元気の時間で夏の不調の原因・さぼり神経の鍛え方を佐藤純さんが紹介

2020年7月5日放送の健康カプセル元気の時間で夏の不調である
だるさ・不眠・頭痛の原因である自律神経のさぼりを鍛える
やり方について紹介されました!

教えてくれたのは愛知医科大学医学部学際的痛みセンター
の医学博士・佐藤純さんです。

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◆夏の不調の原因さぼり神経の鍛え方

❖さぼり神経を鍛える効果

サボり神経とは、自律神経がなまけている状態を言います。
つまり交感神経と副交感神経が乱れている状態とも言えます。

自律神経とは内蔵や血管などの機能を自動的に調節する神経で、
興奮したり、緊張しているときに優位になる交感神経と

安静にしたり、リラックスしているときに優位になる副交感神経
からできています。

自律神経がしっかり働くと血流もよく、体温が調節されて
夏の不調も起こりませんが、

自律神経が乱れると、血流が悪くなり、だるさ・不眠・頭痛の
原因になるのです。

したがって、自律神経を鍛えて乱れにくくなれば、夏の不調も
起こらなくなるということです。

❖さぼり神経になる原因

●さぼり神経の原因① 

暑熱順化ができていない

ふつう、気温が上昇してくる5月~6月になると全身に汗をかき体温を
一定に保つように自律神経が働くのですが、

今年は外出しない時間が多かったので、暑い環境に身体がnouka_ase_fuku.png汗をかく
慣れていず、自律神経の働きが不十分でさぼり神経になっている。

暑熱順化をするためには、運動や入浴で汗をかく訓練をすることが大切。

運動は少しきつい程度で約15分、入浴は38~40℃でやく10分入る。

そうすることで、身体が暑さに慣れ、汗をかきやすい身体になる。
汗をかけていないのは、暑熱順化が不十分。

●さぼり神経の原因② 

エアコンで冷え過ぎ

寒い環境に長くいると体温を上げようと交感神経が優位になり
自律神経が乱れる。

すると血流が悪化し、不調の引き金になる。

暑熱順化ができていない上に冷えすぎると、さぼり神経に拍車
がかかり、身体の不調がでやすくなる。

●さぼり神経の原因③ 

低気圧

梅雨の時期は、低気圧が多く、耳の奥にある三半規管が脳に
低気圧を伝えると、それが脳のストレスになり自律神経が
乱れて、やはり血流が悪くなり、夏の不調の原因になる。

これらががさぼり神経が招く、身体の不調の原因です。

したがって、さぼり神経を鍛えることで身体の不調は消えるはずです。

❖さぼり神経セルフチェック

ご自分の自律神経がさぼり神経になっているかどうか
セルフチェックしましょう。

①常にエアコンの効いた部屋にいる
②入浴はほとんどシャワー
③汗をかかないか、ベタベタした汗をかく
④身体がむくみやすい
⑤雨の日は頭痛がする

この中のひとつでも当てはまる人はさぼり神経。

当てはまる数が多い人ほど重症です。

むくみは汗をかけないことで、体内の水分が身体にたまってしまう
のだそうです。

天気の良い日は、交感神経優位で活動的になり、
雨の日は、副交感神経が優位になってリラックスする。

雨の日でも活動しなくちゃならないのがストレスになるが、
普段より落ち着いて生活をすることで、ストレスを
感じにくくなるとのこと。

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❖さぼり神経を鍛え直す方法

さぼり神経セルフチェックで1つでも当てはまる人は
さぼり神経を鍛え直しましょう。

朝は交感神経を優位にして身体を活動的にし、
夜は副交感神経を優位にして身体をリラックスさせる
ことで、朝と夜の使い分けが基本です。

ではさぼり神経を鍛え直す方法です。

1)朝起きたら、15分程度朝日をあびる

セロトニンが分泌されて交感神経が働き脳や身体も目覚める。

2)朝食を食べる

眠っている間に優位だった副交感神経が食事をすると
交感神経優位に切り替わる。

青魚、ほうれん草、アサリなどに含まれる
ビタミンB群は交感神経を高める効果がある。

3)深呼吸ストレッチをする

左手を腰、右手を左胸、首を右に傾けて深呼吸する。
右手で左胸を押し下げるのがポイント。

首から肩にかけての筋肉をほぐすと深呼吸がしやすくなり
副交感神経が優位になる。

3回行い、反対も同様に行う。猫背の解消にもオススメ。

4)夜寝る前は、間接照明だけにする

強い光は交感神経を優位にしてしまう。

光量を抑えるだけで、副交感神経への切り替えがスムーズに
行える。

これでさぼり神経とおさらばです。

他には、夜ホットミルクを飲むと
牛乳に含まれるカルシウムが交感神経の高ぶりを抑えてくれる。

朝と晩に自律神経を鍛えよう。

◆まとめ

夏の不調である、だるさ・不眠・頭痛の原因である自律神経の
さぼりを鍛えるやり方についてまとめました!

さぼり神経セルフチェックで

①常にエアコンの効いた部屋にいる
②入浴はほとんどシャワー
③汗をかかないか、ベタベタした汗をかく
④身体がむくみやすい
⑤雨の日は頭痛がする

この中のひとつでも当てはまる人は、
さぼり神経を鍛え直しましょう。

また、さぼり神経の予防法は、運動や入浴で汗をかく訓練をして
暑熱順化することだとわかりました。

卓球と家庭菜園で、毎日汗をかいて入浴している元気ナースに
夏の不調は縁がないですよ。

だるさ、不眠、頭痛のどれもありません。
熟睡しすぎで、地震でも目がさめず、あきれられています。

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