発酵食品・納豆・ヨーグルト・味噌・チーズの効果的な食べ方と理由

普通によく食べる発酵食品である納豆・ヨーグルト・味噌・チーズ
について、発酵食品の効果を損なわず、より効果的に食べる方法が
テレビ東京の番組ソレダメ「あなたの常識は非常識」で放送されました。

今まで知らなかった発見や、不思議に思って調べたこと等記録して
おこうと思います。




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◆納豆の効果的な食べ方

納豆の効果的な食べ方は
冷蔵庫から出して常温で20分置いてから食べる。

❖その理由

白沢教授(御茶ノ水健康長寿クリニック院長)によると

冷蔵庫に保存している納豆は、納豆菌の活動が止まっているので
冷蔵庫から出して常温に20分ぐらい置くと、納豆菌が再び働き出
し増殖してビタミンKを産生するので、ビタミンKをより多く摂取
できます。

ビタミンKは、骨にあるオステオカルシンというタンパク質を
活性化してカルシウムを骨に吸着して骨を作る作用があるので
骨粗鬆症に効果があります。

❖その他のナットウの効果・効能

納豆菌はビタミンKだけでなく、血液をサラサラにする
ナットウキナーゼを産生したり、病原性大腸菌O-157などの細菌
に対して強い抵抗力があります。

納豆には血糖値の上昇を抑えるポリグルタミン酸や整腸作用のある
酵素もたくさんあり、抗癌効果もあることがわかってきました。

納豆菌が増殖するように、納豆を食べるときは、常温に20分以上
おいてから食べましょう。

あまり長く常温に置くのは腐る心配もありますね。

❖納豆は夕食で食べる方が効果的

ソレダメでは放送されませんでしたが、納豆は夕食に食べる方が
良いとされています。

その理由は、人間は睡眠中に血液が停滞して、血栓ができやすく
なるので、血栓融解効果があるナットウキナーゼが睡眠に働く
ように、夕方食べる方が良いのです。

◆ヨーグルトの効果的な食べ方

ヨーグルトは、食後に食べること。

❖その理由

後藤俊夫院長(新宿大腸クリニック)によると

ヨーグルト1ミリリットルあたり1000万個以上の乳酸菌により、
免疫力アップ、整腸作用 便秘解消 美肌 効果があるが
タイミングが悪いと、乳酸菌が働かないと言います。

空腹時にヨーグルトを食べると胃の中は胃酸が強く乳酸菌
が死滅することが多いのです。

胃酸が薄まった食後なら乳酸菌が生きたまま腸までたどり着く
確率が高くなり、便秘の原因になったり、腸の活動を弱める
悪玉菌を撃退してくれます。

※なるほど納得ですね。

❖ヨーグルトのその他の効果・効能

風やインフルエンザ予防、肝臓病予防、花粉症・アトピー
などのアレルギー緩和効果、ダイエット効果などが
知られています。

◆味噌の効果的な食べ方

味噌は野菜を多く入れる実だくさんの味噌汁にして食べる。

❖その理由

栄養管理士の伊達友美さんによると

野菜にはカリウムが多いので、味噌の塩分を排出してくれるから
血圧を下げる効果がある。

また味噌汁に野菜を入れると、汁を飲むので、水に溶けやすい
ビタミン類を余すことなくとれるからと言います。

❖味噌のその他の効果・効能

昔は味噌汁を飲むと塩分が多いので血圧が上がると言われて
いましたが、最近は味噌汁は血圧を下げることが分かった
のです。

それは、大豆や野菜のカリウムが、塩のナトリウムと入れ替わり
塩分を排出してくれるからなのですね。

そのほかに、脳卒中の予防効果 抗酸化作用 コレステロール低下

美肌効果、ダイエット効果もあり、発酵食品のスーパードクター
と言われています。

◆チーズの効果的な食べ方

東北大学の伊藤忠雄名誉教授によると

チーズの3代パワーは

1.骨粗鬆症予防
2.虫歯予防
3.高血圧予防、であり、

それぞれの目的によって、食べ方が異なるのだそうです。

❖1.骨粗鬆症予防に効果的な食べ方と理由

骨粗鬆症を予防する食べ方は、
食事に粉チーズをちょっと足すことです。

その理由は

粉チーズの原料は熟成させたパルメザンチーズで、カルシウムの量
がチーズの中では最高で、プロセスチーズなどの2倍、イワシや
牛乳の10倍以上含まれているのです。

そのため、50歳代から減る骨密度を上げるのに必要なカルシウム
が、粉チーズをちょっとサラダにかけるなどで補うことができる
からです。

❖2.虫歯予防に効果的な食べ方と理由

虫歯を予防する食べ方は、チーズを食後に食べることです。

その理由は

高齢者は長年の歯みがきで歯のエナメル質が減っているので、
虫歯の進行が早くなります。

しかしチーズを食後に食べるだけで虫歯を防ぐことができるのです。

チーズを食後に食べるとリン酸カルシウムがエナメル質を
コーティングしてくれ、

さらに歯を補修する働きも持っています。

歯みがきはチーズを食べた30分後に行うと虫歯予防効果が高まります。

※番組では説明されませんでしたが、歯磨きは食後30分以上経って
から、行う方が良いという理由は

食後の唾液は、食事によって酸性に傾いた口の中を中性に戻し、
食事によって溶けた歯の成分を補う作用があるので、食後30分ぐらい
は、歯をみがかない方が良いとされています。

❖3.高血圧予防に効果的なチーズの食べ方と理由

ゴーダチーズをさいの目に切り、味噌汁に入れて食べることです。

その理由は

ほとんどのチーズにはペプチドが含まれていて、ペプチドが血管
を広げ血圧を下げる働きがあります。

カマンベールチーズなら1日1切れ(約16g)、他のチーズでも
同じぐらい食べれば充分です。

おすすめは、ゴーダチーズをさいの目に切り、味噌汁に入れると、
とろりとして、同じ発酵食品の味噌と食べることにより、
さらに血圧を下げたり、腸内環境を整える効果があります。

◆まとめ

発酵食品・納豆・ヨーグルト・味噌・チーズについて、
それらの効果的な食べ方と理由を調べました。

納豆は冷蔵庫から出して20分後に食べると骨粗鬆の予防になる。

ヨーグルトは食後に食べると乳酸菌が生きたまま腸に届く。

味噌は野菜の多い実だくさんの味噌汁にして食べると血圧が下がる。

骨粗鬆症を予防するチーズの食べ方は、カルシウムが一番多い
粉チーズを食事にちょい足しする。

虫歯を予防するチーズの食べ方は、食後にチーズを食べる。

高血圧を予防するチーズの食べ方は、ゴーダチーズをさいの目に切り、
味噌汁に入れる

でした。

これらの理由が、いちいち納得できましたので、明日から実行する
つもりです。

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