世界一長寿の秘訣は1日3個の卵?癌も予防する知られざる卵の効果
昨年5月から今年(2017年)の4月15日に、
117歳137日で亡くなるまで生存者長寿世界一
だったイタリア人女性
エンマ・モラーノ=マルティヌッツィさんの
長寿の秘訣を調べてみました。
この記事の目次
◆エンマ・モラーノ=マルティヌッツィさんの長寿の秘訣
「The Guardian」のインタビューやウィキペディアに
よると、エンマさんの長寿の秘訣は
・1日当たり3個の卵を食べて
・手作りのブランデーを飲み
・チョコレートを時々食べ
・あまり食べず
・薬を使用しない
ことだそうです。
エンマさんがチョコレートに言及していることにびっくり。
うれしくなりました。
ギネスブックに認定されている、
世界1位の長寿者、フランスの女性 ジャンヌ・カルマンさん
(122歳で死亡)と世界2位の長寿者、アメリカ の女性、
サラ・ナウスさん(119歳と97日で死亡)は二人そろって
チョコレートが大好きで毎日食べていたそうです。
そこで、チョコレートが長寿の秘訣の1つに違いないと思い
記事にして、筆者は夫と共に毎日のように大好きなチョコ
レートを食べて効果を実感しています。
✱チョコレートの健康効果は本当!世界1位2位の長寿者はチョコ大好き
その他のエンマさんの長寿の秘訣について
手作りのブランデーには、保存料が入っていないでしょうし、
チョコレートはギネス世界1位と2位の人で効果は実証されています。
あまり食べないことが長寿につながることもサルの実験で
証明されています。
薬を使用しないのは、薬の副作用を受けずに済みます。
不必要な薬は使用すべきでないとつくづく思います。
筆者は下げなくてもいいコレステロールの薬の副作用で、
夫は下げなくてもいい血圧の薬の副作用でひどい目に
あいましたから。
最後に1日当たり3個の卵を食べるのが長寿の秘訣である
ことだけはどうしてなのかよくわからなかったのでまた
また調査しました。
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◆卵について
❖卵は悪玉コレステロールを下げる
以前は、卵はコレステロールを多く含むので、健康診断で
コレステロール値が高かった人は、卵は1日一個までにして
おきましょうと、制限されていましたね。
ところが、コレステロールのほとんどは肝臓で作られ、食物
に含まれているコレステロールの量には関係ないことが分かり
ました。
そのため、厚生労働省は2015年に食事によるコレステロール
摂取の基準を撤廃しています。
卵はもっと食べて良いことになったのです。
それどころか、エンマさんの長寿の秘訣は毎日3個の卵を食べ
ることだということから、卵をもっと食べましょうという医師
も増えています。
医療の常識はどんどん変化するので大変です。
以前は卵のコレステロールは悪者扱いされていたのですが
最近の研究で卵は悪玉コレステロールを下げることが判明した
というのです。
卵に含まれる、アミノ酸シツチンと脂肪酸のレシチン、オレイン
酸などが血液の悪玉コレステロールを下げるのだそうです。
しかも、卵に含まれるコレステロールは、一般に余ったコレステ
ロールがミリスチン酸によって肝臓に戻るのを邪魔され血中に
コレステロールがあふれるのとは違い、
卵にはミリスチン酸がほとんど含まれていないので血中にあふれ
ず肝臓に戻るため、血中コレステロールはほとんど上昇しない
というのです。
何ということでしょう。今まで私たちはだまされていたので
しょうか。おかげで好きな卵をなるべく食べないように我慢
していたなんて、少々腹が立ってきます。
研究がすすめば、事実も色々分かって来ますから仕方ない
とは思うのですが。
❖卵は完全栄養食品である
昔から卵は完全栄養食品であると言われてきました。
タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンなど、ビタミンCと
食物繊維以外の栄養成分がほとんど含まれていて、必須アミノ
酸が理想的なバランスで含まれていることで有名でした。
しかし卵はコレステロールが多いからと、筆者があまり関心を
もたないでいる間に、色々なことが発見されたようです。
卵が完全栄養食品だから、卵を食べることが長寿の秘訣になる
というのはわかりますが、それだけではないようです。
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◆卵の栄養成分の効果・効能
あまり知られていない卵の効果・効能についてまとめます。
❖発がん予防効果
卵に含まれる必須アミノ酸のひとつであるメチオニンは抗酸化
ミネラルのセレンを運搬し、体内の抗酸化作用を高めます。
他に抗酸化作用を持つビタミンE、カロテンの働きと相まっ
て発がんを抑制します。
また、肉類にはがんリスクを引き上げる飽和脂肪酸が多いの
ですが、卵には飽和脂肪酸が少ないので、多量に食べても
がんになりにくい利点があるそうです。
しかし、生卵は加熱した状態に比べて消化吸収率が悪いので、
胃腸の弱い人や、体力が落ちている人、がん患者にはお勧め
できないとおっしゃる医師もおられます。
メチオニンには、他に
・肝機能を高め、解毒する効果
・アレルギー症状の緩和する効果
・うつ症状を改善する効果
・老化防止効果
・薄毛改善効果
が期待できるそうです。
❖アルツハイマー病の予防治療効果
卵黄に豊富に含まれているレシチン(リン脂質)の主成分
であるコリンは、卵に含まれているビタミンB12に促されて
脳で記憶や学習に関わる神経伝達物質のアセチルコリンを
つくる材料になります。
卵はすべての食品の中で最もコリンの含有率が高く、大豆の
およそ3倍もある上に、卵のコリンは大豆のコリンより
吸収されやすいので、
アルツハイマー病などの認知症の予防や治療薬として注目を
浴びています。
❖生活習慣病の予防・改善効果
●動脈硬化の予防
以前は、卵にはコレステロールが多く含まれていることから
動脈硬化の原因になると考えられていましたが、
卵黄に含まれるレシチンや卵白に含まれるシスチン(アミノ酸)
にコレステロールを下げる働きがあることがわかり、現在は
動脈硬化を予防することがわかっています。
以前とは真逆ですね。
●高血圧の予防
レシチンの主成分であるコリンは、血管を拡張させて血圧を
下げる働きがあります。
●内臓脂肪の低下
卵には、中性脂肪を増やす原因になる炭水化物がほとんど含まれ
ないため、内臓脂肪を増やす恐れがなく、メタボリックシン
ドロームの予防に最適です。
糖質制限ダイエットにも効果的とのことです。
◆卵の若返り効果と長寿
卵には良質なタンパク質だけでなく、骨や血液を作る元になる
鉄やカルシウム、リンをはじめとするミネラルの働きにより
丈夫な身体を作り、精神的にはパントテン酸がストレスに対
する抵抗を高めてくれるなど、若返りの健康効果も注目され
ています。
❖若返りを実践したオーガスト・ハーゲスハイマー氏
アンチエイジングのスペシャリストである
オーガスト・ハーゲスハイマー氏は
1962年、福島県で日本人の母とドイツ系アメリカ人の父の間に
生まれ、2006年、父と一緒に株式会社アビオス(東京都)設立。
アビオスの代表取締役となった栄養科学博士です。
アビオスでは無添加、無農薬にこだわる美容健康補助食品事業
を行っています。
オーガスト・ハーゲスハイマー氏は現在55歳ですが、
毎朝3個の卵を欠かさず食べて、30代に見えるほどの若返り
に成功しました。
若返りについてはオーガスト・ハーゲスハイマー氏の下記の
多くの著書に書かれていますので、そちらを参考にされたら
いかがでしょうか。
(ソフトバンク新書)
『老けない人はやめている [ オーガスト・ハーゲスハイマー ]』(講談社)
『若返りスイッチをONにする食べ方 あなたの脳は、自分の体を何歳と診断するか? [ オーガストハーゲスハイマー ]』(小学館)
『【謝恩価格本】スリムな身体で美しい人はこう食べている [ オーガスト・ハーゲスハイマー ]』(中央公論新社)
『ココナッツオイルが効く!【アウトレットブック・趣味実用】』(主婦と生活社)
『ココナッツオイルでー10歳美人 老けない秘密はオイルにあった!! [ オーガスト・ハーゲスハイマー ]』(宙出版)
などがあります。
❖日本の長寿者も卵は長寿の秘訣と証明
全国の100歳以上の長寿者のうち1500人を対象として、食生活
を調査した結果、『ボケ知らずで心身ともに元気なお年寄り』
は、毎日欠かさずタマゴを食べていること。
それ以外にも、魚、肉、大豆製品も好み、野菜や海藻、植物油
を使った料理などの頻度の高いことも長生きの秘訣という結果が
出たそうです。
まずは良質なタンパク質が大事だということのようです。
まずは身体を作らなければなりませんからね。
卵は完全栄養食品ですから、あまり考えなくてもいいですし
年をとって歯が弱くなっても食べることができますから、便利
なタンパク質です。
◆まとめ
コレステロールをたくさん含むからと、卵を敬遠していたこと
が間違いだったなんて、本当にショックでした。
117歳137日で亡くなるまで生存者長寿世界一だったイタリア人
女性 エンマ・モラーノ=マルティヌッツィさんが毎日卵を
3個たべることが長寿の秘訣だったのは間違いないと確信で
きました。
卵に対する間違った考えを切り替えて、筆者・元気ナースは
最低でも毎日1個の卵を食べることを決心しました。
まだ元気なうちに知ることができて良かったです。
卵の効果は、
・がん予防
・認知症予防・治療
・生活習慣病の予防、
・肝機能を高め、解毒する
・アレルギー症状の緩和
・うつ症状の改善
・老化防止・若返り
の他に
発売中の『壮快』12月号(2017年)では、
・潰瘍(かいよう)性大腸炎、
・脂肪肝、
・リウマチ、
・腰痛、
・ひざ痛、
・加齢性難聴の予防
・体重減少
の効果も紹介されています。
とにかく卵の効果のすごさに圧倒されます。
◆参考文献
卵と健康 http://www.nichirankyo.or.jp/kenko/core02.htm
✱わかさの秘密 卵 http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/egg/
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