健康長寿の秘訣は!スプーン1杯の○○を毎日食事にかけるだけ

2019年4月23日(火)のTBS「この差ってなんですか」で

元気ご長寿が毎日食事にかけているスプーン1杯の健康食材が
walking_group.pngウォーキング
紹介されました。

その食材は、アマニ油・お酢・ごまの3種類です。
1人で3種類を摂取するのではなく、
1人で一種類でいいのです。

「元気で長生き」を研究している元気ナースは
この3種類の食材がなぜ健康長寿に役立つのか

番組だけではなく、他の情報も調べてみましたので
お知らせします。

◆アマニ油について

❖番組で紹介された90歳の健康長寿者

埼玉県で90歳の戸張静夫さん(男性)は、今もお元気で
けん玉を子どもたちに指導しておられます。

一人暮らしで食事もご自分で作っていて、アマニ油を加熱せず、
毎日小さじ1杯(5cc)をサラダなどにかけて食べています。

戸張さんは健康で、中性脂肪、血圧も正常値で、
血流も良いそうです。

下半身を鍛えるために、毎日30回のスクワットも欠かさない
のも健康長寿の秘訣かもしれませんね。

❖アマニ油の効果効能

アマニ油は亜麻仁(アマニ)という花の種からとった油で、
α-リノレン酸を多く含むのが特徴です。

α-リノレン酸は体内でEPAに変化するので
中性脂肪を減らし、血液を固まりにくくしたり、
炎症をおさえたりする効果があります。

その結果、動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞・高血圧などの予防効果
が知られています。

※EPAとはエイコサペンタエン酸のことで
サケ、サバ、イワシなどに含まれる油状の物質です。
(精選版 日本国語大辞典の解説より)

最近日本人は魚をあまり食べなくなったので、EPAが不足気味で
あると言われています。

番組ではアマニ油のα-リノレン酸含有量はオリーブオイルの95倍で
あると言っていましたから、EPA補給にはアマニ油の方が効率的ですね。

現在、魚をたくさん食べるのはかなり大変ですから、
アマニ油で簡単に、EPAが摂取できるのは便利です。

❖アマニ油の注意点

アマニ油に含まれているα-リノレン酸は非常に酸化されやすいので
熱したり、光に当ててはいけません。

アマニ油は焼く、炒める、揚げるなどの調理には使用しないこと。
陽の当たらない暗所に保管し、開封したら、なるべく早めに使い切る
ことが大切です。

アマニ油は一日小さじ1杯以下を摂取するようにと言われていますが、
その理由は、カロリーが高いだけでなく、血液をサラサラにする作用
のために多量に摂取すると、出血傾向になる危険があるからです。

アマニ油小さじ1杯にはおよそ2.5gのα-リノレン酸が含まれています。
1日3g以上の摂取では注意が必要とのこと。

手術や、抜歯の場合は医師と相談して数日前から服用を中止する必要
があるそうです。

●参考文献
全日本民医連 くすりの話194サプリメント編摂り過ぎると危ない魚油成分

◆お酢について

❖番組で紹介された103歳の健康長寿者

103歳の瀬戸アキさん(女性)も、 身の回りの自分のことは自分でやる健康長寿者です。 瀬戸さんは、お酢をスプーン1杯どころか、数杯、 色々な食事にかけて食べておられました。

お酢だけで飲むのは酸っぱいし、胃の具合が悪くなったりして、難しいですが、
食事に少量ずつかけて食べるのはとても良い方法だとのこと。

❖お酢の効果効能

番組で紹介されたお酢の効果・効能は
疲労回復や代謝力向上だけでしたが、もっとあると思っていたので
ちょっと調べてみました。

●タマノイ酢株式会社 「お酢の効果・効能」では

・便秘改善のお手伝い
・疲労回復のお手伝い
・内臓脂肪を減らす効果
・ガン抑制効果
・高血圧抑制効果
・食欲増進作用のお手伝い
・血中脂質低下

そのほか食以外にも、お酢の殺菌作用や酸性効果で
・掃除
・リンス・洗顔
・洗濯(柔軟剤のかわり)
・切り花、観葉植物の殺菌
・生ゴミの殺菌、臭い消し
・水虫対策
・シールはがし
・まな板、布巾の殺菌

などがあります。
また

●株式会社日京クリエイトでは

◎高血圧、糖尿病、動脈硬化などの病気を予防する酢の効果 
・内臓脂肪を減らしてくれる
・血圧の上昇を抑えてくれる
・中性脂肪を下げてくれる
・血糖値を下げてくれる

酢は食事をおいしくする?意外な食に対する効能とは
酢は健康的な効果の他に、食事をおいしく食べることのできる効能も備わっています。

◎食事がおいしくなる酢の効能
・減塩料理のうまみ増幅
・胃腸の活性化
・食欲増進

<さらにうれしい酢のプラス効果>
◎カルシウムの吸収率UP
酢の中の酢酸が、カルシウムを酢酸カルシウムに変化させ、吸収率がUPします。

❖注目すべきお酢の効果・効能

これらの中で注目されるのはタマノイ酢株式会社の
ガン抑制効果、株式会社日京クリエイトの血糖値を下げることと
カルシウムの吸収率アップです。

●ガン抑制効果について

タマノイ酢株式会社によると
京都大学とのマウスを使った共同研究で、黒酢には長期間摂り続けると、
大腸がんを予防する成分があることがわかったとのこと。

さらに調べてみるとこの成分は
アポトーシスという成分で、がん細胞の増殖を抑制し、
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させるとのこと。

参考サイト:黒酢もろみ末による大腸癌の抑制効果より
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspen/22/3/22_3_337/_pdf

●血糖値を下げる効果についてはこちら⇓

ミツカン公式ページ食後の血糖値上昇を緩やかに
https://www.mizkan.co.jp/company/health/report/04.html

血糖値を下げるには酢玉ねぎがさらにいいそうです。

●カルシウムの吸収率アップ

カルシウムの吸収率アップは高齢者の骨粗しょう症の予防に
も良いですね。

お酢の効能効果もすごいです。

❖お酢の注意点

こんなにすごいお酢にも注意点があります。

お酢には酢酸(さくさん)という酸が含まれているので、
歯の表面のエナメル質を多少溶かしたり、胃腸の内膜を
刺激して荒らしてしまうおそれがあります。

そのため、なるべく調味料として使い、
103歳の瀬戸さんのように、少量ずつ食事にかけて摂取し
原液で飲むのはやめましょう。

どうしてもお酢を飲みたいときは、刺激がない程度に
水や炭酸で薄めて飲むことです。

そして、お酢を飲んだり食べたりした後はうがいをするのが
最良です。

◆ごまについて

❖番組で紹介された109歳の健康長寿者の日常

番組最高齢109歳の、飯田酉之助(いいだとりのすけ)さん にはびっくりしました。

109歳なのに、すっと立ち、頭の白髪もふさふさで、頭脳明晰。
明治42年生まれですから、明治・大正・昭和・平成・令和と
5元号にわたって生きておられる。

その間、関東大震災、2.2.6事件、前回の東京オリンピックも
記憶されていて、109年の人生で一番驚いたのは、人類初の
月面着陸だとおっしゃいました。

私(元気ナース)は派遣看護師になってから、たくさんの
老人施設で100歳以上の人にも多くお会いしましたが、

飯田酉之助さんほど、頭も身体もしっかりしている方には
お会いしたことがありません。

飯田酉之助さんは家事や庭仕事の他に、昔紳士服の仕立てを
90歳までやっていたとかで、アイロンがけや針仕事までできるのです。

ただただ驚きました。

さて、そんな飯田酉之助さんの健康長寿の秘訣は「ゴマ」でした。
なんと100年以上も食べ続けておられるそうです。

 

❖飯田酉之助さん(109歳の)のゴマの食べ方

飯田酉之助さんは、いりごまやスリゴマを、毎日、ご飯や
味噌汁、サラダや煮物など様々な食事にふりかけて食べています。

番組で見たところ、ふつうのスプーン(10ml)で6杯ぐらいかけています。

番組のテーマのスプーン1杯以上ですね。
大さじ(1杯15ml)にしたら4杯でしょうか。

いりごまやすりゴマ以外にもお手製のごまドレッシングにしても
食べています。

よほどゴマがお好きなのでしょう。ゴマの香ばしい香りが良くて
続いているとのことでした。

ゴマを食べる習慣は、飯田酉之助さんのお父さんから始まったそうで
家族みんなも食べるようになって、ご兄弟から玄孫(やしゃご)まで
お元気なのには驚きです。

 

❖ゴマの効果・効能

●番組でのゴマの効果

ゴマには骨を丈夫にするカルシウムとマグネシウムが含まれており

ゴマ6杯分だと
牛乳コップ2杯分のカルシウムと、納豆1パックのマグネシウムを
取り入れている事になると言っていました。

一般的に、牛乳コップ1杯(200ml)のカルシウムはゴマ大さじ2杯と
されていますので、番組の飯田酉之助さんのスプーンはやはり10ml
の大きさだと思われます。

また
ビタミンKを含む小松菜のおひたしにごまをかけると良いと。

ビタミンKはカルシウムとマグネシウムを結びつかせ、
もろくなった骨を埋めて丈夫にする働きがあるとも言っていました。

●ウィキペディアでのゴマの効果・効能

・ゴマはカルシウム、マグネシウム、鉄、リン、亜鉛等のミネラル
を多く含むので、骨粗しょう症の予防や貧血の改善に効果がある。

セサミンを代表とするゴマリグナンは抗酸化物質として働き、
活性酸素が体内で生成されるのを抑え、肝臓機能を強化し、
細胞の老化やガン化を抑制する作用がある。

・脂質はオレイン酸とリノール酸が80%で、タンパク質も豊富。
コレステロール抑制にも効果がある。

・ナイアシン、ビタミンA、B1、B2、B6、Eや葉酸等のビタミン類も
豊富である。

※ゴマの効果・効能について、ゴマの種類でほとんど差はないそうです。

参考文献:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%9E

 

❖ゴマの注意点

ゴマはすり鉢などですりつぶしてペースト状にして食べる方が 吸収率がアップします。

ゴマはビタミンKを含む小松菜や納豆と一緒に食べると、

カルシウムとマグネシウムが結合して、骨が丈夫になります。

副作用はほとんどないそうですが、脂質が多すぎてはいけないので
飯田酉之助さんのように大さじ4杯までとしましょう。

サプリメントは容量を守って飲み過ぎにならないようにすることです。

◆まとめ

90歳から109歳までの健康長寿の人たちの健康法は、
アマニ油、お酢、ゴマのどれかを、毎日スプーン1杯、
食事にかけて食べることでした。

それによって動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞・高血圧・糖尿病
ガン、骨粗しょう症、などの予防効果を得るので、より
健康で長生きするのではないかと思われます。

3人の健康長寿者は、毎日一種類だけ同じものをかけて食べて
いましたが、どうしたものでしょう。

迷ってしまいますね。

最高齢の飯田酉之助さん(109歳)がすごいので、ゴマにしようか
と思います。

アマニ油やお酢も時々はかけるようにします。

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