知症の予防や治療が可能になるという
ことなのです。

◆脳細胞の数が増える理由

ではどうしてチョコレートを食べると脳細胞の数が増えるのでしょう。

このメカニズムはまだわかっていないそうで、研究チームは
「研究は始まったばかりで1000人単位でのさらなる長期の科学的検証
が必要」と話しているそうです。

しかし、「血液サラサラ」という言葉を提唱した栗原毅 医学博士

高カカオチョコレートを毎日25グラム食べてもらうと脳由来神経
栄養因子「BDNF」が増えることが分かっていました

今、この「BDNFが認知症予防効果を発揮することで注目されて
いることから、内閣府の研究結果は予測できたと語っておられます。

チョコレートで「BDNF」が増える理由は、
カカオポリフェノールの高い抗酸化作用により、酸化ストレスが減り
脳の血流量が増えることもかかわっていると考えられるとのこと。

栗原毅(くりはら・たけし) 医学博士
栗原クリニック東京・日本橋院長。前慶応大学特任教授。
「血液サラサラ」という言葉を提唱し、著書やメディア出演などを通じて予防医療の大切さを訴えている。(出典:zakzak 夕刊フジ)

 

ということは、「BDNF」が大脳皮質の脳細胞の数を増やすという
ことになりますね。

では「BDNF」とはいったい何なのでしょう。

スポンサードリンク

◆BDNFは脳の栄養

Brain Derived Neurotrophic Factor の頭文字のアルファベット
をならべて B D N F になります。

各語の意味は

Brain :脳
Derived :由来の
Neurotrophic :神経栄養の
Factor:因子

ということで、BDNF は「脳由来神経栄養因子」と訳されています。

BDNFは、私達の脳の活動を支えている代表的な栄養分で、
脳由来神経栄養因子と呼ばれるタンパク質の一種です。

❖BDNFの働き

「BDNF」は神経細胞の発生や成長、維持や再生を促してくれます。
またストレスなどで神経細胞が傷つかないように保護し、神経
ネットワークを維持する働きをします。。

脳内で記憶を司る「海馬」に多く含まれていて神経細胞を活発化
させていると考えられています。

つまり、「脳の機能を正常に保つ働きをしている栄養」ですね。

しかし、BDNFは65歳からは、どんどん減少していくことがわかって
います。

❖BDNFの実験

BDNFの発現を約半分に減らしたマウスの実験で、学習能力が低下し
脳内のBDNFに関するシグナル伝達系を制限する実験では、記憶や学習障害が引き起こされることがわかってきたそうです。
(ソース:株式会社明治)

これらの結果から、BDNFが記憶や学習などの認知機能を高める
可能性があることがわかります。

◆まとめ

チョコレートを食べるとBDNF(脳由来神経栄養因子)が増えて
それが大脳皮質の脳細胞の数をふやし、記憶や学習などの認知機能
を高め、認知症の予防や治療に役にたちそうだというのです。

BDNFは有酸素運動(ウォーキングやサイクリング)でも増える
ことがわかっていますので、チョコレートと軽い運動を続けると
良いと思います。

毎日25グラムのチョコレートを食べるのは、いくら好きでも飽
きてきますから。

運動をしない日は高カカオのチョコレートを食べるようにしては
いかがでしょうか。

スポンサーリンク

◆あなたにオススメ

コメントを残す

このページの先頭へ