高カカオチョコレートの食べ過ぎに注意!摂取量の目安や食べる時間は?

高カカオチョコレートの健康効果が脚光を浴びて、
valentinesday_itachoco2.png板チョコ 私も毎朝高カカオチョコレートを10g~30gぐらい 食べています。

でも、なんでも過ぎたるは及ばざるがごとしで
食べ過ぎにならないかと心配になり、調べてみました。
高カカオチョコレートを食べ過ぎたらどうなるか
健康に良い摂取量はどれぐらいか
いつ食べるのが効果的なのか 調べたことをお知らせします。

※カカオ含有量が70%以上のものを高カカオチョコレート
と呼びます。

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◆高カカオチョコレートを食べ過ぎてはいけない理由

国民生活センターが高カカオチョコレートの成分について
従来のチョコレートとの比較調査をした結果。

高カカオほどポリフェノールが多い傾向があるのは良いのですが、
脂質テオブロミンカフェインも多いことがわかったのです。
それらの問題点について以下に述べます。

❖高カカオチョコレートの脂質の問題点

国民生活センターの調査によると、
高カカオチョコレートの脂質の割合は
普通のチョコレートの1.2~1.5倍になると言います。

(高カカオチョコレート100gあたり40.7~53.5g)

そのため、高カカオチョコレートを1日100g食べると
30~49歳の女性が生活習慣病予防のために目標とすべき
脂質の1日の摂取量(44以上56g未満)に相当するとのこと。

チョコレートは主に女性が食べると思われているので
女性の目標値を調査したのでしょうね。

ちなみに同年齢の男性の目標値は59以上74g未満です。
かなり違います。男性は筋肉が多いのでエネルギー消費
も多いのでしょう。

とにかく高カカオチョコレートを1日100gも食べては
いけないということです。

❖高カカオチョコレートのテオブロミンとカフェイン

テオブロミンという名前はあまり知られていませんが
気管支拡張、利尿、興奮等の生理作用があり
カフェインと似ています。

国民生活センターの調査によると、高カカオチョコレート
は、このテオブロミンとカフェインの量が普通のチョコレート
の4倍も含むものがあったといいます。

コーヒーやお茶、コカコーラなど、カフェインやテオブロミン
を含む食料は他にもあるので、高カカオチョコレートを
食べ過ぎると、カフェインやテオブロミンも過剰にとりすぎる
おそれがあるのですね。

健康な人がおやつとして食べるには、少々食べ過ぎても問題
はないですが、幼児や高齢者などカフェインやテオブロミンに
過敏な人は注意が必要です。

特に気をつけるべき人は、喘息などの病気があり、気管支拡張薬
でテオフィリンなどの医薬品を使用している人です。

気管支拡張作用が強くなり過ぎますので注意が必要です。

元気ナースは毎日コーヒーやお茶を飲んでなれているし、
高カカオチョコレートは1日、10~30g程度しか食べない
ので、悪い影響はないようです。

◆高カカオチョコレート摂取量の目安

では、高カカオチョコレートが食べ過ぎにならない量は
どれぐらいなのでしょう。

株式会社 明治・愛知県蒲郡市・愛知学院大学の産官学の
共同で実施したチョコレート摂取による健康効果に関する
実証研究によると、

カカオ分72%のチョコレートを毎日一定量
(1日25g、約150kcal)を45~69歳までの347人
(男性123人、女性224人)に4週間食べてもらった結果、

・血圧低下
・善玉コレステロール(HDL)値上昇
・脳細胞を増やすBDNF(脳由来神経栄養因子)の上昇
・動脈硬化の改善を示す炎症指標と酸化ストレス指標の低下
・精神的にも肉体的にも活動的になった
 
ことが新たに確認されたとのこと。

つまり、高カカオチョコレートの摂取量の目安は
1日25g(一口サイズ5gを5枚)ということですね。

高カカオチョコレート25gで約150kcalですから、太るのでは
ないかと心配になりますが、

なんと、この研究では、
メタボリック症候群につながる体重や体格指数(BMI)などの数値
増加しなかったといいますから、良かったです。安心しました。

それにしても高カカオチョコレートの健康効果はすごいですね。
食べすぎないようにして毎日食べるべきです。

参照:高カカオチョコレート摂取が動脈硬化などにかかわる生体指標
を改善することを確認 国際医学雑誌に論文掲載
https://kyodonewsprwire.jp/release/201811220677

◆高カカオチョコレートを食べる時間は

メーカー(明治)によると
健康成分であるポリフェノールには色々な種類がありますが、
いずれも体内にとどめておくことができません。

ポリフェノールは高カカオチョコレートを食べてから2時間後
に血中濃度が最高になり、徐々に体外に排出されて24時間後
にはほとんどなくなります。

したがって、ひとくちサイズ(5g)を1日3~5枚、数回
に分けて食べるのが効果的だと推奨しています。

それに、肝臓の脂肪肝予防および治療には、
食前に高カカオチョコレートを食べるのが効果的なので、

朝食前と昼食前に2枚ずつ、午後3時頃に1枚食べるのが
よさそうですね。

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