口内炎が薬で治らない!私と夫の口内炎の原因と治し方がわかった

kounaien.png口内炎10年程前のこと、私たちは夫婦で口内炎に悩まされていました。
口内炎って、口の中の粘膜の所かまわずできる、発赤で、真ん中が白く くぼむ
アフタ性口内炎が最も多いそうですが、私たち夫婦の口内炎もそれでした。

食事のたびにしみて痛くて、不快な口内炎は、結構多くの人が体験なさるのではないでしょうか。
しつこいアフタ性口内炎を克服して二度と口内炎に悩まされることが なくなった私たちの体験をご紹介します。

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◆まず近所の医院でケナログを処方される

手っ取り早く口内炎を治そうと、症状のひどい私が近所の医院を受診しました。
すると、ケナログという口内の塗り薬を処方されました。

ケナログとは口内炎の治療薬で副腎皮質(ふくじんひしつ)ステロイドの 作用により、
口の中の炎症を抑える軟膏薬(ブリストルマイヤーズ株式会社製)とのことで、
現在は通販やドラッグストアでも買えるそうです。

カエル(フロッグ)のような名前の薬だなあと思いつつ、
注意事項を守って、 毎日塗布しましたが一向に治りません。

2週間ぐらい後に、仕方がないので、口内炎の種類と原因を調べてみました。  

◆口内炎の種類と原因の調査

口内炎について調べてみると色々な種類があることがわかります

1.アフタ性口内炎:一番多く見られ、赤い楕円形の中に白っぽいくぼみがある。
原因は、免疫力の低下、ストレスや栄養のアンバランス、口内粘膜の傷 ベーチェット病などの全身性の病気。

2.ウィルス性口内炎:赤くただれ、皮膚がはがれたりする。
原因は、単純ヘルペスウイルス、水痘帯状ヘルペスウイルス、 コクサッキーウイルス A群 など。

3.カタル生口内炎:水ぶくれができてすぐにつぶれ、潰瘍になる。
原因は、虫歯、入れ歯の不具合、口腔粘膜の傷、やけど、 薬品の刺激など。

4. アレルギー性口内炎:アレルギー反応による口内粘膜の炎症。
原因は、特定の食物、薬品、金属 など。

5.ニコチン性口内炎:口内の粘膜に白い斑点ができる。
原因は、タバコ習慣

これら5つの原因のなかで、あきらかに私たち夫婦の口内炎は 1.アフタ性口内炎だと思われましたので
その原因について考えてみました。  

◆アフタ性口内炎の原因について追求

アフタ性口内炎の原因は、免疫力の低下、ストレスや栄養のアンバランス、傷、ベーチェット病などとあります。

定年退職してゆっくりしていましたから免疫力の低下やストレスはないと思われましたし、
ベーチェット病なんてめったになる病気ではありません。

栄養だって気を付けているし、家庭菜園で新鮮な野菜もたくさん食べていました。

しかし、ここではたと気付きました
その頃、ケーキに凝っていて、よく2人で食べ歩いていたのです。
甘い物をたべると糖質の代謝にビタミンB1を消耗することを 思い出しました。

きっとビタミンB1が不足しているに違いないと考え、 口内炎とビタミンの関係について調べました。
すると口内炎にはビタミンB1ではなく、ビタミンB2が効く と書いてあります。

まあ、ビタミンB2は、脂肪をエネルギーに変えたり、皮膚や粘膜を 成長させる作用があるので口内炎に効くのは当然です。

その他にビタミンB群は単体では効果が少ないので総合的に他のビタミンB類も一緒にとるのが良いということが
色々な製薬会社のサイトに書かれています。
ビタミンB1が口内炎に良いと、はっきり書かれているサイトは 見つかりませんでした。  

◆チョコラBBプラス(エーザイ製品)を飲んでみた

そこで口内炎に効くというエーザイの製品で有名なチョコラBBプラスを 飲んでみました。 一日分2錠の成分は

  • ビタミンB2リン酸エステル…38mg ビタミンB6…50mg ビタミンB1硝酸塩…20mg ニコチン酸アミド…40mg パントテン酸カルシウム…20mg

  これらの成分は、厚生労働省の日本人の食事摂取基準(ビタミンB群) 推奨量(18歳以上)に比べると
かなり多くなっています (後半の参照をご覧ください)。

しかし、ビタミンB群は水溶性なので、多量に飲んでも身体に害はない ことがわかっているので、
効果を高めるために多くしているのでしょう。

甘い物は減らしてチョコラBBプラスを飲むと、1週間程でかなり良く なりましたが、
ちょっと甘い物を食べるとまた口内炎が悪化しました。

このことから私たち夫婦の口内炎は、甘い物が原因ではないかと思い、 いたり、
もっとビタミンB1が多い方が良いと考えました。
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◆米国製の Mega B-50を飲んでみた

たまたま息子が購入していたビタミンB群のビタミン剤・ピューリタンズ プライド社(Puritans Pride)のMega B-50の成分を調べてみました。

ビタミンB1の量が50mgと、チョコラBBプラスの2.5倍であること、 他のビタミンB群の成分も色々含まれることからMega B-50を毎日1錠 飲んでみました。

  • Mega B-50 1日分1錠の成分は
  • ビタミンB1  50mg ビタミンB2  50mg ナイアシン    50mg ビタミンB6  50mg ビタミンB12    50μg(0.05mg) 葉酸     400μg(0.4mg) ビオチン      50μg(0.05mg) パントテン酸    50mg

すると驚いたことに、悪化していた口内炎がものの2日程度で治って しまったのです。

しばらくMega B-50 を飲み続けましたが、ビタミンB群ばかり大量に飲んで はバランスが悪いかと思い、

ピューリタンズプライド社のマルチビタミンも 購入しました。

マルチビタミン剤とMega B-50を一日おきに飲んでみたところ、甘い物を 食べても口内炎が起きません。

マルチビタミン剤は一般的なもので厚生労働省のお勧めぐらいの成分です。

脂溶性のビタミンAなどは少なくなっています。 それ以来もう10年以上の間、

飲み忘れることも度々ではありますが、 マルチビタミン剤とMega B-50を交互に一日おきに飲み続け、

二度と口内炎が発症しなくなりました。   夫婦ともに口内炎の悩みから解放され、体調もすこぶる快調です。

かなり不規則な生活を送っているにもかかわらず、二人とも10年間、 風邪はおろかインフルエンザにもかからないのです。

私たちにはこのビタミン剤の飲み方が合っているのでしょうね。

なお、食事からこれだけ大量のビタミンB群をとるのは困難だと思われる ので特別気を付けてはいません。

色々な種類の食物をかたよらないようにおいしく食べています。 甘い物も肥満にならない程度に食べていますよ。

◆まとめ

口内炎を克服した私の治し方は、ビタミンB1を多量に含むビタミンB群の ビタミン剤とマルチビタミン剤を交互に一日おきに飲むことです。

毎日どちらかを一日分飲むことになります。 これは甘い物好きの人に合う治し方だと思われます。

口内炎に悩むすべての人に効果があるかどうかはわかりません。 お試しになる方は、自己責任でお願いしますね。

◆参考

厚生労働省の日本人の食事摂取基準(ビタミンB群) 1日分の推奨量(18歳以上)平成27年から32年まで

  • ビタミンB1(mg) 男性 1.2~1.4  女性 0.9~1.1
  • ビタミンB2(mg) 男性 1.3~1.6    女性 1.1~1.2
  • ナイアシン (mg)     男性 13~15    女性 10~11
  • ビタミンB6(mg) 男性   1.4        女性 1.2
  • ビタミンB12(μg)    男性 2.4       女性 2.4
  • 葉酸(μg)        男性 240     女性 240 (妊娠予定者 400)
  • ビオチン(μg)     男性 50μ      女性 50
  • パントテン酸(mg) 男性 5        女性 4~5
  • 参考文献: 厚生労働省の日本人の食事摂取基準2015 
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2 Responses to “口内炎が薬で治らない!私と夫の口内炎の原因と治し方がわかった”

  1. 波田純 より:

    僕はケナログを塗れば痛みもひくし、すぐに治る感覚があります。
    ケナログが合わないということもあるんですね。

    • 元気ナース より:

      コメントありがとうございます。
      波田様はケナログで効果があって良いですね。
      私の場合はさっぱり効果がなかったものですから、他の方法
      を考えました。
      薬って、人によって効果がかなり違うようです。
      元気ナースより

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