女性の尿もれ対策で「あおむけ骨盤底筋訓練法」が紹介されました(NHK今日の健康)
NHK今日の健康で「あおむけ骨盤底筋訓練法」
が紹介されました!
教えてくれたのは山梨大学医学部看護学科教授の谷口珠実さんです。
40歳以上の女性の3人にひとりが、尿もれに悩んでいるそうです。
女性の尿もれには、
1.せきやくしゃみ、立ち上がったときに起こる「腹圧性尿失禁」
2.急な尿意を催し、我慢できずにもれてしまう「切迫性尿失禁」
3.ぼうこうが勝手に収縮する「過活動ぼうこう」
の主に3種類がありますが、この記事では、1.「腹圧性尿失禁」に
効果的な、骨盤底筋訓練法のひとつである、家庭で簡単にできる
あおむけ骨盤底筋訓練法を紹介します。
この記事の目次
◆あおむけ骨盤底筋訓練法
❖あおむけ骨盤底筋訓練法の効果の理由
女性の下腹部は、お腹側から、ぼうこう、子宮、直腸の3つの
臓器が並んでいます。
これらの臓器を支えているのが、骨盤底筋という筋肉です。
この筋肉がゆるむと、尿道が開きやすくなって、弱い腹圧が
かかっただけで、尿もれを起こしてしまうのです。
骨盤底筋がゆるむ原因は、主に出産で、胎児が産道を通るとき
骨盤底筋に傷をつけてしまうのです。
そのほかに、肥満や加齢も原因になります。
したがって、骨盤底筋を強くすることで、臓器をしっかり支えて
尿道を開きにくくするのが骨盤底筋訓練法です。
骨盤底筋訓練法には色々あり、器具を使う方法もありますが、
あおむけ骨盤底筋訓練法は、家庭で、なにも使用せず簡単に
できる方法です。
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❖あおむけ骨盤底筋訓練法のやり方
1)あおむけに寝て、両ひざをたてる。
2)大きく深呼吸をして、フーッと息を吐いて全身の力を抜く。
3)おならを我慢するイメージでゆっくり肛門をしめる。
4)そのまま、膣(ちつ)と尿道もしめて、すべてをしめたまま
頭へ引き上げるイメージをする。
5)腹筋に力をいれないで、そのまま10秒間しめ続ける。
お腹に力がはいって排便するようになると、骨盤底筋がうまく
収縮しないので、注意。
6)これを5回繰り返す。
7)次に、しめる時間を短くして速筋をきたえる。
8)おおきく深呼吸して、息をハーッと吐いて全身の力を抜く。
9)おならを我慢するイメージで肛門をキュッとすばやくしめる。
10)1~2秒しめたら2秒ゆるめることを5回繰り返す。
この1)~10)を1セットとして、まずは1日5セットを頑張ってみましょう。
骨盤底筋が動いているかどうかを確認する方法は
お尻の割れ目に人差し指を軽く入れて、上の尾骨が上下に動いていれば
骨盤底筋が動いているそうです。
◆まとめ
山梨大学医学部看護学科教授の谷口珠実さんによる女性の尿もれの
治し方のうち、「腹圧性尿失禁」を治す、あおむけ骨盤底筋訓練法
についてまとめました。
あおむけ骨盤底筋訓練法は、毎日やることが大切で、
2~3ヶ月で効果がでます。
病院に行かなくても、自宅で、道具を使わずにできるので
良い方法だと思います。
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